お茶の時間 (2018 January )
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My俳句手帖(復刻版)
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☆ 砂に隠れる鰈の如く平らかに眠るマイナス二十度の夜 (帯広市 小矢 みゆき)
☆ 歌がるた母読みながら取りながら (茨木市 守谷 あけみ)
☆ 四匹のレンタル山羊が除草する町を通って図書館に行く (松阪市 こやま はつみ)
☆ 高々と冬の噴水爆心地 (広島市 谷口 一好)

☆ 腹掛けのバイトの車夫は英語にて外人客の持て成しをする (流山市 葛岡 昭男)
☆ 初旅や富士玲瓏の日和得て (千葉市 谷川 進治)
☆ 太陽が放出したる素粒子をたっぷり浴びて干柿あまし (島田市 水辺 あお)
☆ 左義長の煙神杉より高く (島根県邑南町 服部 康人)

☆ 「我レ未ダ木鶏タリ得ズ」かく言ひし双葉山思ふ今の角界に (飯山市 小野沢 竹次)
☆ 焚火の輪噂の火種ここにあり (厚木市 北村 純一)
☆ ワックスをしっかり効かせ初滑りキロロゲレンデ新雪が舞う (鎌ヶ谷市 羽島 健一郎)
☆ 若狭には原子炉多し虎落笛 (調布市 川井 政子)

☆ 「弁当を作ってほしい」がプロポーズあれから四十年まだ作っています (東京都 村上 ちえ子)
☆ サンタゐる水族館の水の中 (摂津市 内山 豊子)
☆ 「運慶展」ひとつひとつに合掌をしてより見入る老婦人あり (上尾市 鈴木 道明)
☆ 白鳥に国境のなくボーデン湖 (東村山市 高橋 善和)

☆ 恐竜を襲ったダニを封じ込め白亜紀からの琥珀は光る (東京都 伊東 澄子)
☆ げたげたと笑つてをりぬ霜柱 (多摩市 吉野 佳一)
☆ 「負けました」と頭を垂れて五秒後の藤井四段の少年の顔 (箕面市 遠藤 倫子)
☆ 白骨のような梅林実千両 (厚木市 飯塚 智明)

☆ 境界線超ゆる兵士が撃たれたり「大脱走」の映画見るごと (加東市 上月 節子)
☆ 新調の巫女の烏帽子雑煮の座 (大分市 高柳 和弘)
☆ 人々の心なごますゆるキャラの内なるひとの心情如何に (長野県 山口 恒雄)
☆ 観劇の膝のコートの呼ぶ眠気 (神戸市 玉手 のり子)

☆ 全方位 LED に照らされて影さえ追い込まれていく師走 (さいたま市 五十部 麻)
☆ 雪靴をみんな履かねばならぬかに (長野市 縣 展子)
☆ かばねなき漁夫らいずこに漂うや木造船は佐渡に着きしも (小金井市 神蔵 勇)
☆ 金色といふ底冷えの阿弥陀堂 (豊中市 堀江 信彦)

☆ 弁護士で画家で大学院生のダワーニャム・ビャンバドルジル土俵を降りる (蓮田市 斎藤 哲哉)
☆ 落葉して大樹の秘密なくなりし (姫路市 上原 康子)
☆ 建築に惹かれて入りし教会に一人の女性祈りていたり (八尾市 水野 一也)