お茶の時間 (2016 April )
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My俳句手帖(復刻版)
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☆ 大樹なほひかり求めて春空へ (さいたま市 斎藤 正美)
☆ 立ちこぎの茶色の髪をなびかせて横断歩道を渡る春風 (長野市 原田 浩生)
☆ 人は皆花の消息交しあふ (東京都 長谷川 弥生)
☆ パンの次にアンパンと言えた二歳児はもうすぐ言えるアンパンマンと (福山市 坊坂 有子)
☆ 夕日まだ留めて桃の花ざかり (伊丹市 保理江 順子)
☆ いつまでも普通の花でいてほしいこの日本の桜も菊も (三郷市 吉村 薫)
☆ 葉を食ふも食はぬも自由桜餅 (尼崎市 田中 節夫)
☆ 人気ない鉄棒ブランコ外に見て書類の中で子らと触れ合う (熱海市 山口 智恵子)
☆ チューリップ並びて風の並びけり (磐田市 谷 公子)
☆ 街灯のない山里で数百の発光体となる白木蓮 (松阪市 こやま はつみ)
☆ たんぽぽの四文字分の微笑かな (横浜市 岩佐 正巳)
☆ お店では防犯カメラといふけれど映つてゐるのはぼくたちばかり (可児市 三田村 広隆)
☆ 戦車からすみれの花が見えますか (西宮市 藤井 豊)
☆ 君を待つ君の働くパン屋にて僕はひたすら客を演じる (筑後市 近藤 史紀)
☆ スポーツの楽しきニュース春立ちぬ (松本市 唐澤 春城)
☆ 原発は妖怪なれば石棺をシェルターで覆ふ百年黙るか (浜松市 松井 恵)
☆ 花はいま体内時計調整中 (枚方市 中嶋 陽太
)
☆ 被災したわが家の庭から移植せし水仙の花芽仮設に出でぬ (陸前高田市 吉田 恵美)
☆ 一句いままとまりかけし桃の花 (松戸市 吉田 正男)
☆ 四十年以上は自信持てないと自分で止まる高浜原発 (三鷹市 大谷 トミ子)
☆ 遊ぶ子の春の光となつてをり (姫路市 吉田 光代)
☆ 今朝もまた本の息吹を聴きながら荷を解くときの本屋の冥利 (長野県 沓掛 喜久男)
☆ 校門を出れば母校を卒業す (沼津市 羽田 甲子雄)
☆ 君の歩く速度にあわせのろのろと自転車こぐの嫌じゃなかった (名古屋市 茶田 さわ香)
☆ 吊し雛吊れば小さき鈴の音 (高槻市 中島 節子)
☆ 新しき杉玉下げて古里の造り酒屋に春が始まる (嘉麻市 野見山 弘子)
☆ 昏きより昏きへ落つる椿かな (香川県琴平町 三宅 久美子)
☆ 木曽川からリヤカーで曳き来し漬物石よ母の一生われに半生 (岐阜県 棚橋 久子)
☆ 梅を見て城の大きさ見てひと日 (神戸市 岸田 健)
☆ 幸せは どこにあるの
あの山の向うがわ
それとも
春が運んで来てくれる?
いえいえ 幸せは
あなたのすぐ近く
愛は誰が教えてくれる
愛しいあの人?
それとも…
いえいえ 愛は
あなたが感じるもの
あなたが発するもの
(俳句大学 和恵wae)