詩と写真のコラボレーション (2004 Septenber)

☆ しあわせ by mizel
→HP
癒される時間
ほんの少しの時間でも
話せたときは
それまで
気が張ってた自分が
どこかへ行ってしまう
一生懸命に
話をしている自分がいて
それをうんうんって
聞いててくれる
あなたがいて
それだけで
とってもしあわせ
☆ 帯しめて 籠もよ美籠持ち 蛍かご 四肢伸び伸びと 浴衣の子らは (横浜市 酒井 籐吉)
☆ 古伊万里の紅に 秋立ちにけり (奈良市 古賀 しぐれ)
☆ オレだ オレだ孫だと 連呼する電話 孫など居らぬ と言えば切れたり (横手市 弾正 光之介)

☆ 本当はね・・ by キャンディ
→HP
少し ホッとしてる 自分もいる
これでいいんだけど
やっぱり 誰かがいないと・・・な・・
☆ 台風が落としてゆきし 梨・林檎 熊来て 猿来 て鹿が来て 食う (横手市 弾正 光之介)
☆ 噴水に 集まることにして 散りぬ (高松市 佐伯 尺甫)
☆ 思い出に似た女 ひとりポツと居る 図書館の隅 セピア色して (石川県 吉川 明彦)

☆ 無題 by ゆり
→HP
どこまでもどこまでも 歩いていけそな海辺を
あなたと夜明けまで 言葉少なめに過ごした
ひかえめな思春期とひきかえに 夏をあげたい
誰より幸せな 太陽を一人占めして
あの頃とこれからは 確かに何かが変ってく
出会いとかめぐり逢い
そんな事があるから
☆ あの頃は幸福だった あの女と<精霊流し> デュェットしたっけ (アメリカ 郷 隼人)
☆ 世に多き できちゃった婚 夏の浜 (小浜市 山田 佳郷)
☆ 集荷所は 桃からりんごへ 移りゆき 初恋みたいな香りす 信濃 (長野市 関 龍夫)

☆ 悲しい時 by 白雪
→HP
悲しい時、、、
苦しい時、、、
寂しい時、、、
いつだって君が
そこにいてくれる
微笑んでくれてる
だから僕は
僕でいられる
僕が僕らしくあれること
君がいてくれるから
君だけが好き.....
☆ 噴煙の 日ごと増しゆく 浅間山 野猿の動きは 予知報越ゆる (佐久市 湖沢 一郎)
(↑ 浅間山 8/25撮影)
☆ 朝顔に きれいな水の ゆきわたる (東京都 山脇 次人)
◆ この夏の あまりの暑さに 冷奴ばかり食らいて 夏痩せにけり (青梅市 津田 洋行)

☆ 夢 by ☆ゆりあ☆
夢を見た
あなたに会えた
あなたが 手を 振っていたから
私も 振り返した
”サヨナラ”って言ってたから
”サヨナラ”って言った
泣きながら 言ったら
あなたも泣いてた
目が覚めると
やっぱり私は 泣いていた
こらえきれずに
しゃくりあげて泣いた
☆ くるりつと まはすパラソル 六十歳 (群馬県 酒井 せつ子)
(↑ ユリ:デジャブ 清里サンメドウズにて)
☆ 新秋や 始まりは いつも一瞬で (市原市 斉藤 圭子)
☆ 第九条創りし 高き理想あり 代うるに いかほど 理想のありや (名古屋市 諏訪 兼位)

☆ 幸福 by ひまわり
→HP
幸せは、自分の気持ちの中にあるね
きっと・・・
心の中の小さな幸せを
大きくするために
心を磨けると良いなぁ!
(→ 百日草 清里にて)
☆ 浴衣着て 女の顔の 女の子 (山口県 今 登喜代)
☆ 陣太鼓 夏超の宮に 打ち鳴らす (大牟田市 祖父江 和子)
☆ 「先に惚けた方が勝ちね」 と冗談に 空恐ろしきこと言う妻 (福岡市 林 昇)
(↑ 清里 萌木の村 にて)

『世界名詩集大成』 より
だれにせよ、望み焦がれていながら
もうあきらめかけていた、
そのものが
自分のものとなるときは
心もしびれる
それはよろこび。
されば私にとっても同じこと
黄金にもまさる、
これはよろこび
☆ 「平和とは何か」 問われて口ごもる 戦争のない 真夏の午後に (国立市 平野 雄吾)
☆ 晩夏なり こけし職人 まゆをひく (刈谷市 神谷 侑吉)
☆ 「人間は まねせなあかん」 老僧の言葉 宇宙のように広がる (東海市 杉浦 とき子)

☆ こころの夏 ? by mellow
→HP
こころの夏は
想いにブルーカラーをカバーして
震えるこころを求めて心地よく
忘れてた愛をめざめさせてくれる
こころの夏は
いつも少女で青くピュアーな愛 ?
生涯消えることのない
この季節にそっと開く私の夏の物語
・・・・・
(マツムシソウ 清里サンメドウズにて →)