詩と写真のコラボレーション (2004/March)
☆ 人生はまだ素晴らしい こんなにも泣ける一夜があるということ (高槻市 有田 里絵)
(↑ ショウジョウバカマ 城山カタクリの里にて)
☆ 黄はいつも揺れている色 花ミモザ (高槻市 会田 仁子)
◆ 赤犬もようやくセーター脱がされて 若者顔で街へ出てゆく (横浜市 竹村 まさる)

☆ 甘えてもいいよね by 白雪
→HP
甘えてもいいよね
泣いてもいいよね
わがまま言ってもいいよね
そばにいてくれるよね
大丈夫だよって
ひとりじゃないよって
ここにいるよって
わたしだけを見つめていて
わたしだけを愛していて
強く強く抱いていて
そんなわがままな夜
たまにはいいでしょ
(シデコブシ →)
☆ 昨日と何も変わっていないけど 弥生三日と思う明るさ (東海市 杉浦 とき子)

☆ If・・・ by めぐ
→HP
もしかしたら・・・
あなたを愛しているのかもしれない
けれど わかっているの
たとえ
あなたが私を愛しているとしても
私があなたを愛しているとしても
何も変わらないことを
もし 愛と呼ぶのであれば
私たちの愛は
手を繋いで 線路の上を歩いているようなものだから・・・
(← ミツマタ 城山カタクリの里にて)
☆ せせらぎも早春の賦でありにけり (荒尾市 鶴田 幾美)
◆ 妻ありて わが世ありけり 二輪草 (可児市 堀川 亮二)
(→ 二輪草 城山町カタクリの里にて)
☆ 水仙の匂い仄かな朝まだき 灯火もつけず「イマジン」を聴く (東京都 及川 輝治)

☆ 伝えたい想い by あずきち
→HP
君に「好き」って言えたら
ボクはそれだけで幸せ
君がどんな答えを出そうとも
伝えられればそれだけでいい
でも…
もう一生、この想い
君に伝わることはないんだね
だって君は…
ボクの前から
消えてしまったのだから…
(←菊咲きイチゲ 城山町カタクリの里にて)
◆ 離職して久しく 吾子が面接に行くという今日 梅一輪咲く (岡崎市 平岩 治男)
(↑ 一つの花に白とピンクの花びら 珍しい?)

☆ 寂しい病 by キャンディ
→HP
たまにかかるんだよね
無性に人恋しくて
寂しくて
でも 優しい言葉を掛けられると
涙が出ちゃうから
「うん」ってしか答えられない
どうしたら 上手く 伝えられるのだろう・・
本当はギュってしてもらいたかった
◆ 百日め雪降る峡を抜けだして 房総花の黄にまみれゆく (山形県 清野 弘也)
☆ 一花二花もどかしきかな 寒桜 (福岡県 田中 玲子)
☆ 色よりも香こそあはれと思ほゆれ 誰が袖触れし宿の梅ぞも (古今集春上-33 読人しらず)

☆ 信じてる・・・そして・・・ by mizel
→HP
信じてる
信じてる
信じてる
あなたの力を
あなたの未来を
遠いところから
いつも
想ってるよ
☆ 白鳥の 翔つ身構へ と言うを見る (浜田市 田中 静龍)

☆ きもち by ひまわり
→HP
今 私はここにいて
貴方の声を聞いてます
たくさんの友の気持ちを
胸に…
今 君はどこにいて
私の声は届いてるの?
どんな笑顔を見せてくれるかな?
貴方の中の私は、いつも笑ってるかな?
それとも…
私の中の貴方はいつも笑顔だよ。

☆ 夕刊来 氷柱のしずく いつか止み
(北九州市 高森 美智子)
☆ 咲きゐると言はず 匂ふと蝋梅は (小松島市 岩田 公次)
☆ 「好きだから。隣にいたいからいるの」 心で唱えるしかない二月 (北九州市 永島 小百合)

☆ 待つこと by いちご
→HP
約束の無い午後
あなたからの電話を待つのは
気が遠くなるくらい長い
いつも待つのは私なのに
いつまでたってもそれに慣れずに居る
ほんの小さな約束でも
それが今は私の支え
小さく、かたく縮みかけてた私の心
待つことは信じること
あなたの声を信じること
例えばほんの一瞬でも
☆ もう墓も生家もあらぬ ふるさとの北見枝さしは 流氷初日 (稚内市 藤森 正則)

(↑ 網走港の流氷)
☆ 梅開き 想いに宿る 君の瞳(め)を by めぐ
→HP
☆ 地球儀を撫でつつ世界連邦を説きいし夫が雄弁となる (飯田市 熊谷 勝子)

☆ 切ない気持ち by キャンデイ
→HP
最初から 全部
揃ってしまうより
遮るものに
心が キューンとなる時
とても愛しく感じるんだよね
☆ あなたは海あなたは山 僕は雲だから風に乗って逢いに行ける (市川市 吉住 たけのり)
☆ なにかしらいろを感ずる氷柱かな (東京都 向井 はるを)
☆ 春の苑くれなゐにほふ桃の花 した照る道に出で立つをとめ 大伴家持 万葉集19-4139
☆ 幻想?? by めぐ
→HP
「あの日より 想いは深く 梅つぼみ」
これから開く想いを
そっと抱きしめて・・・
☆ 幸せな二人のその後想いつつ 一人出でたり冬の劇場 (東京都 北鬼江 いより)