お茶の時間 (2014 October )
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My俳句手帖(復刻版)
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☆ のんびりと運動会の代休過ごす 寝ているみたいな雲と (富山市 松田 わこ)
☆ まだ水に映らぬ岸の薄紅葉 (富津市 三枝 かずを)
☆ 「調べる」が「ぐぐる」となった世の中で 鶏頭の赤泥臭く咲く (久喜市 中村 けいこ)
☆ 落葉踏み故郷の音踏んでをり (鹿児島市 青野 迦葉)
☆ ナナカマドどんな悲しみ積み重ね赤き実となるキエフの町よ (高崎市 門倉 まさる)
☆ ねこじゃらし風も一緒に刈られけり(倉敷市 米元 ひとみ)
☆ 去年より多くてうれし オリーブの青き楕円が翡翠のようだ (取手市 近藤 美恵子)
☆ 金水引束ね秋草らしくなる (芦屋市 高杉 靖子)
☆ 蟻地獄の底のやうなる庭球場につこり王子の這ひ上がり来ぬ (東京都 夏目 たかし)
☆ 裂け落ちてリスもよろこぶ椿の実 (伊賀市 山島 勝年)
☆ 初サンマゆっくりじゅわっと味わって 私から秋に近づいていく (富山市 松田 わこ)
☆ 月の夜の客みな銀の鞍に乗り (山梨県市川三郷町 笹井 彰)
☆ 天満宮の自販機に百円ひとついれびっくりしたよ「おこしやす」だって (横浜市 高橋 理沙子)
☆ ヒーローになりきってゐる木の実独楽 (八王子市 斎賀 勇)
☆ 誰一人せかしておらねど ととととと生き急ぐごと鳩の歩みは (市川市 小田 優子)
☆ 釣り人と並び波止場に月を待つ (神戸市 内田 あさ子)
☆ ひっそりと話しこみたいいつまでも 夏の終わりの音楽室で (富山市 松田 梨子)
☆ 鹿は笛に にんげんは灯に寄りにけり (我孫子市 藤崎 幸恵)
☆ 恋文も写真も全部消したのに きみはなかなか消えてくれない (大津市 森 翔吾)
☆ 一万句うたひ花野に眠りたし (熊本市 寺崎 久美子)
☆ 海望む小高き山の上にあり 生まれて住して葬られむ寺 (三原市 岡田 独甫)
☆ 別人の如き乙女の祭笛 (さいたま市 黛 衛和)
☆ 子はロック親はフォークを 奏でけり 同じギターでそれぞれの音 (奄美市 間 弘志)
☆ 暑おますなあと 大阪弁涼し (堺市 吉田 敦子)
☆ 下駄鳴らすは悪霊払う所作という 郡上おどりを真似して鳴らす (松戸市 猪野 富子)
☆ 水中に 風あるごとき 金魚かな (宝塚市 横山 嘉子)
☆ 木漏れ陽の模様をまとい 小三条蝶は森のあわいを滑空しゆく (東京都 山木 海絵子)
☆ 阿波踊はじけてくると云うて出る (東京都 望月 喜久代)
☆ この星の水を湛へて むらさきの儚きものに一個のぶだう (熊本市 今村 伯水)
☆ 螢や地球の底に灯を足して (神戸市 玉手 のり子)
☆ 蚊も蜂も百足も猫も蝙蝠も 撃退すべしとスプレー並ぶ (可児市 前川 泰信)