お茶の時間 (2018 April )       トップへ      My俳句手帖(復刻版)

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   ☆ チューリップ五列写生の子は二列    (福岡市 松尾 康乃)










☆ 牧場にすみれの花が咲き渡り草もろともに牛は食ひゆく    (川越市 小野 長辰)












☆ 花の奥水の奥へと鯉の影     (我孫子市 森住 昌弘)  










☆ ランドセル背負いてあまる小さき児がやがて大きな年金背負う     (所沢市 小阪 進)












   ☆ 枝は地に花は天まで大桜    (流山市 荒井 久雄)










☆ 耳がこの形でよかったありがたしめがねを掛けてマスクを掛けて     (大阪市 関満 恒子)












☆ 今日よりは花追う日々となりぬべし    (東京都 長谷川 弥生)  










☆ 畑消えて発電パネル増えてゆき野菜を売らずに電気売る農     (山梨県 笠井 一郎)












   ☆ 石庭にすつと溶け込む落椿    (宇佐市 熊埜御堂義昭)










☆ パワーにはパワーで負かす姿あり百八十センチ大阪なおみ     (町田市 富山 俊朗)












☆ 人力車走れば春の風走る    (高槻市 会田 仁子)  










☆ 折り畳み自転車を買ってから八年たたむことなく共に老いたり     (近江八幡市 寺下 吉則)












   ☆ 子の未来仔犬の未来水温む   (神戸市 藤井 啓子)










☆ 長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅は日本一長い名にて無人駅     (鹿嶋市 大熊 佳世子)












☆ 卒業証書丸めて覗く未来かな   (東京都 吉田 かずや)  










☆ 泳ぐより”漂う”があうミズクラゲ10年上の彼とみており     (倉敷市 山河 初実)












   ☆ 西行の立つてゐそうな山桜    (大和郡山市 宮本 陶生)










☆ ご褒美にザギトワのもとに遠く行く秋田犬おもう生るる友情を     (西条市 亀井 克礼)












☆ 風船の中の太陽ふくらます       (市川市 抜井 諒一)  










☆ 「おおるり」の授業のはじめ教室のあちらこちらで辞書が囀る     (千葉市 愛川 弘文)












   ☆ 此処かしこ桜大樹や西行忌    (多摩市 吉野 佳一)










☆ 秩父路の木五倍子の房に浅葱さし兜太なき里に春は来にけり     (蓮田市 斎藤 哲哉)












☆ 涅槃図に兜太の姿でんとあり    (福岡県鞍手町 松野 賢珠)   










☆ 「本日の珈琲」運ばれ香りたる東ティモール地図で捜せり     (土浦市 佐藤 由美子)












   ☆ 地球儀の赤の列島暖かし    (東京都 竹内 宗一郎)










☆ 先住民の土地を奪ひし末裔が国境に塀を築かんとする     (横浜市 初山 肇)












☆ 夜桜やふと異次元の客となり    (武蔵野市 相坂 康)   










☆ せもたれがたおれたらよるになりましたプラネタリウムでうちゅうにうかぶ     (奈良市 山添 葵)












   ☆ 菜の花を抱へ信濃へ帰りけり       (塩尻市 古厩 林生)










☆ 道端にたんぽぽひとつ咲いてゐて金子兜太の笑顔浮かべり     (熊谷市 内野 修)