お茶の時間 (2014 November )       トップへ              My俳句手帖(復刻版)

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  ☆ 水澄みて心の奥を流れ行く       (飯塚市 釋 蜩硯)










☆ 繁体字の漢字の看板ひしめきて路地から八角漂う台湾       (西宮市 田中 洋子)



















☆ 花は花葉は葉 断固と石蕗の茎       (野原 武)



















☆ 夕暮れの相馬原を発つヘリに手を合わせたり御獄は冬       (安中市 入沢 正夫)










  ☆ 御転婆の頃なつかしく柿熟るる       (大分市 有松 洋子)










☆ クリスマスパーティーの話持ち上がる 自習の時間ささやき声で       (富山市 松田 わこ)
















☆ 句句くくと鳩は秋思を詠み続け       (秦野市 熊坂 淑)
















☆ 動いた山もとに戻って動かした女史もさみしく鬼籍に入る       (西海市 前田 一揆)










  ☆ 台風が瞬きせずに日本見る       (京都府精華町 片山 正寛)










☆ 祖たちの畏れ守りし神木をわれら伐らねばならぬ世となる       (徳島市 上田 由美子)
















☆ 難民とすれちがいし後野菊の香       (オランダ モーレンカンプふゆこ)
















☆ 青崎に改姓したらと友祝う 青色創りてノーベル賞受く       (名古屋市 諏訪 兼位)










  ☆ 鹿はゐて待たされてゐるティーショット       (多摩市 田中 久幸)










☆ ランタナに夏を求めて蜜を吸う 翅の傷んだ最後の揚羽       (東京都 山本 海絵子)
















☆ 靡くたび風の揃ひし芒かな       (立川市 越智 麦州)
















☆ 「平和賞」平和を祝う賞でなく 平和を願う賞なのだなぁ       (横浜市 中野 麻保)










  ☆ 熟柿落つ夕日の雫落つるごと       (青梅市 市川 賢)










☆ ひとびとがふとふりかへりほほゑむを ひとり愉しむ金木犀は       (西条市 村上 敏之)
















☆ 浮雲も秋めく景の一部分       (名張市 山崎 美代子)
















☆ なぜ涙こみ上げただろ 道端のあざみの花にさえ綿帽子       (姫路市 原 織絵)










  ☆ 御獄の怒る悲しき九月かな       (伊賀市 福沢 義男)










☆ あいたいわその終助詞に会いたくて 昭和はじめの映画見ている       (横浜市 桜田 秀夫)



















☆ 鶏頭の炎の拳に打たれたし       (千葉県酒々井町 岡部 いずみ)



















☆ 高校まで徒歩で七分 今のところトキメキはなくて穏やかな道       (富山市 松田 梨子)










  ☆ 流星や宇宙はけふも新しく       (西宮市 黒田 國義)










☆ 気管支がサンゴのように伸びていく 3Dプリンターの時代が来たんだ      (名古屋市 中村 桃子)
















☆ 七草の記憶をたどる野の小路       (明石市 小田 慶喜)
















☆ 信号が点滅すれば走ってた 会いたい気持ちは甦らない       (東京都 上田 結香)










  ☆ 気が遠くなりさうな程天高し      (茨木市 日野 たつお)










炎天下六地蔵まえの蝋燭は溶けて倒れて「へのへのもへじ」       (香川県 藤井 哲夫)