お茶の時間 (2017 July )       トップへ              My俳句手帖(復刻版)

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☆ 「雨の日は集中できます」雨音と静かな呼吸ヨガの瞑想       (東京都 上田 結香)










  ☆ 長崎はブーゲンビリア似合う街       (長崎市 濱口 星火)










☆ 防風林松はほとんど直立し盆栽の松と生き方違ふ       (鶴岡市 野沢 このみ)
















☆ 朝顔の実生繋げて二十年       (仙台市 柿坂 伸子)
















☆ 御納戸色の空を蝙蝠とび回る密告社会が来るのだろうか       (春日井市 伊東 紀美子)










  ☆ お日様の匂ひを散らす日傘かな       (市川市 高野 厚夫)










☆ 白詰草の花にかがめばペリム紀を知っていそうな蜥蜴の奔る       (宝塚市 櫂 裕子)



















☆ 麦の秋空が野山に降りてくる       (新潟市 岩田 桂)



















☆ 溢れ出るインテリジェンスが魅力的野際陽子の姑の役       (横浜市 滝 妙子)










  ☆ 九条を抱き締め茅の輪くぐりけり       (前橋市 荻原 大空)










☆ 理想のひとに出会ったごときポスターよ尊厳死協会にためらわず入る       (大阪市 藤田 ミヤ子)
















☆ 風鈴の修羅からひとる選びけり       (日光市 渡辺 全朗)
















☆ 新しき鉛筆削る愛用の古きナイフに木の香匂い来       (船橋市 藤井 元基)










  ☆ 空の青入れてととのふ金魚玉       (洲本市 高田 韮路)










☆ カンバスも画架も絵具もひっそりと我のやる気をじっと待ってる       (三島市 渕野 里子)
















☆ 空梅雨の三連水車廻りけり       (伊万里市 松尾 昭良)
















☆ カマキリの面構えぞ良き害虫食い稲や野菜は食わぬカマキリ       (松戸市 猪野 富子)










  ☆ 父の日に百薬の長届きけり       (柏市 藤嶋 務)










☆ 大勢で寄り集まって一つの美つくるのが好き紫陽花が好き       (東京都 上田 結香)
















☆ 吹かれてはまた戻り来る糸蜻蛉       (松阪市 谷元 清志)
















よせる波はあなた かえす波はわたし

二人がひとつの波となり 恋の道ができました

ひく波はわたし 追いかける波もわたし

ふたつの波が去っていき 恋の道は消えました

初夏の海でのことでした
    (和恵wae)











  ☆ 噴水や水の命の競ひ合ふ       (神戸市 岩水 ひとみ)










☆ ロボットの白きアームも頭下げ電脳戦の対局始まる       (調布市 長山 弘)
















☆ 名園の水に育ちてあめんぼう       (熊本市 加藤 うゐ)
















☆ 和太鼓をどんどんカッカと打ち鳴らす白人女性は八十歳とや       (アメリカ 古田パーキンス和子)










  ☆ 夕焼けの今日の一日を惜しみけり       (尼崎市 田中 節夫)










☆ ロボットがときどき歩くことがあるつくばの道を行く我はヒト       (さいたま市 大久保 歩)
















☆ 不器用の晩成信じひきがへる       (高岡市 野尻 徹治)
















☆ 国民は共謀罪で監視されマイナンバーで括られている       (三郷市 木村 義煕)










  ☆ いつの世も戯画になりたる蛙かな       (泉大津市 多田羅 紀子)










☆ 乳牛の乳房の太さ搾らねば死ぬとう乳房のそのあたたかさ       (佐世保市 近藤 福代)