お茶の時間 (2016 June )       トップへ              My俳句手帖(復刻版)

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  ☆ 十薬もわれも日陰に暮らしけり       (愛西市 小川 弘)










☆ タイサンボクの花の名を毎年訊いたあなたね風を吹かせているのは       (神戸市 高寺 美穂子)
















☆ 想ひ出はいつも鮮やか薔薇の風
       (彦根市 菅生 鈴子)

















☆ 「かわいい」は赤き実にこそ使うべしぐみさくらんぼ野いちごの実       (宝塚市 住友 温子)










  ☆ 山法師無言で阿蘇を鎮魂す       (上尾市 中野 博夫)










☆ 熊本の大玉すいか並びたり数多の困難超えて堂々       (奈良市 山添 聖子)
















☆ 謝罪とは核なき世界鉄線花
       (東京都 片岡 マサ)

















☆ オバマ氏のとにもかくにも来たれるを恩讐超えて被爆者は許す       (三原市 岡田 独甫)










  ☆ シナリオになき大地震牡丹散る       (熊本市 内藤 悦子)










☆ 青葉木莵を探して鳴いているか山を削って造った団地に       (広島市 木村 郁子)



















☆ 一茎は水へ傾き花菖蒲
       (高槻市 会田 仁子)




















☆ 麦畑の一角にはかに均されて電気畑になるとふ噂       (ひたちなか市 篠原 克彦)










  ☆ 薔薇咲くやリルケに俳句ありにけり       (秩父市 浅賀 信太郎)










☆ よせる波はあなた   返す波はわたし
 ふたりが一つの波となり   恋の道ができました

引く波はわたし   追いかける波もわたし
 ふたつの波が去って行き   恋の道は消えました

     初夏の海でのことでした
   和恵wae

















☆ 一滴の白磁に響く新茶かな
       (静岡市 松村 史基)

















☆ 知事室できっと思つてゐるだらうツケは必ず回つて来ると       (横浜市 滝 妙子)










  ☆ 鈴蘭の鈴の音老の耳に聴く       (東温市 高石 幸平)










☆ 酸性の歴史を秘めて貞任の領地に咲きし青き紫陽花       (塩釜市 佐藤 龍二)
















☆ シーサーの喜怒哀楽や沖縄忌
       (庄原市 原 博巳)

















☆ うちのパパ手品が得意お料理もまあまあ得意怒るの苦手     (富山市 松田 わこ)










  ☆ 酒蒸しの酒に溺れる浅蜊かな       (国分寺市 石川 春子)










☆ フト見ると子狸の目と目が合いて戸をそっと開けパンを投げてやる       (伊勢崎市 千明 眞佐子)
















☆ 緋牡丹に取り囲まれて白牡丹
       (今治市 横田 晴天子)

















☆ 靴ずれの春の記憶がよみがえる恋に恋していたんだ私       (富山市 松田 梨子)










  ☆ 裏もまた光満ちたる若葉かな       (松戸市 橘 玲子)










☆ 生きてゐることのみ喜ぶ日日となれり余震の中を麦の穂青し       (大分市 竹内 乃里子)
















☆ 風船と地球引き合う力かな
       (柏市 物江 里人)

















☆ 重力波の発生源を探りつつ衛星「ひとみ」力尽きたり       (名古屋市 諏訪 兼位)










  ☆ 大きい樹に大きい夏来ると言ふ       (高松市 柴田 清子)










☆ なめくじもでんでん虫も遊ばせる胸も臀部もゆたけし地蔵       (埼玉県 小林 里美)