お茶の時間 (2017 December )
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My俳句手帖(復刻版)
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☆ 少女たちよ、そのかわいいスマホから地獄の入り口にもつながるの (東京都 上田 結香)
☆ 古酒新酒禁酒の誓ひまた破棄す (柏市 藤嶋 務)
☆ 東照宮遠足の子らの祝福に新郎新婦の頬笑がえし (三郷市 一鷹 八千代)
☆ 鯛焼きの焼き上がるのを見るが好き (名古屋市 青島 ゆみを)
☆ 渓流の音も揺れゐる蔓橋母の手にぎり阿波の国ゆく (越前市 内藤 丈子)
☆ 只今も言はずに外の寒さ言ふ (茅ヶ崎市 古田 哲弥)
☆ 日の温み残れる石に腰掛けて沖航く白き船を見ている (兵庫県 札場 秀彦)
☆ 海底に沈む軍艦石蕗の花 (静岡市 松村 史基)
☆ 熟柿には鳥来て蜂来て蝶も来る柿食う客の姿なき里 (松阪市 こやま はつみ)
☆ 素うどんのやうな亭主と冬籠 (新庄市 三浦 大三)
☆ かいつぶり水輪の中へ潜り行き遠き水輪を立てて浮かび来 (東かがわ市 桑島 正樹)
☆ 亀を見てあきず小春の人となる (岸和田市 高槻 銀子)
☆ 金網のなかで目を剥く増長天 小春日和の四天王門 (小平市 桂木 遥)
☆ 新しき財布の中に冬が居る (横須賀市 竹山 繁治)
☆ 怒れども振り下ろさずの八〇〇年見上げてやさし金剛力士像 (大和郡山市 四方 護)
☆ 冬空に進水式の鳩放つ (神戸市 岸下 庄ニ)
☆ 魅力度がワーストワンの県に住み蓮根、蒟蒻、芋、栗、梨食む (土浦市 佐藤 由美子)
☆ 冬の空ピカソのやうに裸 (三郷市 岡崎 正宏)
☆ 秋の日を高齢のために無料にて美術館に入り絵を見て過ごす (三原市 岡田 独甫)
☆ 狛犬の狼哭きの虎落笛 (綾部市 阪根 瞳水)
☆ 伝わらなくなったなぞなぞその一つ上は大水、下は大火事 (東京都 伊東 澄子)
☆ 不機嫌を見透かすやうに水澄めり (山形県大江町 上村 ふじを)
☆ カザルスのチェロの音色の悲しさはカタルーニャに吹く風に似ている (仙台市 田口 隆廣)
☆ 名にし負う永観堂の紅葉狩 (姫路市 中西 あい)
☆ おみやげが欲しいのじゃなく旅先で思いうかべてほしかっただけ (堺市 一條 智美)
☆ 石地蔵霰食ろうて家遠し (西東京市 からさわ かつのり)
☆ 雲梯は時雨にぬれる夕刊で岩田正氏の訃報に気づく (小牧市 白沢 秀生)
☆ しみじみと菓子の旨さや喜寿の秋 (木更津市 本郷 政信)
☆ 天守まで十一ほどの門ありて臆病心を見る姫路城 (宇都宮市 鈴木 孝男)
☆ 頂も見よと懸崖菊の主 (東大和市 板坂 壽一)
☆ マシュマロはシャガールの恋人たちのふわふわを練って加熱したもの (神奈川県 九螺 ささら)