詩と写真のコラボレーション (2004 August)
☆ 待たるるも また楽しくて 白桃を抱えゆく 風甘き夜の道 (福島市 須田 秀子)
☆ 大いなる日傘の中の ゴルフかな (宇部市 伊藤 文策)
☆ 帰省子が 青田減りしを嘆きおり 農を捨てたることに触れずに (横手市 弾正 光之介)

☆ 素直に・・・ by めぐ
→HP
立ち止まりたくない 今の気持ちを
振り返りたくない 今の想いを
ただ ただ 進むだけ
素直な自分のままで
☆ 峠の茶屋の 峠越ゆれば 夏の海に 動くともなく 船の航く見ゆ (熊本県 中島 文雄)
◆ 半分はこぼれてしまう ラムネかな (東京都 藤沢 二千男)
☆ お掃除もお炊事も又投げ出して 独りの時を待つ夢すてず (藤沢市 西本 みどり)

☆ 幸せのカケラ by みんと
→HP
海辺ではしゃぐ キミの姿
キラキラ輝いているよ
キミのその姿を いつまでも…
この瞳に 焼きつけて
あの日からどれくらいの時間が経つだろう?
当たり前のように過ごしてきた日々
全てが 二人だけの 大切な…
大切な瞬間 だから
幸せのカケラ たくさん拾い集めて
心の隙間に そっと刻もう
☆ ポケットに海が展がる 真っ青な朝顔の種 入れているから (香川県 薮内 眞由美)
◆ 両方が 喧嘩神輿の 勝名乗り (上越市 村 楓石)
☆ 鳴きつづく 蝉の声量充填し 入道雲はふくらみを増す (東大阪市 平岡 章)

☆ ありがとう by キャンディ
→HP
見えないけど
感じる
あなたのぬくもり
あなたがいてくれて
がんばれる・・
いつも
そばにいてね・・
☆ 夾竹桃 花咲く季節巡り来て 「玉音放送」耳にあたらし (茨城県 鈴木 節子)
☆ 帰省子に つぎつぎと 雲現わるる (群馬県 酒井 大岳)
◆ 樹上なる蝉しづもりて 地より湧く虫の音ありぬ 一切衆生 (木畑 紀子)

☆ 泣いてもいいよ by 白雪
→HP
わたしは そばにいるわ
何も言わなくてもいい
今はただ 泣けばいい
君が笑顔 思い出せるまで
ずっとそばにいるよ
いつか君が教えてくれた
明けない夜はない
今度はわたしが 君に囁くよ
だからもう 泣いたらいい
今はただ 泣けばいい
☆ てのひらの宇宙の 生命であるような朝顔の 朝をつかまえし蔓 (花巻市 中田 幸子)
☆ 帰省子の寝ぼけまなこや 蝉しぐれ (枚方市 松浦 一)
☆ 白桃の雫したたらせ食はむわれに 過去世の父母ら静かに笑むも (福島市 須田 秀子)

☆ 向日葵 by ひまわり
→HP
貴方がお日様のように輝くから
私は、向日葵になって
微笑むの
いつでも貴方に・・・
☆ 長者どんの家かと 幼は父に問う 記念館なる富豪の屋敷に (天野 和子)
☆ 大夕焼消えて 残りし旅心 (龍ヶ崎市 今橋 眞理子)
☆ 弓道の少女 未来へ矢を放つ ブルーベリーの畑の隣 (長野市 上野 ただし)

☆ 月とワイン by めぐ
→HP
今宵、細く光る月にワインを傾けましょう
白いワインは 涙
赤いワインは 心の傷口
ロゼのワインは 恋の媚薬
尖った月に心を抉られ
溢れるのは 涙
痛むのは 傷口
でも、やっぱり あなたが好き
乾杯
完敗?
☆ 抱かれて も泣きべそかきのヴァイオリン 無理にマーチを弾くのよそうか (松山市 吉岡 健児)
☆ 白木槿(ムクゲ)無言 放心 身は重し (三重県 奥 俊)
☆ デジカメで撮った女を パソコンに呼び出してきて 春の夜過ごす (生駒市 宮田 修)

☆ 夏さんに by mellow
→HP
夏さんに
負けないように
気持ち!
先に はずんじゃおうね!(o^-^o)!
お天気 よくなくても
雷さん 怖くても
夏ばて気味でも
こころ はずもうね!
ゴムまりになってね!
夏より夏らしくね♪
◆ 管理職に向かずとう 評価ぬすみ見つ しかりと思う 向いてたまるか (和泉市 長尾 幹也)