お茶の時間 (2015 September )       トップへ              My俳句手帖(復刻版)

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  ☆ 少年の大波被る夏の果       (田辺市 谷中 明子)










☆ 湧き立ちし夏雲去りて秋空にすずろ歩きの羊羊羊       (下野市 若島 安子)

















☆ 飛ぶといふよりぶつかつて鳴く老の蝉
       (静岡市 西川 裕通)


















☆ 猫が好き からだ擦り付け腹みせて「みにゆう」と鳴いたら溶けさう私       (仙台市 坂本 捷子)










  ☆ 本物の月を主役に村芝居       (船橋市 藤井 元基)










☆ 丁寧に説明すると言ひながらいいぢやないそれくらゐとやじる       (熊谷市 内野 修)

















☆ 天気図を赤く染めたる猛暑かな
       (柳川市 木下 万沙羅)


















☆ 大粒のぶどうを食べている時にヒミツを一つ話してしまう       (富山市 松田 わこ)










  ☆ 雲の峰食べてみたいと言ふ子あり       (三重県明和町 奥井 佳子)










☆ この夏は節電の声ちいさくて原発再開しずかに進む       (福山市 武  暁)

















☆ コスモスや竿一杯によく乾く
       (福山市 長谷川 瞳)


















☆ 五十路にて初めて試す付けまつ毛魔笛が響くこの世は楽し       (調布市 横山 圭子)










  ☆ 全天に光の巨船大花火       (大阪市 田島 竹四)










☆ 〈賛成の諸君〉がのったり起立して安保法案強行採決       (安中市 鬼形 照雄)

















☆ 飛魚のしばらく鳥でゐる時間
       (神戸市 玉手 のり子)


















☆ 支持されてゐるからと言ひ支持率を下げてもやると今度は言へり       (熊谷市 内野 修)










  ☆ よく観れば鎧装束道をしへ       (洲本市 高田 韮路)










☆ 大江戸のエスカレーター上がってくこの世の時間を巻き戻しながら       (神奈川県 九螺 ささら)

















☆ 踊りたくなって居る娘の肩を押す
       (横浜市 橋本 青草)


















☆ ヒット作並ぶ書店に眼鏡無くてしみじみ老いを自覚して居り       (綾部市 松下 二三夫)










  ☆ 太陽であつたをんなに夏来る       (西海市 前田 一章)










☆ 杖持たぬスマホの遍路発心の蓮の花咲く道場を来る        (徳島県 立花 悟)
















☆ 禿頭を狙ふ別れ蚊叩かざる
       (高岡市 野尻 徹治)

















☆ 地球儀をまわせどこの国だけにある百日紅の花咲く原爆忌       (水戸市 中原 千絵子)










  ☆ 熟れてゆく熟れすぎてゆく桃一夜       (横浜市 犬山 達四郎)










☆ 原爆を二つもあびた国なのに「特殊な国」を何故放棄するの       (加古川市 長山 理賀子)















☆ スタンドの広さの数の夏帽子
       (霧島市 久野 茂樹)
















☆ 踏み鳴らす足より抜けてゆくといふ怒り悲しみ夜のフラメンコ       (武蔵野市 野口 由梨)










  ☆ 七夕や届くところに平和吊り       (吹田市 佐野 仁紀)










☆ 解釈で憲法を変えた人物として教科書に載りたがってる       (宮崎市 大田原 良治)