お茶の時間 (2013 January )       トップへ

Counter from 2011/06/30        Last update 2013/01/31
過去のログはこちら→     【2013年】   01
                       【2012年】   12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01
                        【2011年】   12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01
                         【2010年】   12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01

                          【2009年】   12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01
                           【2008年】   12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01
                            【2007年】  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01
                             【2006年】  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01

                              【2005年】  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01
                               【2004年】  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01
                                【2003年】  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01
                                 【2002年】  12  11  10









☆ 美しく 枝分かれして 大欅 冬の銀河を 瞬かせをり        (熊谷市 内野 修)










  ☆ 来るはずと 袋に名前 祝箸        (東京都 宮内 曳光)










☆ 霜に打たれ 甘くなりたる キャベツ採る 夕べ聞こゆる 牛小屋のこゑ        (伊那市 小林 勝幸)
















☆ 冬夕焼 実家はいつも 恥ずかしそう        (清瀬市 峠谷 清広)
















☆ 直球の 僕の気持ちを 見送って ふり向きざまに 君は微笑む        (東京都 上田 幸介)










  ☆ 予約して 師走の帰心 急く空路        (大阪市 真城 蘭郷)










☆ 鹿さえも 酔うて静まる 飛火野に やわらかな雪 しんしんとつもる        (奈良市 田村 英一)




















☆ 露の手を 合わす湖北の 観世音        (高槻市 会田 仁子)
















☆ トーストの 焦げ目でさえも ふるさとの 地図に見えてる 明日は帰るね        (富士市 越湖 美紀枝)










  ☆ あの樹だけ 雀百生り 枯木立        (札幌市 樋山 ミチ子)










☆ 山頭火の 句碑濡れてたつ 雲辺寺 冬の遍路が 荷をゆすり行く        (新居浜市 東 京子)
















☆ 惑星に 光の届く 寒さかな        (静岡市 松村 史基)
















☆ ”ちょうど今 生きているんだ” 手に抱いた ハトがしっかり 私を見つめ        (太宰府市 須田 紫野)










  ☆ 日向ぼこ 皆へうきんな 干支のへび        (倉敷市 米元 ひとみ)










☆ 二百人 舞台に上がり 二百人 歌い始める 指揮者の背中        (館林市 阿部 芳夫)
















☆ 玉砂利を ふめば今年の 音がする        (神戸市 森木 道典)
















☆ 行間を 読めとばかりに 冬木立        (米子市 中村 襄介)










  ☆ 少女等や 巫女に憧れ 年の暮        (横浜市 せきね きよし)










☆ 消去法 何度も何度も くり返し 支持政党が まだ決められず        (春日井市 伊東 紀美子)
















☆ 大根と 人参仲良く 並びけり        (横浜市 有村 次夫)
















☆ ポインセチアの 鉢二つ売り 行商の 老爺は去りぬ 雪の降るなか        (稚内市 藤林 正則)










  ☆ 七五三 小さき龍馬の 如く立ち        (さいたま市 斎藤 紀子)










☆ しっとりと 「くまのプーさん」 ジャズで弾く 甘えん坊の はずの妹        (富山市 松田 梨子)
















☆ ニュートンの りんご私の 散紅葉        (福津市 松崎 佐)
















☆ 新幹線 乗った途端に 父になる 単身赴任の 君の週末        (江南市 村瀬 雅美)










  ☆ うたかたや 何処まで流れゆく 秋ぞ        (いわき市 馬目 空)










☆ ねえちゃんは 去年とそんなに 変わらない サンタに手紙を 書かない以外は        (富山市 松田 わこ)
















☆ 落葉焚 昨日も今日も 灰となり        (安城市 稲垣 雄二)
















☆ 赤き実を 少し食べすぎたる 鳥も 群れに混じりて 空を飛ぶらん        (八王子市 瀧上 裕幸)










  ☆ 雪吊や 風の奏づる 縄の張り        (京都市 奥田 まゆみ)










☆ 大根が 肩出し腹出し 肉体美 ほこりて吾に 収穫せまる        (青森県 一ノ渡 )