お茶の時間 (2013 July )       トップへ

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☆ そおろりと うらしま草は 糸を垂る 風の凪ぎたる 草生の上に        (秋田市 斎藤 康子)










  ☆ あぢさゐに 顔埋めたる 童女かな        (奈良市 帷子 黎子)










☆ ジャカランダ 散りつぐ道の むらさきの 水無月あはき 巴里の空かな        (フランス 松浦 のぶこ)



















☆ 気のつけば 本格的な 夏であり        (横浜市 込宮 正一)


















☆ 次郎長も 片目の 森の石松も 仰ぎし大富士 世界遺産に        (大阪府 金 忠亀)










  ☆ 蓮咲いて 水のあること 忘れたる        (熊本市 永野 由美子)










☆ ゆるキャラが 復興費着て 踊ってる エ〜じゃないか エじゃないかと        (西海市 前田 一揆)



















☆ 浴衣着て 風に吹かれて みたくなる        (東京都 藤森 荘吉)


















☆ 遺言を 残して散った 紫陽花は 「優しい雨が恋しかったの」        (大牟田市 井上 一雄)










  ☆ 重たしや 安値で書ひし 大西瓜        (志摩市 田島 もり)










☆ 思い出の ひとつひとつが 青臭い 青臭いから 思い出になる        (館林市 阿部 芳夫)
















☆ ソリストは 普通のマダム 音滴る        (秩父市 浅賀 信太郎)
















☆ ここまでが 人生なのか これからが 人生なのか 睡魔の来つつ        (名古屋市 和田 紀元)










  ☆ 留守となり 久しき庭に 百合の花        (芦屋市 田中 節夫)










☆ 手のひらの ほうが触れれば 後戻り できなくなるのは わかっていたけど        (名古屋市 杉 大輔)
















☆ 花水木 何で二階に 来たんだっけ        (我孫子市 藤崎 幸恵)
















☆ サイコロに 西瓜を切って 売っている スーパーのなか 夏はきにけり        (摂津市 内山 豊子)










  ☆ 紫の 風より入る 菖蒲苑        (柏原市 早川 水鳥)










☆ 唐黍を 麦わらもやし 焼く母の 諸肌ぬぎの 遠き夏の日        (埼玉県 小林 光)
















☆ 紫の 絞り重たき 花菖蒲        (大阪市 行者 婉)
















☆ 奈良公園の 鹿にペコリと おじぎされ いっしょに頭を 下げるわたし        (名古屋市 中村 桃子)










  ☆ 埋めること 出来ぬ虚空や 蓮浮葉        (熊谷市 時田 幻椏)










☆ 種が継ぎ スミレ苧環 花ざかり 放置のままの 除染待つ庭        (福島市 澤 正宏)
















☆ 悲鳴あげ 指舐め妻の 薔薇手入れ        (相模原市 石田 わたる)
















☆ 大阪は にぎやかな街 夕日さえ 明るく沈む 「ほな、さいなら」と        (富山市 松田 梨子)










  ☆ 茎立ちの つひに一花 咲かせたる        (岡山市 三好 泥子)










☆ マイ包丁 ついに手に入れ 修行中 のれんの色も もう決めちゃった        (富山市 松田 わこ)
















☆ 引けば草 掘れば薬草 園日和        (佐賀県有田町 松尾 鉄仙)
















☆ 中腹に ゴルフ場あり 上流は 蛍無数で 下流は絶えて        (香取市 中野 弘)










  ☆ 紫陽花や 無住寺に在る 僧の墓        (静岡市 西川 裕通)










☆ 待たせたい 私と 待ちたくない 君と 睡蓮の花 眺めていたり        (加賀市 敷田 八千代)