お茶の時間 (2014 April )       トップへ

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  ☆ はくれんはさよならというかたちです        (熊本市 近藤 史紀)











☆ 妻の名の 弥生にひらく 黄水仙 夜の厨の かたすみともす        (霧島市 久野 茂樹)

















☆ 桃の花 大和の国に 少女あり        (うきは市 江藤 哲男)
















☆ 雛出す日 芝生の中の クロッカス 雪洞のごと 蕾をひらく        (千葉市 西村 恵子)










  ☆ 乱れたる 気象にも 花ゆるぎなく        (枚方市 中嶋 陽太)










☆ 日本に 生まれし不運 犬ふぐり 青い真珠と 呼ぶ国のあり        (町田市 風間 良富)

















☆ 枕丁の 香を折りたたむ 紺の傘        (東京都 後藤 博行)
















☆ 国境の 空を自由に 往き来する 隠密(ステルス)・幽霊(ファントム)・玄鳥(ツバクラメ)かな        (さくら市 大場 公史)










  ☆ 福島を 逃れし人と 土筆摘む        (山口市 浜村 匡子)










☆ 春あさき 雑木林の 奥ふかく あづまいちげは ひそやかに咲く        (東京都 山登 吉彦)

















☆ ほろほろと 空気ほどけて 春になる        (東京都 藤森 壮吉)
















☆ 三椏の 咲く道の辺に 紙漉きの 家ほの白し 水のにほひす        (浜松市 松井 恵)










  ☆ 瓦礫にも 心あるらし すみれ咲く        (備前市 石谷 みち女)










☆ いつしても何度やっても幸せだ 制服のリボン結ぶ練習       (富山市 松田 わこ)

















☆ 流水の きしむ音 聴くだけの旅        (東京都 青木 佳子)
















☆ 待つことの よろこび覚えた 春の日に バターナイフを とろとろ洗う       (瀬戸内市 安良田 梨湖)










  ☆ 黄水仙 それぞれの向き 嫋やかに        (郡山市 長谷川 朗徹)










☆ ひなまつり はなれて暮らす ばあちゃんの 手紙に入れた 桃の花びら        (名古屋市 中村 桃子)





















☆ 太陽の 赤を深めて 牡丹の芽        (神戸市 玉手 のり子)
















☆ ちこくしそうな 朝だけ通る内緒道 私とパパの 二人の近道       (西宮市 室 文子)










  ☆ 子等はみな 頭でっかち つくしんぼ        (神戸市 涌羅 由美)










☆ 「一両目に乗っています」と あなたから メール届いて この街は春        (瀬戸内市 安良田 梨湖)

















☆ 街中が マシュマロのごと 雪の朝       (東京都 大木 瞳)
















☆ 雪晴れの 光の春に 早春賦 ハミングしつつ 硝子戸を拭く        (四街道市 福本 英子)










  ☆ 五十センチで 閉じ込められし 春の雪        (秩父市 浅賀 信太郎)










☆ 一本の 補助線引けば 解けたのに 気づかなかった 恋というもの        (宮崎市 木許 裕夫)

















☆ 貝母咲き 病状すこし よき方へ        (熊本市 永野 由美子)
















☆ 蓄音器巻きて 昭和を懐かしむ 「雨の夜汽車」の汽笛の音を       (大分市 児玉 直)










  ☆ 春時雨 清少納言に 傘を差す        (飯塚市 釋 蜩硯)








☆ 小六で 人生決まっちゃ たまらない ゆずりたくない 第一志望        (名古屋市 中村 桃子)