お茶の時間 (2017 May )
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My俳句手帖(復刻版)
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【2002年】 12
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☆ 茶畑を父より継がず持ち帰る一株の芽を食みほろ苦し (浜松市 松井 恵)
☆ 月光のさなかにひらく山法師 (川崎市 沼田 廣美)
☆ 三十六色の色鉛筆があるどれもおんなじ長さのままで (名古屋市 茶田 さわ香)
☆ 天空の棚田千枚鯉幟 (加古川市 森木 史子)
☆ 鯉のぼり泳ぐ五月の空はれていづこを行くやカールビンソン (長野県 井上 孝行)
☆ 端午の日かつて曽祖は鉄兜 (所沢市 小阪 進)
☆ 田起しの機械の前をただならぬ早さに走る一羽の雲雀 (山形県 佐藤 幹夫)
☆ 終着を吉野と決めて花の旅 (福山市 広川 良子)
☆ 恋瀬川すぎれば見える蓮根田水張り始む土浦は春 (ひたちなか市 富永 喜恵子)
☆ 桜蕊降るを踏みしめ女坂 (箕面市 藤堂 俊英)
☆ ポンふわりトンポンふわりトンふわりひろがる香りポップコーンだ (平塚市 木村 みつゑ)
☆ 亀鳴くを古池の水笑ひけり (芦屋市 瀬々 英雄)
☆ 昭和の日動物園に象老いて楡の木陰に目ばたきをする (宇治市 山本 明子)
☆ 花満ちて流れは見えず神田川 (横浜市 鍋島 武彦)
☆ 叶うならソプラノのパート歌いたし呪文のようなるアルトの旋律 (秩父市 畠山 時子)
☆ 白牡丹触れなんとせばこぼれけり (藤沢市 影山 澄江)
☆ バシバシと勢いのよき子供らの指し手に惑う将棋道場 (調布市 長山 弘)
☆ コロッケの美味しさうなる花の茶屋 (熊本市 南野 幸子)
☆ 連れられて盆栽村を訪ねれば外国のひとに魅力教わる (東京都 海老根 清)
☆ ウエストン忌槍も穂高も花曇 (川崎市 堅山 道助)
☆ 生と死を見つむる白き胡蝶蘭がん病棟のナースセンター (村上市 鈴木 正芳)
☆ しだれきてささめくやうな桜かな (東京都 船山 セツ子)
☆ 半分は中三半分は高一まぶしい原宿歩く春休み (富山市 松田 わこ)
☆ 戦あるなと田螺がこぞって囁きぬ (横浜市 本多 豊明)
☆ 新参の自動掃除器家中を探索し猫遠巻きに寄る (島田市 水辺 あお)
☆ ありもせぬ桜見に行く夢の中 (筑紫野市 二宮 正博)
☆ ドライブのフロントガラスの額縁に絵は純白の生の出羽富士 (鶴岡市 野沢 このみ)
☆ あちこちにソーラーパネル蝶舞へり (伊賀市 菅山 勇二)
☆ 参道にスローなジャズがながれきて安産絵馬がかたかたゆれる (東京都 青木 公正)
☆ 囀りを指揮するごとき大樹かな (ドイツ ハルツォーク 洋子)
☆ 血球のごとくライトを連ねゆく午前三時の日本の物流 (可児市 前川 泰信)