お茶の時間 (2013 June )       トップへ

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  ☆ かゆい所に 足の届かぬ 仔猫かな        (長崎市 牧野 弘志)










☆ 列島の ま中のくぼみ 原発の 集中地帯 仏像あまた        (小浜市 四方 幸子)

















☆ あの世にも 咲いてゐさうな 山法師        (吹田市 笠行 信子)
















☆ その人が 妻と言うとき 泳がせる 視線の先に 咲き匂う花        (松坂市 こやま はつみ)










  ☆ アジサイが 泣いている 梅雨のズル休み        (東京都 三神 直)










☆ 広告を 見ながら入居 考える 希望のホームは いつも見るだけ        (戸田市 椎橋 重雄)

















☆ 父の日を 要らぬと言えば 偽善めく        (諫早市 麻生 勝行)
















☆ カサブランカの 莟に湧きたる アブラムシを てんとうむしが 食いつくしたり        (松戸市 猪野 富子)










  ☆ 太鼓打つ 荒ぶる山車に 身を縛り        (神戸市 内田 あさ子)










☆ プランターの 苺はどれも 小粒です 一粒一粒 愛情込めた        (横浜市 高橋 理沙子)
















☆ 大揚羽 石庭の海 まほろばに        (松戸市 大井 東一路)















☆ なぁラッキー、 お前はいいな こうやって 頭をなでて くれる人いて        (北上市 小田島 絹)










  ☆ ながら読書 危ないですよ 尊徳氏        (名古屋市 金澤 市兵衛)










☆ 十二時の ニコライ堂の 鐘の音 少し濁りて 東京らしさ        (館林市 阿部 芳夫)
















☆ 自転車の 前に後ろに 子供の日        (芦屋市 高杉 靖子)















☆ 原発の 事故はなかった ことにする そんな動きが じわりと見えて        (坂戸市 山崎 波浪)










  ☆ 千畳の 縮れたためる 卯浪かな        (西宮市 黒田 國義)










☆ コンピューター 六八〇台と 戦うは たった一コの 棋士の脳みそ        (下関市 中野 麻保)
















☆ 薔薇手入れ 園丁棘と たたかへる        (福山市 広川 良子)















図書室で 借りたい本は 決まってる まっすぐ棚へ 『火の鳥十巻』        (京都市 室 文子)










  ☆ 我が庭に 大き過ぎたる 牡丹かな        (米子市 中村 襄介)










☆ 谷行けば 咲くまんさくの 花の黄の 淡き明るさ 廃屋の庭        (長野県 根橋 京子)
















☆ 時は今 五月の富士の 誇らしさ        (中津市 水谷 純一郎)















☆ 下北の 原燃原発 見下ろして 安全無限の 風車が回る        (三沢市 遠藤 知夫)










  ☆ たまゆらの 一会嬉しき 華鬘草        (神戸市 岸田 健)










☆ 九が好き 憲法九条 坂本九 第九合唱 野球の九回        (新潟市 伊藤 敏)



















☆ 葱坊主 ポキツと老婆 背伸びする        (坂戸市 寺澤 潔)















☆ 散り残る 薄紫の 藤の花 名残りといふは 優しきことば         (岐阜市 後藤 進)










  ☆ ぶらんこの 届かぬ空の ありにけり        (新潟市 岩田 桂)










☆ ちはやぶる 春の女神の 気まぐれの 烈風に負けず ミニスカートはく        (神戸市 野中 智永子)