お茶の時間 (2012 Octorber )       トップへ

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☆ ハードルの 練習に行った 帰り道 人なつっこい 蝶に出会った        (富山市 松田 わこ)










  ☆ ふるさとに 根下ろし 秋の虹立ちぬ        (東京都 望月 喜久代)










☆ 火の国の 火を噴く阿蘇に 秋は来ぬ 梅鉢草の ま白に咲きて        (大分市 岩永 知子)
















☆ 紅さして 吾も花なり 藪枯らし
        (小平市 小松 明)
















☆ 鶏頭も 時鳥も咲き 鵯(ヒヨドリ)花・鷺草咲く庭 カラスウリ赤し        (松戸市 猪野 富子)










  ☆ 絵の中の 花野に迷ひ こみにけり        (米沢市 草刈 邦雄)










☆ 「もういねや」と 古語で喧嘩する 伊予の子の コスモス畑に 夕陽が注ぐ        (松山市 豊田 里恵)



















☆ 考へて ばかりの像に 暮れ早し
        (南相馬市 山崎 秀夫)
















☆ 栗おこわ 届けてくれた ばあちゃんに 言わないでおく 熱が出たこと        (富山市 松田 わこ)










  ☆ 遠山に 回る風車や 雲の峰        (石井 阿部 敏弘)










☆ さみしさを 隠した私を どうか君 笑わないでね 見つけないでね         (奈良市 石井 順子)



















☆ 庶民には たかが電球 LED
        (高松 渡辺 秀子)
















☆ あやまちて 指触れたるを 送信ボタンの 律儀さ ざんざん残暑        (宝塚市 櫂  裕子)










  ☆ 太股が 何より自慢 かまどうま        (高崎市 松島 律子)










☆ もどりたい あなたを好きに なる前の 平らな私と 平らな日々に         (船橋市 鈴木 敦子)

















☆ 曼珠沙華 天意のままに 咲き揃ふ
        (奈良市 田村 英一)
















☆ 兄弟牆(カキ)に せめぎて外の 侮りを 防がずば奪わる かの島この島        (新潟市 丸山  一)










  ☆ 湯上りに 弦月のごと 反る裸身        (神戸市 野中 智永子)










☆ 「さびしい」って さきにいわれて しまったら なにもいえずに うなずいている        (瀬戸内市 児山 たつ子)

















☆ これ以上 もう吐けません 煙茸
        (志摩市 田島 もり)
















☆ 今日こそは 地球のカラを 破るぞと 県庁前の 噴水は元気        (富山市 松田 わこ)










  ☆ 蕾摘み 一つを残す 菊の世話        (橿原市 山田 誠一)










☆ 雷が とどろく夜は 妹と 魔女や魔法の 話して眠る       (富山市 松田 梨子)















☆ 縄文人 食せし木の実 降りにけり
        (糸魚川市 砂山 泰彦)
















☆ どんな服 着てたっけホラ こうやって 思い出からも あなたは消えてく        (北上市 小田島 絹)










  ☆ 鶏頭の 日を吸ひ尽くしゐて 昏し        (柏原市 早川 水鳥)










☆ 大切な ひとりの女 幸せに できない 光源氏と誰か        (東京都 寺澤 あつこ)















☆ 南大門 影黒々と 残暑かな
        (奈良市 広田 頼彦)
















☆ 川のぼる 鯊と岸辺に 釣る人と 確かな均衡 ありて秋なり        (浜松市 松井 恵)










  ☆ 日射しより 風の似合いて 秋桜         (札幌市 武田 一女)










☆ 竹島の あたりを泳いだ かも知れぬ 魚に醤油と すだちかけて喰う        (神戸市 北野 中)