お茶の時間 (2014 June )       トップへ

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  ☆ ここまでも 津波来し碑に 草青む        (香芝市 中村 翠孝)










☆ 新しい 私に会って みたくなり 入部を決めた 自然科学部        (富山市 松田 梨子)





















☆ ひらがなの やうに仔猫ら ねむりけり        (大阪市 大塚 俊雄)


















☆ バス停に バス待てば いつも寄ってくる 鶏を ここしばらく見ない        (茨城県 宮崎 江美)










  ☆ 鉄線花 風強くなる 夕べかな        (我孫子市 大賀 初太)










☆ 「ごめんね」が 上手く言えない 朝だから 温め直す コーンポタージュ        (平塚市 小林 真希子)
















☆ 芍薬は 家庭訪問 ころの花        (高崎市 岡田 トミ子)
















☆ たくさんの 二円のうさぎが ほのぼのと ポストのなかに おすわりしてる        (仙台市 江川 森歩)










  ☆ 牡丹剪り 空の青さを 切り取りぬ        (堺市 吉田 敦子)










☆ 自分のみ 適量としか 指示がなく いつもなにげに 不満な胡椒        (東京都 武藤 義哉)
















☆ 黒揚羽 麒麟の耳に 囁ける        (福岡市 松尾 康乃)     














☆ 待つことの しあわせ 思い出したくて 明日咲きそうな 黄薔薇を探す        (平塚市 小林 真希子)










  ☆ 雲形や 馬・牛・狐・宇宙人        (札幌市 藤林 正則)










☆ 盛り過ぎ 花開きたる チューリップ 蝶が飛び来て 寄らずに去りゆく        (東京都 松井 和治)

















☆ パンジーに 風のさざなみ 切れ目なし     (東京都 望月 喜久代)














☆ 指示どおり ベルを鳴らして うるさいと 叱られている 目覚し時計        (さいたま市 今井 正博)










  ☆ 雨の日の 朴の白さで ありにけり        (鹿児島市 青野 迦葉)










☆ 石臼に たまる雨水に 映る黄の 色あざやかに 山吹の花        (富田林市 芝 志奈子)


















☆ 知的なる 少女の裸像 聖五月        (いわき市 馬目 空)




     (森本草介画)












☆ 見られても 見られなくても 踏まれても 踏まれなくても 片喰の花        (八千代市 砂川 荘一)










  ☆ 鈴蘭の 風に音無き 音のあり        (米子市 中村 襄介)










☆ 植物の ふた葉がそっと 開くような まだ朝早い 静かさが好き        (鎌倉市 小島 陽子)




















☆ 君子蘭 玄関狭く なりにけり        (松山市 石橋 美穂子)

















☆ 満天星の 垣根を越えて 甲高き 声の近付く やはりうちの児        (小平市 栗原 良子)










  ☆ 花日和 埴輪の馬を 見つめゐし        (蓮田市 早津 秀男)










☆ 菖蒲園に 行ったのですが「亀!亀!」と 連れは大はしゃぎ 風情どころでは        (東京都 上田 結香)

















☆ 紫と 白と同じ香 ライラック        (北見市 藤瀬 正美)

















☆ 噴水の 穂先が空に 弾かれて 弾かれて落ち 街ははや夏        (坂戸市 山崎 波浪)










  ☆ 牡丹の咲く 待つ長さ 散る早さ        (岩倉市 村瀬 みさを)










☆ 陽炎の 中から遍路 あらはれて また陽炎に 白衣溶けゆく        (東京都 大村 森美)