詩と写真のコラボレーション (2005 February)
☆ 日本は 青の国なりと モース言いし 青の発光素子を 友は創りし (名古屋市 諏訪 兼位)

癒し☆ by ひまわり
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あなたを癒してあげたい
疲れた身体を抱きしめて
出来るかな?
☆ 結婚はせぬと 十歳のめいが言う 眼に星のある人形も 描かぬ (横浜市 松山 紀子)

☆ 黙しおり 流氷船の ふなばたに (児仁井しどみ)
☆ 言っていい? そんなに大事 アメリカは 考えてみて イラクのことも (中3 佐藤 渉平)
☆ 三代で 使ふピアノや 春隣 (日立市 青羽 雅夫)
☆ ”苦労知らず”と啼くとう 梟(アウル)の置物を 蒐める友 苦労を知らず (愛知県 阿知波かつ)

☆ 友達 by eri
いつもけんかばかりしている君
けれど私は大好きだよ
だって友達だもん
いつも君は私のそばにいてくれてたよね
いつも私を助けてくれたよね
よく二人で、空が暗くなるまで語ったね☆
あの人のことや家族のこと…
いつまでも一緒に入れると思ってた
ところがある日突然君は言ったね
遠くに行くと。。
私は悲しかったよ、さびしかったよ
けれど君と友達になれて本当によかった★
いい思い出になったよ(^_^)
☆ あたたかき地へ 住みたしと思いつつ 雪の地獄の町に 老いたり (横手市 弾正光之介)
☆ 日当たりて 流氷海と 色わかつ (児仁井しどみ)
☆ 今日ひとり 解雇するべき朝なれど 菜の花畑の 黄の色眩し (福島市 大槻 弘)

☆ 心のヴェール by キャンディ
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そっと
見抜いてるあなた
そのぬくもりが
嬉しくて
涙がこぼれるのを
我慢しちゃった
☆ 眩しかる 樹氷の中を 滑り降る 月山・鳥海 真向いにして (須賀川市 布川 澄夫)
☆ 蝋梅の ほどよき高さ 粗さかな (茅ヶ崎市 川村 敏夫)
☆ 耳の底に わずかな気圧を 加えつつ 昇降機の函は 訣れをはこぶ (東京都 相川 雅信)

☆ 雪つもり 雪の温さに つつまれる
(旭川市 谷口 ゆきこ)
☆ 前のめりに 翔ちてゆくとき 水鳥のたおやかにして 剛直の頸 (久々湊盈子)
☆ 寒鮒に 黙殺されて 覗きをり (甲府市 安部 忠夫)
☆ 三百歳のチェロと 二百七十歳のヴァイオリン 若きピアノと 響き合うなり (横浜市 宮本 真基子)

☆ 眉間にシワ寄せて by らすかる
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歩く雑踏の中
誰も何も見ていないような虚ろな目
空が眩しすぎて
今の僕には眩しすぎて
疲れてしまった
ただ眠ることだけを
心の中に浮かぶこと
僕にはもうどうしようもないこと
☆ 冬麗の知床の嶺々 果て遠く 水平線に 流氷光る (網走市 安田 達郎)
☆ 鉢植と 今日より同居 冬に入る (旭川市 室屋 節子)
☆ 注連まわす 千年杉の胎ふか くねむる木霊よ また雪が来る (山形県 佐藤 幹夫)

☆ いまでも幸せ願ってるよw by mizel
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あなたはあなたの生活
私は私の生活
二人の間は日本の半分
今はもっと遠いのかな・・・
それでもね
いまでも
あなたの幸せ
そっと祈ってるよ
☆ 「見つけたよ永遠を」と書く 君からのメールは 凍てし キリマンジャロより (東京都 半田 香苗)
☆ 正月や 村いっぱいの 都会の子 (山田市 江崎 義人)