My 俳句手帖(復刻版)    2016 September        トップへ   

                               ⇒  一日一句鑑賞文(16-05)  (16-06)  (16-07)  (16-08)  (16-09)



(9/30)

火星への移住目論むキリギリス     

瀬川 泰之 とても面白いですね。
北野 和良 瀬川さん、有難うございます。
約10年後には100人を乗せた移住船を出す計画と聞いて驚いています。
瀬川 泰之 地球も狭くなりすぎました。



      室町の大らかな嘘九月尽

原孝之 こんばんは。遅くなりました。「一日一句互選」に頂きます。
能を題材とした句か?室町時代の嘘とは能か狂言の世界か?
大らかな嘘は見え透いた嘘ということか?
十月からは清く正しく誠実に生きようという改悛のことなのか?
ユーモアのある句となった。
北野 和良 原さん、素晴らしい鑑賞を有難うございます。
今のテレビドラマではトリックも巧妙、嘘も大がかりですが、能や狂言の嘘は実におおらかです。



不知火や東京五輪に舵のなく

清水 憲一 一日一句互選に頂きます。
昨今の東京五輪の競技場の建設費の増大等々の問題を聞くに付け、
如何に舵取り役となるポストが不在であるかが問われている。
それでは五輪丸は、漁火が水面近くの冷気によって屈折し様々な形に
変化して見える不知火に寄って翻弄されているかのようなものだ。
詠者の社会詠は、その状況を的確に描いた佳句であると思い取らせて頂きました。
北野 和良 清水さん、ご選句と鑑賞を有難うございます。
全く鑑賞して頂いた通りの気持ちで詠みました。





(9/29)

稲掛けを宙に回すや天空米     

(天空米:スキーリフトで干す米のブランド名)


      秋草の余情残心能登の壺

軸には「余情残心」とあった。 読み方:よじょうざんしん
主に茶道で用いられる言葉で、茶事が終わり客が帰った後に、
残った茶を飲みながらその日の自らの行動を反省し、茶事終了後も
客のことを考え続けるというおもてなしの心を意味する表現。



子規食ふと伝へし御所の柿の貌

河野 俊文 互選に選ばせていただきます。
永く奈良に住んでいたので、御所柿といえば法隆寺を思い出します。
小学生のころ、よく友人と自転車で法隆寺の会式に遊びに行きました。
懐かしく思い出します。徳島の自宅の庭にも柿が実をつけています。
こちらは、鳥に食われる方が多いですね。とほほ。
北野 和良 河野さん、ご選句有難うございます。
奈良に住んでおられたとのこと、羨ましいです。
私は万葉集や飛鳥の時代が大好きでこの地をゆっくり散策できたらといつも夢に見ています。
河野 俊文 この年になって古都奈良の素晴らしさが分かってきました。
若いころは、不便だな、と思っていましたが、今は本当に奈良のゆったりとした風景に惹かれますね。





(9/28)

野に遊ぶ幼の髪に萩の花     

原孝之 こんばんは。「一日一句互選」に頂きます。
先日、萩の花に髪が触れて萩の花びらがたくさん付きました。
元気に遊ぶ子供たちならきっと髪が萩だらけになるのではないかと思います。
萩の花はかんざしのようですね。
北野 和良 原さん、ご選句と鑑賞を有難うございます。とても嬉しいです。



      追いかける娘の胸に萩の風

向瀬美音 互選に選ばせていただきます。今日の北野さんの句は爽やかで綺麗ですね。
北野さんの引き出しにこんなのも入っているかとびっくりしました。
萩は万葉集の中で一番出てくる花らしいですね。北野さんの万葉集、古今集好きが全開ですね
。一読して可愛らしくて、綺麗で、万葉調で、私も早速明日は萩を使ってみようと思います。
北野 和良 美音さん、ご選句と素晴らしい鑑賞を有難うございます。引き出しはもっと増やしたいですね。
向瀬美音 今の所、官能、熊本、能、スポーツ、万葉集、花、特に官能が得意ですね。



くさぐさの余情残心吾亦紅     




(9/27)

      室町の笑ひ伝へし小鳥来る

向瀬美音 すごい!今日はお能シリーズですね!まだまだ題材がある^^
北野 和良 美音さん、有難うございます。久々に狂言の舞台を観て興が湧きました。



百闃ボケの権化の太郎冠者     


鬼っ子の言霊奔り山椒の実




(9/26)

      秋寂し夢のもんじゅの廃炉かな


やるまいぞやるまいぞと秋狂言     


      宝の市カプセルフェアに目の迷ふ




   9月第4週 【週末は席題で一句】


@ 秋彼岸落ち穂拾いにはしゃぐ児ら

高井 直美 頂きます。穏やかな秋彼岸の様子が目に浮かびます。
北野 和良 直美さん、有難うございます。嬉しいです。



A 秋彼岸遠き家系に太郎冠者

向瀬美音 頂きます。面白い句ですね。
北野 和良 美音さん、有難うございます。ボケは太郎冠者の特技、私にもその血が流れているかなと・・・
原孝之 頂きます。古風なお句ですね。
北野 和良 原さん、有難うございます。昨日、狂言を観ました。



B 秋分や人間にある好き嫌い

向瀬美音 頂きます。秋分とよく合わせましたね。さすが北野さん!すごい!
北野 和良 美音さん、有難うございます。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



(9/25)

普天間や天地始めて肅す朝


吹く風はジャズかラップか芒原


茹で栗を試し食いつつ君のこと




(9/24)

栗おこわ母直伝の塩加減

今村 征一 一句選に頂きます。塩加減が美味しさを引き立たせますね。
北野 和良 今村さん、有難うございます。励みになります。



新刊の灯火親しむ友となり


びっくりポン賞になる秋股のぞき     

佐野勉 頂きます。ユーモラスで楽しい句ですね。頭が下がります(さっそくのぞいてみたいですね)。
北野 和良 佐野さん、ご選句有難うございます。こんな事を真面目?に研究する人がいて驚きました。





(9/23)

      標識を見つけて安堵昼の月


星月夜弾む会話や遍路宿

向瀬美音 互選に選ばせていただきます。詠者は今日も1日お経を唱えながら遍路をした。
爽やかな、心地よい疲れがある。そんな時、空を見上げると息を呑むほどの星月夜であった。
そんな時、そこに出くわした同じ仲間と心地よい気分で楽しい会話が弾んだ。実に景のはっきり浮かぶ、良い句である。
北野 和良 美音さん、ご選句と素晴らし鑑賞を有難うございます。嬉しいです。



横倒し石宝殿秋気満つ     

◆ 石宝殿の外観の特徴
兵庫県高砂市の採石場の中に、生石(おうしこ)神社という、巨石を御神体とする神社があります。
1828年、離日の際、日本地図の海外持ち出しが発覚し、国外追放となったシーボルトは、
石宝殿(いしのほうでん)と呼ばれるこの御神体に興味を示し、3枚のスケッチを残しています。
重量が500トンもあろうかといわれるこの巨大な石造物は、切り出して加工しもたのではなく
岩山を直に彫ったもので、三方は削られた元の岩山によって囲まれた形になっています。

制作に従事した石工には、これを遠くに運搬することが不可能なことは分かっていたはずです。
それにもかかわらず、巨石の底部は岩盤から切り離なすように四方から深く削られています。
なお、現在の拝殿の位置からいえば、前面は長方形の平面で、背後に屋根形の突出部があります。
だから、少しだけ岩盤につながっている底部を切り離し。拝殿側に起こせば家形になります。





(9/22)

      土佐湾を左手に見て秋遍路


秋鰹お国自慢の飛び交ひて


お接待感謝するのみ栗おこわ




(9/21)

秋遍路金剛杖は四拍子     


      水平線丸くも見える秋遍路


爆ぜ栗やつむじ曲がりの友の顔







   9月後期【埋字で一句】

投句の【お題】
@今度こそ○○○○○○○○○○○○
A○○○○○似合はぬほどに○○○○○
A○○○○○○○○○○○○だけのこと


@ 今度こそきみを誘って月へ飛ぶ

佐野勉 シャンソン 明日は月の上で(アダモ)を思い出しました。ロマンティクは止まらない ですね。
北野 和良 佐野さん、有難うございます。お詳しいですね。
原孝之 頂きます。
北野 和良 原さん、有難うございます。
高井 直美 頂きます。言われてみたいです(*^^*)!
北野 和良 直美さん、有難うございます



A 今度こそ花鳥諷詠萩の花

今村 征一 花鳥諷詠が気に入りました。選に頂きました。
向瀬美音 私も花鳥諷詠が気に入りました!
北野 和良 今村さん、美音さん、有難うございます。嬉しいです。
向瀬美音 頂きます。北野さんの花鳥諷詠みたいです!!
清水 憲一 頂きます。花鳥諷詠が俳句の基本ですね。
原孝之 頂きます。
北野 和良 清水さん、原さん、有難うございます。



B 立待ちの月を見ているだけのこと

Aniko Papp 頂きます。名月が見えなかったので、立待の月を見ているだけのことです。いいお感じですね。
北野 和良 亜仁子さん、有難うございます。



C 菊花賞似合はぬほどに馬肥ゆる

高井 直美 頂きます。面白い視点のお句ですね(*^^*)!
北野 和良 直美さん、有難うございます。



D 秋のセルそれしか持たぬだけのこと

向瀬美音 頂きます。今度他のを買ってあげます。
北野 和良 美音さん、有難うございます。



E 嗚呼雀蛤となるだけのこと


F 今度こそ狙いを絞る秋薔薇

原孝之 頂きます。棘にご注意を!
北野 和良 原さん、有難うございます。



G 今度こそ数限定の菊の酒

向瀬美音 頂きます。面白いです。
北野 和良 美音さん、有難うございます。
清水 憲一 頂きます。中々手に入りませんね。
原孝之 頂きます。
北野 和良 清水さん、原さん、有難うございます。



H シンゴジラ似合はぬほどに秋澄めり


I 毬栗の落ちて弾けるだけのこと


J 仏壇に栗を供えるだけのこと


K 淑やかの似合はぬほどに鳳仙花

向瀬美音 頂きます。鳳仙花と合いますね。
北野 和良 美音さん、有難うございます。
原孝之 頂きます。弾けてますね!
北野 和良 原さん、有難うございます。



L 片足で案山子になりきるだけのこと

向瀬美音 頂きます。北野さんならできると思います。
北野 和良 美音さん、有難うございます。
清水 憲一 頂きます。面白い句ですね。
原孝之 頂きます。ユーモアあり!
北野 和良 清水さん、原さん、有難うございます。
野島 正則 いただきます。やったことあります。共感できます。
北野 和良 野島さん、有難うございます。



M きみといて月の声聞くだけのこと


N 秋の場所押しに徹するだけのこと


O 今度こそボルダリングで秋空へ

十河 トモ子 いただきます。今はやりのスポーツで、上へ上へ。智
北野 和良 トモ子さん、有難うございます。励みになります。



P 今度こそ魚籠いっぱいの鰯釣り

向瀬美音 頂きます。私も連れて行ってください。
北野 和良 美音さん、有難うございます。



Q 今度こそアンドロイドを家政婦に

向瀬美音 頂きます。面白いです!
北野 和良 美音さん、有難うございます。どこで売ってるか知りませんか?



R 今度こそルンバに任せ紅葉狩り

向瀬美音 頂きます、いってらっしゃい!
北野 和良 美音さん、有難うございます。



S 秋場所や金星狙うだけのこと


(21) 秋遍路心経唱えるだけのこと

向瀬美音 頂きます。北野さんも信心深いのですね。
北野 和良 美音さん、有難うございます。遍路は2周歩きましたから。



(22) 秋遍路ひたすら歩くだけのこと

向瀬美音 頂きます。北野さんの姿が目に浮かびます。
北野 和良 美音さん、有難うございます。



(23) 青葡萄実りきらないだけのこと

向瀬美音 頂きます。面白いです^^
北野 和良 美音さん、有難うございます。



(24) 黒葡萄熟女に倣ふだけのこと

向瀬美音 頂きます。黒葡萄と熟女が合いますね。
北野 和良 美音さん、有難うございます。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




(9/20)

また野分腹一杯のダムの山

高井 直美 一句互選に頂きます。溢れんばかりのダムを「腹一杯」と
表現なさっていることに新鮮な感動を覚えました。
自然の驚異にもユーモアの心を忘れてない、しなやかな精神の強さを感じます。
北野 和良 直美さん、素晴らしい鑑賞を有難うございます。嬉しいです。



      コスモスの宙に舞ふごと君の詩

原孝之 頂きます。コスモス園の舞い上がる恋!
北野 和良 原さん、有難うございます。嬉しいです。



秋遍路四万十川の沈下橋     

野島 正則 北野さん、質問です。
北野 和良 そうです。水没を想定して元々欄干がありません。
潜水橋、沈没橋などとも呼ばれ、四国の川にはたくさんあります。
渡部 稲穂 四国の沈下橋は、洪水になると、橋の上を水が流れる仕組みで、
すべて鉄筋コンクリート製です。 横スレ失礼。
野島 正則 北野さん、稲穂さん、ありがとうございます(*^^*)
近年の橋げた、床も、流されないのですね。
昔は、木製で、橋げた、床は流されていたのだろうと、考えてみたので。
渡部 稲穂 稲穂んちの近くには百年くらい前に作られたけど、
↑の沈下橋も似てるからかれこれ昔だと思いますよ。
北野 和良 八王子の浅川上流に、住民の方が作った私製の木造沈下橋(歩行専用)
があります。少し離れた場所には立派な橋もあるのですが、
住民の方は回り道が面倒だとして自分たちで作ってしまい、市は認めないと睨み合っています。





(9/19)

あの日から無邪気な桃に囚はれて


      涙より前へ進もう吾亦紅


ひと振りのシナモンシュガー杜鵑草     

山野辺 茂 北野さん、熊本行以来、句が変わってきましたね。良い経験をされたのですね。
北野 和良 山野辺さん、私の句変わってきたように見えますか?
 永田先生の講義のお陰かと思います。嬉しいです。
山野辺 茂 二句一章の妙を会得されたような気がします。僕も勉強になります。
北野 和良 山野辺さん、お褒め頂き光栄です。有難うございます。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    9月第3週【週末は席題で一句】(月)

@ マネキンの虚ろに見上ぐ後の月


A ワープせよ月の都の秘密基地

足立 光隆 北野さん、いただきます。ワープしましょう♪
北野 和良 足立さん、有難うございます。嬉しいです。詳しい座標をお知らせします。



B かぐや姫月に帰りてご乱行

原孝之 頂きます。現代版かぐや姫という感じです。
北野 和良 原さん、有難うございます。嬉しいです。
桑本 栄太郎 北野さん・・・頂きます!!。月足らずの和子をご出産でしょうか?
auのCMを見ているようで愉快ですね!!。
北野 和良 桑本さん、auのコマーシャルは知りませんでした!




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(9/18)

      阿蘇に発す長寿の水や菊日和

北野 和良 永田先生、グッとマーク有難うございます。
永田 満徳 長年、長寿の水を詠みたかったんですが、なかなか詠めませんでしたが、
掲句はここ長寿の水を見事に表現しています。
北野 和良 永田先生、有難うございます。実際に目の当たりに見たお陰です。
向瀬美音 北野さん・吟行句は強いね!
北野 和良 美音さん、有難うございます。
岩本 ひとみ 北野さん、「グッときました!」スタンプおめでとうございます\(^o^)/
北野 和良 ひとみさん、有難うございます。
原孝之 頂きます。敬老の日を意識しての作句か?阿蘇と菊は合います。
北野 和良 原さん、有難うございます。水前寺出水神社にある神水です。
原孝之 昔、絵本で阿蘇の昔話を見たのですが、タイトルを思い出せません。
菊池という地名もありますし、阿蘇と菊はぴったしです。
北野 和良 そんな民話もあるのですね。季語の斡旋が成功しました。



月白しよさこい跳ねる少女A     


      愛告げる異国語の絵馬月上る




(9/17)

右書きの書名懐かし肥後の秋     


      秋麗肥後のちょんかけ独楽愉し

(熊本城二の丸広場、肥後ちょんかけ独楽保存会理事・吉田さん)

大関博美   秋の麗らかな公園に、集まる古老と子どもたちの声が賑やかである。
伝承のちょんかけ独楽を子どもたちに伝えようと意気盛んな高齢の方々。
子どもたちも少しでも上達したいと、眼を輝かせ息を弾ませている。のどか選
北野 和良 博美さん、ご選句と鑑賞、有難うございます。
理事の吉田さんは毎週広場で演技を指導したり、施設慰問に飛び回っておられます。



手づくりのいきなり団子後の月     




(9/16)

      成趣園色変へぬ松泰然と

原孝之 北野さん、こんにちは。成趣園とは、水前寺公園のことなのですね。
知りませんでした。熊本吟行句は続きますね。いいですね!
北野 和良 原さん、私も成趣園という正式名を今回知りました。
原孝之 色変へぬ松はガラシャや成趣園
北野 和良 ガラシャ夫人と来ましたか!良い句ですね。



漱石に倣ひ旧居の縁の秋     

Biyou Utashiro 漱石の幾度かの引っ越したうちの一つのお屋敷ですね
漱石が犬と戯れ寝転んだ縁側での、お写真、北野さんお世話になりました
正岡子規から筆子へのプレゼントのお雛様のエピソードも、楽しく素敵な吟行旅になりましたね
北野 和良 Biyouさん、いろいろとお世話になりました。
写真を整理しながら句が浮かんできて、とても良い吟行だったと思います。
Biyou Utashiro ありがとうございます。 夜もっと、遊べばよかったね(^^)
ホテルに、直行〜〜バタンぐ〜〜(^^)で、目が覚めたら朝でした(笑)
永田 満徳 この家から草枕の里に行って、『草枕』が出来た記念すべき家でしたね。
今村 征一 熊本の漱石旧居での作、漱石になりきって縁に座している作者、一句選に頂きます。
北野 和良 今村さん、ご選句有難うございます。励みになります。



      望月や陣太鼓てふ銘菓食ふ

田中 由美子 銘菓「陣太鼓」美味しいですけど「武者返し」も好きですよ。
北野 和良 「武者返し」ですか、今度機会があれば探してみます。有難うございます。





(9/15)

名月やゆかしき古今伝授の間     

(細川幽斎公が桂宮智仁親王に「古今和歌集」の解説の奥義を伝授した建物・京都御所から移築)

原孝之 北野さん、おはようございます。熊本の吟行句どれも素晴らしいです。
今日もトリプルの予感がします。
北野 和良 原さん、有難うございます。
昨夜写真を整理していて、いくつもの句が浮かびました。吟行はいいですね。
原孝之 北野さん、実景の句にはなぜか景色が見えてくる力がありますね。
北野 和良 写生に徹し、多くを詰め過ぎないというのが少し分かってきた気がします。
向瀬美音 頂きます。下5が決まっていますね。
北野 和良 美音さん、有難うございます。真面目な見学のお陰です。



      秋澄むや旧居に則天去私の軸

向瀬美音 北野さんの句が変わりましたね!
北野 和良 客観写生(笑)
向瀬美音 現代俳句はまずホトトギスから始める^^
永田 満徳 熊本シリーズですね。



小鳥来る稲荷神社の赤鳥居     

原孝之 こんばんは。「一日一句互選」に頂きました。
赤鳥居には、青い鳥が来てほしいなど想像を巡らせてしまいます。
熊本は北野さんを温かく迎えてくれましたね。
北野 和良 原さん、ご選句有難うございます。見学の案内をして頂いた皆さんに感謝しています。





(9/14)

      天帝の鯰懲らしめ水澄めり

向瀬美音 頂きます。北野さん、本当に上手くなりましたね。
永田先生の講義と吟行でこんなに見違えるのでしょうか。切れも上手くなりましたね。
北野 和良 美音さん、有難うございます。とても嬉しいです。
原孝之 頂きます。鯰が水前寺公園にもいるのですね。「鯰懲らしめ」が愉快です。
北野 和良 原さん、有難うございます。鯰がおとなしくなれば地震も収まるかと思いました。



秋場所や如来と閻魔の指相撲


那智黒と榧(カヤ)の碁盤や月見酒     

足立 光隆 北野さん、一日一句互選にいただきます。
お約束を見事に果たしていただき、碁石の音がはじけるような句になりましたね。
描かれてないけど、那智の滝まで見えるようです。ぶせふ選
北野 和良 足立さん、有難うございます。月を見ながらの一局にお付き合い下さい。





(9/13)

涙する辛子れんこん郷の秋

熊谷房子 北野さん頂きます?辛子レンコン意外と辛いですね?先日熊本からのおみやげに頂きました。
北野 和良 房子さん、有難うございます。レンコンの外側に唐芋(紫芋)を被せた新商品もありました。
原孝之 北野さん、こんにちは。@句が好きです。どの句も熊本が浮かびます。
北野 和良 原さん、有難うございます。今回は本当に良い旅になりました。
向瀬美音 互選に選ばせていただきます。北野さんの俳句が光ってきた。熊本吟行の成果であろうか。
この句は辛子れんこんに焦点がぴしっと当たり、辛子れんこん辛さ、その場の雰囲気、
笑顔、熊本、被災地、が目に浮かび、最後は郷の秋と言う綺麗な季語で終わっている。
なんでこんなに上手くなったのだろうか。
北野 和良 美音さん、褒め殺し〜有難うございます。
向瀬美音 本当です!
原孝之 北野さん、こんにちは。熊本に出かけて後、俳句好調ですね!
もう、互選おめでとうございます。私もトリプルでした。
美音さんもトリプルですし、熊本には俳句の神様が居られる
のかもしれませんね。(笑)
北野 和良 出水神社と漱石旧居訪問のお陰かも知れません。有難うございます。
北野 和良 思い出せば永田先生の講義と質疑が脳に働きかけているのかも知れません(感謝)。
向瀬美音 北野さん、辛子レンコン、ほうばり涙が出ました。



天高く馬刺しに肥後の甘醤油

向瀬美音 頂きます。心から共感いたします!
北野 和良 美音さん、有難うございます。馬刺し、本当に美味しかったですよね。
大関博美 Aのお句のリズムがとても良いですね。
北野 和良 博美さん、有難うございます。天高く馬肥える秋、を意識していました。



秋澄むやガラシャを祀る出水宮



(水前寺成趣園の出水神社には、歴代藩主、藩主夫人とガラシャ夫人が祀られている)

永田 満徳 熊本をお詠みいただきありがとうございます。
北野 和良 永田先生、お早うございます。古賀さん、岩崎さんに丁寧に案内して頂き、充実した半日でした。感謝しています。
永田 満徳 古賀さん、岩崎さんにお伝えしました。
「喜んでいただき光栄です。」との返事が返って来ました。
北野 和良 永田先生、お手数をお掛けしました。有難うございます。
原孝之 こんばんは。「一日一句互選」に頂きました。
9月11日の観光でガラシャ夫人を祀る出水宮に行かれたのですね。
私は訪れたことはありませんが、ガラシャ夫人が何故この出水宮に祀られたのか?
ストーリーのある句になっています。秋澄むやの季語からガラシャ夫人の自害の様子が偲ばれます。
北野 和良 原さん、ご選句と素晴らしい鑑賞をして頂き有難うございます。
大河ドラマのガラシャ夫人が印象に残っていて、その方が祀られていると知って驚きました。
実りのある観光で案内して頂いた古賀さん岩崎さんにとても感謝しています。
原孝之 北野さん、こんばんは。トリプルおめでとうございます。熊本句会効果は凄いですね。
北野さんの熊本吟行句は素晴らしい出来だと思います。実景の素晴らしさです。
北野 和良 原さん、有難うございます。句会での永田先生の切れ字の講義や、
皆さんの句の鑑賞や推敲のお話がとても勉強になりそれらのお陰だと思います。
このまま身につけば良いのですが、忘れっぽいので・・・・





(9/12)

龍のごと稲穂吸ひゆくコンバイン


      望月を映す江津湖や良き友と


にこにこと串柿つくる中は六つ     




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

   【席題で一句】 (虫)


虫すだく壁に棟方志功の画

向瀬美音 頂きます。よく見ていましたね。
北野 和良 美音さん、ご選句有難うございます。懇親会の飲み屋さんの壁に掛かっていました。
清水 憲一 頂きます。棟方志功の版画と来れば父が直に志功から貰ったものがあります。
これは取らざるを得ないですね。(*^▽^*)
北野 和良 清水さん、有難うございます。棟方志功の画、家宝になりますね。



熊本のレベルの高さ虫の声

原孝之 頂きます。熊本の虫の声に負けず俳句もレベルアップするようにとの励ましのお言葉ですね。
北野 和良 原さん、有難うございます。追いつくのに必死です。
Biyou Utashiro いや〜〜永田先生の無茶ぶりが、効をそうした?(笑)



碁敵と欅の碁盤虫の秋

穗坂 俊一 僭越ながら、普通碁盤は榧(カヤ)の木で作られていると思いますが?
北野 和良 そうでしたか。無学で申し訳ありません。音合わせで勘弁して下さい。 足立 光隆 へぇ〜穂坂さんそうなんですか〜。選ぼうと思いました。
私も勉強になりました。北野さん、今度は榧の碁盤で作ってください。





(9/11)

果てしなき花野に隠れきみを待つ


幸いに一病息災菊枕


家路への光る翼や天高し




【熊本句会 9/10】

鉦叩どんどんと鳴る陣太鼓   (2点) (どんどん)


秋麗威風揺るがぬ熊本城    (1点) (秋麗)


名城や四面楚歌なる虫の声   (1点)


鳥渡る求む鳥語の翻訳機    (0点)




ーーーーーーーーーーーーーーーーー

(9/10)

熊本へ準備整う今朝の菊


絵日記に描き切れない秋の色

Aniko Papp 一日一句互選に選ばせていただきます。
【絵日記に描き切れない】という基底部の後、季語である【秋の色】という干渉部は、適切に働きます。
写生もよく働きます。秋の色の景色は、絵を描き切れないほど美しくて、絵日記にも描きが切れないですね。
秋の色を美しく詠まれたお句です。
北野 和良 アニコさん、ご選句に鑑賞を有難うございます。とても嬉しいです。



晩酌の後は真打ち栗の飯

小出有紀 互選に選ばせていただきますv(^o^)
「真打ち」がいいですね。 私は米でも酒が飲めるタイプなので、晩酌はまだまだ続きます(笑)
生栗を処理するのは面倒くさいですが、出来上がりは格別v(^o^)??炊きたての香りが感じられました!
北野 和良 有紀さん、ご選と鑑賞を有難うございます。嬉しいです。





(9/09)

うろこ雲美姫三千の始皇帝

Yufen Hong 選ばせて頂きます。北野樣のうろこ雲の斬新的発想にいつも驚歎させられます。
數多に広がる雲を始皇帝の美妾群と形容するのは前者なきです。個性的な創造力に?帽しました。
十河 トモ子 一句互選にいただきます。美姫三千と、始皇帝に兵士が付かず、美姫だったことが意外でした。
少し裾を引くような流れる雲の連なりであったのかな、と句が実景を踏まえているのを感じます。十河智
北野 和良 トモ子さん、Yufen Hong さん、ご選句と空想にお付き合い頂き有難うございます。とてもうれしいです。
足立 光隆 私も一日一句互選にいただきます。雄大でかつ美麗!どこまでも広がり、リアリティ抜群。ぶせふ選
北野 和良 足立さん、有難うございます。励みになります。



里山に溢れる秋をポケットに


新米に納豆かけて三杯目     (新米:秋、納豆:冬)

(納豆は冬の季語でぶつかるが、今は一年中納豆を食べられる。
有明や納豆腹を都まで・・・一茶》の句(秋)もあるのでご容認下さい)
岩本 ひとみ 北野さん  新米が主語ですから、全く大丈夫です(笑)o(^_^)o
きちんと季語が主役になって効いてますよ
私も季語二つぐらい全く気にしませんよ。三つは難しいですが確か合った筈。
蛤のふたみに別れ行く秋ぞ
芭蕉も結構二つぐらいに季語を気にせず使ってましたよ。
北野 和良 ひとみさん、有難うございます。茨城に住み始めて、毎朝納豆は欠かせません。
岩本 ひとみ 納豆、私も毎日食べてます。
茨城の納豆は美味しいでしょうね? 関西の納豆は大したことないのよ?(笑)o(^_^)o
北野 和良 茨城は県内産の大豆というのが自慢のようです。
スーパーの品はピンからキリまで。私は中級品ですが・・・・
向瀬美音 一杯目は卵で二杯目は?で三杯目は納豆?すごい食欲!
北野 和良 居候ではないですから(笑)





(9/08)



    【十一回俳句の広場ラ・セゾン句会】 (テーマ:清か)

@ 新米や銘柄炊きを新調す


A 山路来て崖の湧き水涼新

野島正則(並選)


B 鬼灯市呼びこみの声涼しげに


C 転校生渾名はケンと爽やかに

中島雅幸特選)、最近の子供の名前は暴走族みたいなのばかりで、ケン、なんて渾名もいいですね。
ぱそ夢(並選)、北島和弘(並選)
大関博美 予備選では、下記を頂きました。
北野さま:転校生渾名はケンと爽やかに(こどものころ狼少年ケンがヒーローでした)



D 兎追う月の都の探査船


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




凝りもせず二百二十日を前にして


冷まじや震度四なる直下型

向瀬美音  秋の地震ものともせずに肥後にゆく  美音
北野 和良 この直下型は、昨日昼の茨城県南部の地震でした。かなり揺れて肝を冷やしました。
清水 憲一 「冷まじ」は晩秋の寒々とした様子をあらわす季語ですからこの場合相応しくないですね。
「身に沁む」の方が強い感情を表す季語ですからこちらの方が合いますね。
北野 和良 清水さん、アドバイス有難うございます。季語を上手に使うのは難しいものですね。



未来から吉兆告げに小鳥来る

原孝之 北野さん、こんにちは。吉兆の中に未来が含まれている気がしました。
これは、私の案ですが、「熊本へ吉兆告げに小鳥来る」などにされて熊本応援句なんかもいいかなあ!
とか勝手に思いました。北野さんに暗にその含みがあるようには思いましたが、、。
北野 和良 原さん、みらい=吉兆、気づきませんでした。推敲します。
原孝之 熊本への挨拶句という手もありますね。推敲を期待しています。



被災地へ吉兆告げに小鳥来る

永田 満徳 頂きます。私への挨拶句ですね。
北野 和良 永田先生、有難うございます。嬉しいです。
原孝之 おはようございます。「一日一句互選」に頂きました。
推敲されて素晴らしく良くなりましたね。
被災したからこそこれからの喜びは二重にも三重にもなってほしいものです。
熊本へ小鳥集まれ?!と声をかけたいです。
北野 和良 原さん、有難うございます。原さんのヒントのお陰です。





(9/07)

新米や一杯目には卵かけ

足立 光隆 【一日一句互選】に頂きます。 白米のまぶしさが際立つお句だ。
それも、一杯目に卵をかけるという食欲につい唾がわく。二杯目三杯目と秋は深まっていく。ぶせふ選
北野 和良 足立さん、ご選句、素晴らしい鑑賞を有難うございます。
新米が美味しくてついつい食べ過ぎますね。



団栗の我慢比べや党首選


鰯雲小さき嘘の格納庫

向瀬美音 昨日は隠れ場所、でいい句だなあと思いました。
北野 和良 美音さん、格納庫は飛びすぎでしょうかね。
清水 憲一 格納庫は固すぎますね。
「隠し場所」ぐらいにして柔らかく表現された方が良いですね。(*^▽^*)
北野 和良 清水さん、アドバイス有難うございます。
原孝之 北野さん、こんにちは。細胞を発見したフックはコルクの切片を覗いてセルと名付けました。
セルは小室という意味です。
鰯雲小さき嘘の小部屋かな》 はいかがでしょうか?
北野 和良 原さん、小部屋っていい響きですね。有難うございます。
鰯雲小さき嘘をポケットに  清一
うろこ雲千夜一夜の姫の部屋  和





(9/06)

句も雲ももくもくと湧き秋麗


野分などやんちゃ坊主の空威張り


参観日秋のブランド勢揃ひ

岩本 ひとみ あぁ!忘れちまったかなしみに…でしたが…思い出しました。
参観日は、お母様方のロレックスやシャネルやエルメスが被ってましたよ。
ルイビィトンのお母様は少し小さくなって…。今考えると怖い

河野 俊文 互選にいただきます。景が見える、愉快なお句ですね。
北野 和良 河野さん、ご選句有難うございます。ちょっと川柳っぽかったでしょうか。
河野 俊文 立派な俳句ですよ。楽しいですね。
北野 和良 有難うございます。励みになります。



鰯雲小さき嘘の隠れ場所




(9/05)

野分すら一目を置く富士の山

原孝之 こんにちは。北野さん、大きな景ですね。「おく」のリフレインでリズムが良いです。
これからの台風は富士山に敬礼して、おとなしくなってほしいものです。
北野 和良 原さん、有難うございます。でっかい物比べ、成功でしょうか(笑)
原孝之 台風をあやしつけたる日本海
原孝之 野分は悪のイメージ、富士山は善のイメージ!善悪のぶつかり合いですね!
そして、善が勝利! 海山の神手を取りて追ふ野分

原孝之 こんばんは。「一日一句互選」に頂きます。
先ずは、リズムの良い句になったことを指摘します。「もく」と「おく」がその訳にあります。
野分という悪と富士山という善の対比、そして景の大きさがこの句を爽やかにしています。
今回の台風12号が被害が少なかったこともこの句を清々しくしています。
北野 和良 原さん、素晴らしい鑑賞をして頂き有難うございます。励みになります。
原孝之 北野さん、おはようございます。
北野さんのお句のおかげで私にも互選句が出来ました。有難うございます。



虫時雨俳句ホリック日に千句      (ホリック:中毒)

岩本 ひとみ あっ、やっぱり…。北野さんも思いますか???
俳句ってホリックですよね?(笑)(*^◯^*) あぁ、同じように思う人がいて良かった。(笑)
北野 和良 いつの間にか深みにハマり込んで、まるで蟻地獄ですね(笑)



マネキンの手足もがれて鳳仙花

向瀬美音 北野さん、もう、マネキン、の準備ですか?実は私もです。
北野 和良 兼題(無季)は1句だけなので練習の余りを。(笑)
向瀬美音 私も練習、練習です。もう蟻地獄ですね?

清水 憲一 一日一句互選に頂きます。
鳳仙花の中の種子が熟して物に触れると種子を弾き飛ばす様子と
マネキンの手足がもがれ(はじきとばされたかのように)る様子と
相俟っておかしみのある句となっている。因みに鳳仙花の花言葉は皮肉にも
「私に触れないで」と言うことだが詠者は触れてしまった句を読んだようだ。好きな句である。
北野 和良 清水さん、お選び頂き素晴らしい鑑賞を有難うございます。
(鳳仙花の花言葉までは意識していませんでした。勉強になりました)





(9/04)

      鈴虫がアリバイ崩すラブホテル

原句は 〈鈴虫がアリバイ崩すサスペンス〉だったが、アリバイとサスペンスは付き過ぎとの意見で直してみた。
皆さんからは、こんな句が寄せられた


鈴虫がアリバイ崩す午前二時   正則

鈴虫がアリバイ崩す東横イン   美音

鈴虫がアリバイ崩す夜這ひ事    満徳

鈴虫がアリバイ崩すボンネット   孝之

鈴虫がアリバイ崩す夫の嘘  熊谷房子


装ひてバスタ新宿花野行     




(9/03)

身に沁むやまたも堤防決壊す


幼弾くリスト流れし夜半の月


宇宙より覗く惑星水の秋

清水 憲一 一日一句互選に頂きます。秋の水は明澄感を増す。
ここでは宇宙から覗いていると言うのだ。そこで月世界から見た水の惑星の写真を思い浮かべた。
宇宙に青く漂っている水の惑星地球、詠者はまさに月から北半球の地球を俯瞰
しているように一句を描いている。壮大な句であり好きな句である。
最近四光年の彼方に水の惑星が発見されたが果たしてそれを
俯瞰することのできるのはいつの日になるのだろうか。
北野 和良 清水さん、選句と素晴らしい鑑賞を有難うございます。
今日の東京キャンパス句会に出した【鈴虫の移住計画四光年】で3点を頂きました。ご報告まで。
清水 憲一 やはり四光年先の水の惑星を使われましたか
予感していましたよ。北野さんらしいお句ですね
北野 和良 有難うございます。清水さんに認めて頂くと本当に張り合いがあります。
清水 憲一 北野さんと同じ理系ですから発想がよく似ている所があって
私の俳句の軌跡を見ているようで親近感が湧きますね。
清水 憲一 自信作が没になったと書かれていますが
恐らく東京句会ではおかしみがある句でないと取って貰えないと思います。
それか季語が生かされてかつ色々語らせて呉れる句ですね。
揚句の3点句は結構おかしみのある句ですね。
小出有紀 互選に選ばせていただきますv(^o^)
言葉と世界観が見事に調和して、透明感とスケールの大きさを感じました
視点を山の上や宇宙まで広げると、こんなにも素敵な句になるという見本です
北野 和良 有紀さん、素晴らしい鑑賞をして頂き有難うございます。





    9月前期【埋字で一句】

投句の【お題】
@さながらに○○○○○○○○○○○○
A○○○○○息をのむほど○○○○○
A◯◯◯◯○○○○○○○○落ちにけり



@ 「さながら」に三つの意味あり秋の星

 (そのまま、そっくり、ちょうど、あたかも、のこらず、すべて)


A 桐一葉天下のために落ちにけり

向瀬美音 頂きます。面白いです!
北野 和良 美音さん、有難うございます。嬉しいです。
Yufen Hong 選ばせて頂きます。桐一葉の擬人聯想ができます。
北野 和良 室木さん、Yufen Hongさん、有難うございます。嬉しいです。



B さながらにサンバのリズム芒原

今村 征一 埋め字で一句選に頂きます。大揺れしている芒野!
北野 和良 今村さん、有難うございます。リオ五輪以来サンバが耳に残っています。



C 蓮の実の宇宙目指して落ちにけり

高井 直美 頂きます。蓮の実が勢い良く飛び出す様が目に浮かぶ様です。
北野 和良 直美さん、有難うございます。嬉しいです。



D 山小屋の息をのむほど天の川

原孝之 頂きます。北アルプスの山小屋ならそうでしょうね!
北野 和良 原さん、有難うございます。仰るとおり北アルプスをイメージしました。
清水 憲一 頂きます。これは私も郷里の立山で体験しました。
北野 和良 清水さん、有難うございます。夏休みに立山に登られたそうですね。
今村 征一 一句選に頂きます。乗鞍で同じような景色を見ました。
Aniko Papp 頂きます。山の上から見ると、都会の色々な灯りがなくて、
天の川は本当に息を呑むほど美しいですね。写生がよく働きます。



E 新神器さながらに8Kテレビ


F 空蝉の未練残して落ちにけり

十河 トモ子 いただきます。十河智
北野 和良 トモ子さん、有難うございます。嬉しいです。



G 龍淵に潜む清水の落ちにけり

足立 光隆 頂きます。龍が息をひそめて秋は深まります
北野 和良 足立さん、有難うございます。嬉しいです。
野島 正則 埋め字で一句にいただきます。凄みを感じました。
北野 和良 野島さん、有難うございます。嬉しいです。



H 職質に息を飲むほど秋の宵


I 月に弾く新鋭ショパンさながらに

Aniko Papp 頂きます。このお句の季語は【月】だと思います。
問題ではないですね。ショパンは【月を弾く】、いいお感じですね。



J 秋句会自信の二句の落 ちにけり




(9/02)

空の青海の碧にも秋の声

向瀬美音 頂きます。青の表現が素晴らしいと思います。
この句の中に秋の要素が凝縮されていると思います。
北野 和良 美音さん、有難うございます。ちょっと歌謡曲っぽいかと反省も。
牧内 登志雄 今日の「互選」とさせていただきます。とても素直な表現でリズムも良いですね。
「秋の声」で、自然の音、鳥の声など想像が膨らみます。
北野 和良 牧内さん、有難うございます。励みになります。
野島 正則 一句相互選にいただきます。青、碧、のリフレイン。
秋の声との調和もとれていると思いました。
北野 和良 野島さん、有難うございます。嬉しいです。



きみと来て紬の里の初もみじ


      新調の銘柄炊きや秋の味

原孝之 頂きます。秋の味ごはんを新型の電気釜で!食欲の秋を満喫下さい。
北野 和良 原さん、有難うございます。写真にお見せしたように
「銘柄で炊き分ける」優れものを新調した記念句です。





(9/01)

鑑賞はウィンウィンの秋日和

(ウィンウィン:関係者すべてが得をすること)
自分は鑑賞をすることで、句力を磨くことが出来、作者は選ばれ鑑賞されると嬉しい。
作者と自分との距離が少し近づき絆がます。

高井 直美 頂きます。Win-Win・・素敵で楽しいお句だなあと感心します
北野 和良 直美さん、有難うございます。嬉しいです。



長月来今日は煩悩定休日


秋の句は謎かけ嫌ひ平明に







             本家ホームページへ