お茶の時間 (2018 October )
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My俳句手帖(復刻版)
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☆ 愛らしく程よくじゃれてしっぽ振り適度に吠えるロボットの犬 (東京都 森田 文康)

☆ 秋麗の白樺並木鳥語充つ (ドイツ ハルツォーク洋子)

☆ 若い父が住む特養に吾が母校の吹奏楽部が演奏する秋 (横浜市 飯島 幹也)

☆ 望郷の団栗の独楽回しけり (高槻市 日下 總一)
☆ サヨナラと口にするとき唇と唇は触れぬこそさみしけれ (横浜市 小林 瑞枝)

☆ 根気よく栗むく背をおそれけり (群馬県東吾妻町 酒井 大岳)

☆ 〈甲斐国胡桃〉献上の木簡を想いつつ割る故郷のくるみ (川西市 青柳 正也)

☆ 評判の理系の姉妹実むらさき (本巣市 清水 宏晏)
☆ 人群れて煙さもけぶし河原での芋煮会とふ山形の秋 (山形市 熊谷 瑶子)

☆ 木犀の星屑のごと撒かれをり (東大和市 杉山 利一)

☆ 親しげにウラジミールと名を呼ぶも語ることなし北方四島 (小平市 北川 泰三)

☆ 蓑虫も淋しき時は空を見る (藤沢市 青木 敏行)
☆ 首の骨わたしと同じ七つとうキリンの首のはるけき自由 (新潟市 折笠 瑞枝)

☆ 一雨に風湧き立ちて萩白し (姫路市 中西 あい)

☆ サザエさんちびまる子ちゃん去り行きて昭和平成確かに終わる (筑紫野市 二宮 正博)

☆ 流星や恐竜絶えし星に生く (尾道市 堀川 弘)
☆ 日本語がたどたどしくて可愛いくて強くてすごいなおみに拍手 (熊本市 徳丸 征子)

☆ どの木にも静かに木の実育ちをり (岡山県早島町 富阪 宏己)

☆ 原潜の前触れもなく入りくる黄砂にけむり小雨ふるなか (西海市 原田 覚)

☆ 全身癌全身女優秋に逝く (高岡市 池田 典恵)
☆ アボガドをバターのやうに食みゆけば逆さの顔のスプーンに写る (直方市 永井 雅子

☆ 無花果や花びらの無き花を食ふ (春日部市 川崎 康弘)

☆ 蓋が開き立てば流れるトイレには不気味があって怪談がない (名古屋市 今出 公志)

☆ 「考へる人」歩き出す暑さかな (町田市 山岸 壮吉)
☆ 故郷を思うアムロに反日というレッテル貼るや悲しき (東京都 三井 正夫)

☆ 秋蝶と一緒に上る天主堂 (西海市 前田 一草)

☆ 〈ボニータ〉と名付けた栗鼠を飼い慣らし膝で餌をやる獄庭の木影に (アメリカ 郷 隼人)

☆ 瀬戸内の島それぞれに秋の色 (神戸市 岸田 健)
☆ シュロの葉を団扇のように編む父の蠅叩きありき夏の香のせり (松戸市 猪野 富子)

☆ 台風は一つ目小僧来るぞ来るぞ (中間市 松浦 都)

☆ 「スーチー」と今は呼び捨てにしておこうロヒンギャ難民帰国するまで (近江八幡市 寺下 吉則)
