お茶の時間 (2014 May )       トップへ

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☆ 次の世に 花と生まれて きた時は 呼ばれてみたし 一人静と        (茨木市 瀬戸 順治)










  ☆ 幼来て ピンクいと云ふ 桃の花        (川崎市 井出 真知子)










☆ 深く吸ひ たんぽぽ吹けば ふうはりと 戻ってきたり われは孫なし        (所沢市 中津川 勒坐)




















☆ 全句集 春よ春よと めくるかな        (東京都 矢野 美与子)
















☆ 思ひ出し 笑ひの如く 風車風 行き過ぎてより 廻り初む        (東かがわ市 桑島 正樹)










  ☆ 日向にも 日陰にも咲き シャガの花        (八王子市 中尾 公一)










☆ こんな時 ばあちゃんが いてくれたなら 思い出せない 野の華の名まえ        (名古屋市 中村 桃子)




















☆ 図書館を 出て藤の道 帰りけり        (愛西市 小川 弘)
















☆ 白つつじ ふふふふうふ 溢れ出で 見知らぬまちを 訪ねたくなる        (さいたま市 箱石 敏子)










  ☆ 天井に 躍る潮影 観潮船        (川崎市 草川 喜正)










☆ 道の辺の 傾きおわす 野仏に 斜めになりて 手を合わせたり        (宇都宮市 合田 アヤ子)


















☆ 七曜の ジグザグ気温 ヒヤシンス        (埼玉県 小鹿原 君江)
















☆ クレーン車の 運転席に 弁当を 食ひつつをとこ 桜見てをり        (市原市 井原 茂明)










  ☆ 藤棚に 祝辞の練習 してをりぬ        (下田市 森本 幸平)










☆ 「誕生日おめでとう」って 伝えたいことも 恋する気持ちのひとつ        (堺市 一條 智美)

















☆ 法律は 蝶と言うより 熊ん蜂        (松戸市 大谷 昌弘)
















☆ 新しく なってしまった 校舎から 僕らの知らない 風の匂いが        (横浜市 水野 真由美)










  ☆ 父の名を 呼ばれ振り向く 花の寺        (三次市 佐藤 昌樹)










☆ もそもそと 春休みから 抜け出して ピリリと子らは 制服を着る        (富山市 松田 由紀子)



















☆ 甘茶仏 この頃変な 天を指す        (取手市 御厨 宏幸)
















☆ 梨子ちゃんは 梨子さんとなり 梨湖さんと 朝日歌壇に 並びてをりぬ        (東京都 足立 猛)










  ☆ 大桜 わが重心の 崩れけり        (長崎市 中村 昭夫)










☆ やんばるの 清きながれに 鯉幟 連ねてこの地区 基地にはあらず        (沖縄県 和田 静子)

















☆ 子が父と なりし早さよ 葱坊主        (尼崎市 ほりもとちか)
















☆ 老木の 根方の荒き 樹皮割りて こんな所より さくら花咲く        (日野市 手塚 兼夫)










  ☆ やはらかに 束ね花桃 出荷せり        (川崎市 堀尾 一夫)










☆ 風吹けば うなずき合いて 楽しげに たんぽぽたちは 女子会のよう        (東京都 河内 ふみ子)




















☆ 笑ふがごとく ぜんまいの 盛られけり        (横浜市 坂 守)
















☆ やっと手にした あこがれの 電子辞書 運命の人に 出会えた気分        (名古屋市 中村 桃子)










  ☆ 落椿 一樹のものと 思はれず        (大阪市 真城 蘭郷)










☆ 卒業が 近づいてきて 心にも ピンクの花びら 二枚三枚        (富山市 松田 わこ)