お茶の時間 (2016 July )
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My俳句手帖(復刻版)
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☆ 眠いのは十八歳の特徴かそれとも雲を見ていたせいか (富山市 松田 梨子)
☆ 炎天に取り残されし投手かな (川越市 渡邊 隆)
☆ 夏至の朝雨降りだしてハッチョウトンボ住む沼の辺りの風は冷たし (伊那市 小林 勝幸)
☆ 夫いづこ向日葵畑をさまよへる (川越市 益子 さとし)
☆ 初夏の浜夫と歩いてお茶飲んで妄想しただけ、つもり貯金す (鎌倉市 小島 陽子)
☆ からうじてつながってゐる水着かな (青森市 小山内 豊彦)
☆ 休憩にベートーベンの「熱情」を弾いてスッキリ化学に戻る (富山市 松田 わこ)
☆ 合歓の花目をふせていた初浴衣 (光市 原 美智子)
☆ 登山靴なかなか捨てられず黴を拭く噴煙続く御嶽恋ふる (岐阜市 青木 崇郎)
☆ 短夜を星に寝惜しむ旅の宿 (神戸市 玉手 のり子)
☆ 「あれがなまけものだよ」と指さされて怠け者らしくいるナマケモノ (神奈川県 九螺 ささら)
☆ 枇杷ひとつほどくがごとく皮をむく (東京都 渡辺 礼司)
☆ 武尊山にサンショウ魚の幼生の群がる見れば命わき立つ (蓮田市 斎藤 哲哉)
☆ ほたる袋咲きぬ子どもへ米送らむ (柏崎市 須田 久男)
☆ とりあえず飛行機雲は美しくたとえばそれが戦闘機でも (守口市 小杉 なんぎん)
☆ 来年もこの手で辣韮漬けること (京都府大山崎町 重田 和子)
☆ 陽を浴びし少女のからりと笑むやうに色づく小さき桃の実一つ (飯塚市 服部 心子)
☆ ラムネ飲むガラスの瓶を懐かしみ (桜井市 原田 保江)
☆ 入相の鐘がきこえる町がいい例えばどこというのではなく (名古屋市 神尾 風碧)
☆ 丹沢を流れに映す酒匂川鮎釣る人ら並ぶ六月 (東京都 上田 国博)
☆ ふる里ノアスパラ近所に配りたり線量検査済みと言ひつつ (横浜市 細野 八重子)
☆ 洋館は明治を語る夏木立 (多摩市 吉野 佳一)
☆ カハセミにい追つかけのゐて上の池下の池へと忙しく行き来す (東京都 上田 国博)
☆ 鬼の名を誰が付けしや庭の百合 (綾部市 阪根 瞳水)
☆ 滝に会い美しいねと言ったらば落ちてくるだけよと涼しい返事 (横浜市 森 明子)
☆ 新宿を漂流したり明易き (名古屋市 山内 尾舟)
☆ 撫牛をなでているのに撫牛になでられている気持ちになった (富山市 松田 わこ)
☆ 草茂る文字の消えたる句碑ひとつ (加古川市 森本 史子)
☆ 一戸建て半分こにはできないが辛酸共に調停を終う (男鹿市 天野 美奈子)
☆ 鱚の海夕日に濡るる舟ひとつ (沼津市 林田 諄)
☆ ピアノならみんな弾けるが麦笛は吹く児もおらずこんな田舎で (前橋市 船戸 菅男)