お茶の時間 (2015 February )       トップへ              My俳句手帖(復刻版)

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☆ 生みたての卵の温みほどの春
       (日向市 松重 幹雄)

















☆ 将来の夢を問われて黙り込む 幼い頃は三つも言えた       (高2 田村 璃咲)










  ☆ 春近し寄せては返す波の音       (横浜市 松永 朔風)










☆ ヘリが飛ぶ あの日も飛んで今日も飛ぶよく見えますか神戸の街が       (神戸市 本山 美登利)
















☆ 探梅のやうなしあはせさがしかな
       (川越市 渡邉 隆)

















☆ ふきだしを付ければどんな言葉だろう 毘沙門天に踏まれいる邪鬼       (仙台市 江川 森歩)










  ☆ 村の子の願ひを空へとんど焼く       (兵庫県太子町 一寸木 詩ク)










☆ 気に入りの絵本を読めば 今日もまた同じページで眠りにつく子       (草津市 山添 聖子)
















☆ 目白来よ垣根に蜜柑刺して待つ
       (芦屋市 田中 節夫)

















☆ 喜びを表わすラガーさまざまで ひとり泣くひと抱き合うひとら       (熊本市 徳丸 征子)










  ☆ 金色の太陽かかげ滝凍つる       (熊本市 西 美愛子)










☆ 手袋を忘れた私友達がつないでくれた右手左手       (富山市 松田 わこ)

















☆ わが胸に入れたきふくら雀かな
       (川口市 狩野 睦子)

















☆ 「わしはウマ」「ワシラハヒツジ」おじいちゃんたちが明るく揺れてる市電       (富山市 松田 わこ)










  ☆ 初旅や無言に歩く大都会       (小諸市 岡山 幸子)










☆ 手のひらの中の小さな画面よりこっち見てよと言えぬ私は       (山形高2 佐藤 萌)
















☆ 冬の京パツと明るし女子駅伝
       (神戸市 岸田 健)

















☆ 私が出した年賀状四十五枚バイクの音を楽しみに待つ       (横浜市 高橋 理沙子)










  ☆ 地面とは希望の絵画下萌ゆる        (横浜市 込宮 正一)










☆ 銀色の腹を返して引き波に戻るタナゴに糸が鳴きだす        (久慈市 成田 多一)
















☆ 初山河飛越えてゆくバレリーナ
       (東京都 竹内 宗一郎)

















☆ 何を飾ることがあろうか 大木はありのままに立つしんぼう強く       (堺市 夏川 直)










  ☆ 福笑目鼻整ひつまらなく       (東かがわ市 桑島 正樹)










☆ 「正義って何だろうね」とつぶやいて歴史の教科書めくっている君        (高3 加藤 菜々)
















☆ 吾が秀句誰も採らない初句会
        (横浜市 佐伯 政英)

















☆ 待人は今年も来るとある御くじ結わいて 白き梅は咲くなり       (筑後市 近藤 史紀)










  ☆ かっきりと入れ歯を噛ませ初鏡        (高松市 島田 章平)










☆ 稜線に日の入る位置が移るなり 春の近づく目盛のごとく       (横須賀市 丹羽 利一)