遍路とは何か?       2003年 5月〜6月               トップへ

『遍路』とは何か 『遍路』とは何か(2) 『遍路』とは何か(3) 【同行二人】 『遍路』とは何か(4) 歩きか車か?
『遍路』とは何か(5) 【お接待】 『遍路』とは何か(6) 【百万遍】 『遍路』とは何か(7) 【八十八ヶ寺】 『遍路』とは何か(8) 【真言】
『遍路』とは何か(9) 【咒(シュ)】 『遍路』とは何か(10) 【僕の宗教観】 『遍路』とは何か(11) 【お経】 『遍路』とは何か(12) 【真言密教】
『遍路』とは何か(13) 【理趣教】 『遍路』とは何か(14) 【法華経】 『遍路』とは何か(15) 【三教指帰】 『遍路』とは何か(16) 【真言密教 立川流】
『遍路』とは何か(17) 【般若心経】 『遍路』とは何か(18) 【一応結論を】    
【弘法は筆を択ばず】 弘法は筆を択ばず(続き) 【弘法も筆の誤り】 四六駢儷体


2003/5/22 『遍路』とは何か
 【遍路】:〈仏〉祈願のために、弘法大師修行の遺跡、四国八十八ヵ所の霊 場をめぐること(人)。巡礼 pilgrimage; a pilgrim(国語総合新辞典:旺文社 )
 かつて『遍路』とは、歩くことだった。
 (今は交通手段が発達したので、バス、タクシー、自家用車、バスの団体旅 行など、様々な方法が可能となっているが、江戸・明治時代までは歩くしか方法 がなかった。大名や大商人のような権力・資力を持っていても馬や駕籠という手 段は使わなかったと思う)
 歩くことは、人間の体力にかかっているから、今も昔も大変さは変わらない 。  僕も今回、7日間歩いてみて、自信もついた代わりに自分の体力の限界を つくづく思い知らされた。  1日に20〜30kmを歩くことはとてもしんどい。 足にあったスニーカーでもこうだから、昔の人のように”わらじ”を履いていた ら一体どうなるのだろうか。
 1日に平均25km、全長1200〜1300kmを歩く遍路と、物理的に同じような 条件を考えると代案はたくさんある。  昔の五街道(東海道、中仙道、日光街 道など)をひたすら歩くというのも似たようなものだ。
 歴史に拘らず、自分の好きな地方を歩くこともありうる。また、ただ「歩く 」に限定するなら、自宅から適当に25km歩いて帰ってくる毎日を数十日続けれ ばいいはずだ。  肉体的な負担や、継続の意志力などは等価だと思うし、安全 面や不測の事故への対処、経済的負担などを考えると自宅から歩く方がよほど合 理的である。
 では【なぜ、遍路なのか?
 四国の八十八ヶ寺が寺の造形として特別に素晴らしいとは思わない。お寺と して、文化財的、仏教的にぜひとも訪れたいと思うお寺は全国にたくさんある。 立地条件や美術・芸術的観点からすると八十八ヶ寺を遥かに凌ぐだろう。  四 国以外に、西国三十三ヶ観音とか秩父三十四ヶ寺?の巡礼という似たようなシス テムもある。
 これと八十八ヶ寺遍路とは、何が違うのだろうか?
 答えは『弘法大師・空海が修行で回った聖地』という第一級のブランド力かと思う。  コーラといえばコカコーラ、肉といえば神戸牛、バッグはグッ チと同じことか?  (続く)
(0_0) にこにこさんは何を求めてお遍路さんをしようと思ったのかな。 2003/05/26 23:44
ゆっきー あ〜、そこで、弘法大師なのね?。 2003/05/23 01:55
まどか 歩くことが見直されてるけれど 乗り物を使う生活に慣れてしまったから歩け ないですよね 2003/05/22 15:17
まり 2、3kmなら歩けるけど、毎日20〜30kmも歩いたら疲れますね〜。昔の人は もっと大変だっただろうな… 2003/05/22 15:14
あけのはちろく大特価中 今でも歩いてやってる人いるみたいでつよね。 2003/05/22 12:51
めい すっごい解り易い例えでした^^私は買い物目的だとかなり歩けますが(笑) 2003/05/22 09:40
せなりん 私は体力ないので、歩けないかな〜? 2003/05/22 05:49
ここ 今は若者達の間でも八十八ヶ寺遍路をする人たちが増えていると聞きます。 何がそうさせるのでしょうか。 2003/05/22 04:35
yoshippy 芭蕉も黄門様も〜歩いて旅してたし・・・ 2003/05/22 00:11
センスナ 簡単には成し遂げられないことだからかな 2003/05/22 00:05
カーレッジ 同行二人ですか。 逆から廻ったらどうなるんですか?昔そんな映画があった けど。。。 2003/05/21 23:57
カヤッピ(南風) 最近歩いてないからなぁ〜σ(・_・)アタイは1KMでリタイヤかも??? 2003/05/21 22:13
れんれん 歩くことは大変。昔の人はすごい! 2003/05/21 21:53

5/23 『遍路』とは何か(2)
 『空海という、日本史上もっとも形而上的な思考を持ち、それを一分のくる いもなく論理化する構成力の長(タ)けた観念主義者が、そのどういう部分でこ のようなひとびとの俗願とむすびついているのであろう。
 しかし空海没後千二百年を経てなおこれらの人の群れを石段の上へひきあげ つづけているのは空海の何がそうさせるのかということになれば、どうにも筆者 が感じている空海像がこの浦の砂の上から舞い上がり、乱気流のかなたで激しく 変形してゆくような恐れをおさえきれない。
 この謎は、この稿が終わってもあるいは解けないかもしれない。解く自信の 有無はかたわらに置いたまま 、いまは十九歳の空海のあとをたどってゆくこと にする。』 司馬遼太郎著「空海の風景」より。(p109)
 空海は【虚空蔵求聞持法】という秘法(インドに伝わる記憶術)を会得しようとした。  ある真言を、ある場所へゆき、そこで一定の時間内に百万べん唱えるという修 行である。  この苦行を反復するうちに人間の意識下にねむっているどの層か が急に光芒を放ちはじめ、その光芒に照らし出せば八万四千といわれる経文を意 のままに暗誦できるようになるというものであった。
 「ある場所」とは神聖な霊の降りる場所で、空海は「ある場所」は四国にあ ると考えた。そして、そこで厳しい修行をした。室戸岬の先端がその場所だった ようだ。  空海は荒々しい自然に向き合い、厳しい修行を行い悟りを開いたに 違いない。
 今(後世)の人々が、祈願や煩悩を捨てるという俗願で、あるいはスタンプ ラリーのようなスポーツ・ゲーム感覚や、物見遊山の延長で八十八ヶ所を回るこ ととのギャップを司馬遼太郎氏は上の文章で述べている。
 凡人の僕にも、とうてい空海の修行の真似は出来ない。  それでも、遍路 をやってみたいという気持ちの根本には、自ら苦しみを求めそれを乗り越えたい という部分があることは間違いない。あるいは苦しみを感じることで、少しだけ 空海に近づけるという意識だろうか? (続く)
吉祥天 きっかけは 何にせよ・・・達成感は味わえます 2003/05/29 09:42
(0_0) ふむふむ。司馬さんの空海本を読んで感動されてお遍路さんに行こうと決意されたのかな。 2003/05/26 23:46
らら 空海の風景・・・懐かしいな 25歳のとき読みました。あ・・大昔w 2003/05/23 19:26
れんれん 空海・・・やっぱりすごい人。。。 2003/05/22 23:38
堂珍 やっぱり空海は凄い人だったんですね。。。 2003/05/22 20:32
ルナ☆ 今わたしが、勉強してる占いが、空海が中国から持ち帰って、体系化した占 いを勉強してます。。。なんだか不思議。。 2003/05/22 19:49
雪ウサギ 辛いものならなるべくしたくないです・・・空海って偉大だ〜! 2003/05/22 18:28
カヤッピ(南風) 凡人なσ(・_・)アタイ・・・むずかしぃ〜~(>_アウ-! 2003/05/22 17:39
アリア おバカなアリアにはチート難しすぎますハイ・・・ 2003/05/22 17:27
つがる 真面目な勉学のページにやっと会えました 2003/05/22 17:25
ぴーちゃん 修行の苦しい中だと、ある意味の変な辛さは、忘れられるのではないかと・ ・・私は、修行をしたいと思った事がある。 2003/05/22 15:55
まどか 達成感は特別だと思いますが・・・ 2003/05/22 15:20
まり 厳しいですね。とか言いながら自分も自ら苦しみを求めそれを乗り越えたい と思ってたりしてるかもしれない。よくわかんないけど(^-^;) 2003/05/22 15:17
ラッキーくりりん。。。 ん〜修行ですか。。フムフム。。なるべく。。つらい思いはしたくないです。。(。_゚) 〃ドテッ! 2003/05/22 14:42

5/24 『遍路』とは何か(3) 【同行二人
 【同行二人】という言葉がある。
 遍路の旅はたとえ一人旅でも、お大師さんと二人の旅という意味だ。
 遍路を続けながら、何かを考え自問自答する。自分で見つけたつもりの答え も、実はお大師さんの入れ知恵かもしれない。景色を見、自然を見て感動する、 誰かにそれを伝えたい。傍には誰もいないけれど、聞いてくれているお大師さん に独り言で報告する。
 旅の苦しみや楽しさを分かち合う、それがお大師さんということだろう。
今回、僕は女房と二人旅。前が僕で後に女房、通行の邪魔にならないよう縦 に並んで歩く。  一日中、ずっと一緒だ。朝から夜寝るまで、ずっと一緒。こ んなに一緒の時間を過ごすのは結婚以来、初めてかもしれない。
 朝夕の食事の用意もしなくてよい。宿のおかみさんが準備をしてくれる。昼 もお弁当を買ったり、食堂を見つけて食べるだけ。
 車と違って歩いていると、自然が良く見える。木や草や花、山のたたずまい 、空・雲の動きにじっくりと眼をやることが出来る。畑がある「あれはジャガイ モの花」「これはニンジンの畑」。  見慣れぬ大きな葉っぱの畑があった。何 か分らない。とうとう近くの家の人が外に出ていたので聞いてみた「あの畑に植 わっているのは何ですか?」と。  答えは「タバコ」!
 鳥がいる。トンビ、白鷺、セキレイ。ウグイス、山鳩の鳴き声も聞こえてく る。  それやこれやを見たり聞いたりしながら、「あれは何?」「これは○○ だよ」と会話する。
 「さっき一緒だった(遍路の)人の職業、当ててみましょうか?」  「え っ、分るの?」「きっと学校の先生。」  他愛のない会話だ。でも、これも二 人の歴史?の一齣に織り込まれていく。
 今日泊まる宿/寺はどんなところだろうか。洗濯機はあるだろうか。風呂は どんな具合だろう。  そんなことを話しながら歩く。足は痛くないか、荷物は 重くないか?そんな互いのいたわりが絆を深める。
 食事は質素に決まっているが、それでも家庭料理風に丁寧に作られている。 献立の文句など言わないで感謝しながら食べる。普段よりもご飯を一杯余分に食 べる。歩いて運動しているからとても美味しい。
 歩く旅は1時間に4kmと驚くほどのろまだ。車だと1時間もかからない距 離(25km)を1日かけて歩く。時間を贅沢に浪費しているようでもある。  で も、対等に、同じだけ、共に苦労する、そこに替えがたい魅力があることは事実 だ。
 僕たち夫婦は二人の子供(男・女)を結婚・独立させ再び二人だけの生活に 戻った。  長い子育ての期間を共に闘ってきた戦友同士。遍路の苦しい歩きの 中で、子供たちも小さく生活も苦しかった頃のことを思い出したりする。  し かし、苦しく切なかったはずの当時の苦労もいま思い返すと歴史の彩として懐か しく、幸せ続きの薄っぺらな?人生よりも余程陰影があり、夫婦として一緒に戦 い過ごしてきた時間をしみじみと振り返る、これもまた同行二人だろうか。 ( さらに続く)
吉祥天 日頃 気づかなかった・・・見過ごしていた、そんなことを感じさせて いただけますよね 2003/05/29 09:46
(0_0) お遍路さんだけの言葉じゃなく、人生いつも空海上人は共に歩いておられるのですよね。 奥様との二人お遍路のお話、心あたたかく読ませていただきました。 2003/05/26 23:49
MOCHA MATTARI 旅行会社の企画した「お手軽お遍路さんコース」ばかりが広告媒体に目立ち ます。こんなにじっくり旅行されている様子は久々に目にしました。 2003/05/24 11:40
堂珍 夫婦の絆ってなかなか感じられないような・・・。こんな夫婦に憧れます。 2003/05/23 20:12
まり うーん、夫はいないけどこういう夫婦の絆みたいなのって素敵ですねぇ。TO Pの詩と写真、とても良かったです。って毎回だけど(笑) 2003/05/23 16:54
あすか 夫婦2人で会話を交わし絆を深め合う・・お遍路さんもいいですね。うちもい つか行きたいな♪ 2003/05/23 16:50
まどか 夫婦の生き方を見つめられるから お遍路さんっていいかも知れない いつ か二人だけの生活になった時トライしてみたいな 2003/05/23 16:26
めい すごい夫婦の絆を感じられる旅だったようですね・・・私も数年後か、数十 年後かをそうやって歩いてる事を想像してみましたが、まだ無理でした(;^_^A 2003/05/23 14:50
sobakasu 二人だけの時間に戻って素敵な旅。。。。いいですね。。。。 2003/05/23 14:40
あけのはちろく大特価中 一緒に苦労すると絆も深まるのかな。。お互いを労りう気持ちも絆を深める んでつね。 2003/05/23 14:33
カヤッピ(南風) 普段では気が付かない自然にふれて、奥様とともに過去をふりかえり〜今回 のお遍路さんはお二人の取って素晴らしい体験!本当に夫婦の絆を実感されたと 思います。σ(・_・)アタイもそうなるように努力・頑張らなくっちゃ〜♪ 2003/05/23 12:07
ぴーちゃん 良い思い出になりますね。二人で同じものを見ること感じることのできる幸 せ・・・良いですね。 2003/05/23 08:45
ゆ〜 ゆっくりお二人で会話するってとても大事な事ですよね。 2003/05/23 05:17
くれちゃん 苦労も悲しみも後で笑いながら語り合える、自然に触れながら他愛のない会話 が楽しめる・・・優しく素敵な夫婦の時間のような気がします。。 2003/05/23 02:46
南娘 ほんと過去の苦しみとかよりもその後の楽しみとかの方が思い出されるよね え、、。不思議だね人間。 2003/05/23 00:24
れんれん 夫婦の絆を感じます。素敵な御夫婦なのですね。そんな風にお互いに語れる ようになりたい。 2003/05/22 23:41

2003/5/25 『遍路』とは何か(4) 歩きか車か?
 現代の遍路には、たくさんの手段(車、バス、電車、自転車、徒歩など)が あり、遍路を志す人たちは思い思いにそれを選んでいる。
 お大師さん(弘法大師・空海)のことをよく知っているかといえば、そうで もないようだ。  外人さんが自転車で回っているのに出会ったことがある。彼 が仏教を信仰しているとは見えなかった。また、外人の家族・親子が回っている のにも出会った。彼らの動機は何なのだろうか?
 団体のバスで回れば、期間(費用)も短くて済むし、添乗員の人がすべての 手配・面倒を見てくれるので、精神的、肉体的な苦労などほとんどしないで結願 にたどり着くことが出来る。納経帳や掛け軸に朱印をもらうのも(添乗員さんの 仕事で)完璧だ。  自家用車で回れば、ドライブの楽しみもあり、天候(雨) も苦にならない。移りゆく景色を楽しみながら、朱印が揃っていく、一石二鳥か もしれない。
 それぞれの手段は、見方によって優劣はあろうが、どれが正しくてどれは不 正ということではないだろう。肉体的な苦労を尺度にして、楽をする人を低く見 るというのは短絡的判断だと思う。  それでも、行く先々で出会ういろいろな 人たちは「歩きですか?」と訊ね、「歩いています」と答えると一瞬、尊敬?の 気持ちが顔に浮かび、車で楽をしながらという人たちとは、レベルが違うという 感じの対応になる。そんな対応に会うと疲れも取れる気持ちになるから不思議だ 。
 一昨日(5/23)紹介したように、司馬遼太郎氏は「空海の風景」の文中で『このような人々の俗願』と切って捨てた。空海が目指し苦行した中味と、後世の俗人の願いとがあま りにもかけ離れているという観察だ。  お遍路をスタンプラリーだと割り切り 、(お寺の)スタンプ(朱印)さえ揃えれば願いがかなうと早合点して、楽をし て早く回ろうという風潮は、初期の真摯なお遍路さんとは似て非なるものという しかないだろう。 (まだまだ続く)
(0_0) なるほど。どの方法で回るか・・・こればかりはその人なりの思い入れだと思 います(^^) 2003/05/26 23:52
maa 私の知り合いは歩いて回ったとの事です。そして,その方から印のついている お座布団?とお札?を頂いた事があります。 2003/05/25 21:47
MOCHA MATTARI まあ一応、本来行かない人をその気にさせた、という効能はあるような・・ ・。「牛に引かれて善光寺参り」ってこともあるし・・・。(^_^;) 2003/05/25 11:47
まり 確かに車で楽している人に比べて歩いて目的地へ向う人って尊敬される。私 は時間がある時(+天候が良い時)はなるべく歩きたいな! 2003/05/24 17:55
なおた〜ん どうぞ、私の住んでる街へ来て下さい。ご接待します、札所でお友達茶店して ますから・・・。 2003/05/24 14:34
カヤッピ(南風) 時間があれば〜ゆっくり歩くのもいいですねぇ〜(^^♪ 2003/05/24 14:27
まどか 時間が許されるならじっくり歩いて周りたいですね 2003/05/24 12:09
華南 うちの祖母はタクシーです。もう78だし、しょうがないかな… 2003/05/24 11:25
あけのはちろく大特価中 その人その人で、楽しみ方が違うんでしょうね。 2003/05/24 09:29
仔猫ママ こうして夫婦で歩くって言うのいいですね〜。私もいつか子育てが終わった ら二人でゆっくり歩いてみたいな〜 2003/05/24 03:56
センスナ 求めているものが本質的に違うのでしょうね 2003/05/24 03:24 ゆっきー 心 の持ちようです、いろいろ有っていいんじゃーないですか?。 2003/05/24 00:55
なお ヘリコプターで空から回る人もいるらしいです・・・ 2003/05/24 00:36
梶休さん 昨日ズームインスーパーで歩きのお遍路さん特集やってましたね!^^ 2003/05/23 21:30
あすか 自分自身がお遍路さんに何を求めているかによっても変ってくるんでしょう ね?個人的には歩きが望ましいとおもいますが・・ 2003/05/23 21:28
れんれん 歩く方がいいなぁ〜 しっかり自分で廻ったって実感できるやん。。。 2003/05/23 21:08
ぴーちゃん 車で行く人もいるんだ!!びっくり。そういえば、秩父札所めぐりも観光案 内にのっているし・・・そんな感じなのかしら? 2003/05/23 20:26
堂珍 のんびり歩くのもいいのかも。車とは違う感じを味わえるかもね。 2003/05/23 20:15
ルナ☆ 今回、占いで空海の事、勉強してかなり頭が良い人だったんだなぁって、つ くづく思いましたよ。。 2003/05/23 19:43

5/26 『遍路』とは何か(5) 【お接待
 【お接待】という言葉がある。
 遍路道の周辺に住む人たちが、遍路をする人に、お茶や食料、その他を無償 で提供することを指す言葉だ。  今で言う”ボランティア精神”と似たニュアンスだが、厳密に言うと違う意味もあるようだ。
 お接待を(提供)する人たちは、自分も遍路の旅に出たいが理由があるけれ ど、それが出来ない代わりに、お接待をして、そのお遍路さんに自分に代わって 回って欲しいと願いを託すのだという。承りましたと住所・名前を聞き出してそ れをお寺に納めるという訳ではない。あくまでも心だけの問題。
 自分が回る・参拝することでお接待のその人の分まで済ませられるのならと 、素直な気持ちでお接待を受けることが出来る。  今回、僕は漠然とした気持 ちからお遍路さんをやってみようと始めたが、四国を中心にたくさんの熱心な遍 路信者?がいる。
 お遍路で回る時に各お寺で名刺代わりに住所・名前・日付を書いた『納め札 』というのを(投票箱のような)箱に納めるが、この紙の札の色に決まりがある 。自分の白札を入れる時に、緑や赤の札を見たこともある。
 白: 1〜 4回までの人。 緑: 5〜 7回の人。
 赤: 8〜24回の人。   銀:25〜49回の人。
 金:50回以上の人。
 普通に歩いて1回に約50日。1年に1回回ったとして、50回になるには 50年かかる勘定だ。  そうだとすると20歳代から始めても50回に達する のは70歳となる。  普通の職業の人が50回も回るのはとても難しいことだ ろう。お坊さんのような専門職?なら少しは有利だろうか。
 納め札の色の決まり(システム)があるということは、数回あるいは数十回 まわることが不思議でもなくごく普通に行われていることだという証拠でもある 。
 「何の目的で回るのか?」の疑問は脇に置くとして、一人で何回もまわるという情熱が間違いなく存在している。  そして、「自分はもう回れなくなったけれども、あなたが代わりに回っ てください」という 「お接待の精神」に繋がっているようだ。
仔猫ママ 50回…無理だ〜(^^ゞ 2003/05/29 13:32
(0_0) 50回も回るのは・・・人生に対してどういう思いでいらっしゃるのか、回っ た方に聴いてみたいような気も(笑)やはり数多く回るほうが”心の平安”はも たらされるのでしょうか??? 2003/05/26 23:55
あけのはちろく大特価中 札の事すら知らなかったでつ。。 2003/05/26 10:33
まどか なるほどね〜 お遍路さんって奥が深いんですね 2003/05/25 18:22
なおた〜ん 私 札所で金札 見つけていただいきました、昨年。 2003/05/25 13:47
めい 聞けば聞くほど色んなルールがあるってびっくりします 2003/05/25 13:35
MOCHA MATTARI 50回って言われちゃうと、「免罪符」の代わりでなければ良いがと、ふっ と心配になります。やはり、日常に悔いを残さないのが先決問題だと・・・。 2003/05/25 11:53
ひいろ へーいろいろと意味があるのですね。回る人も、人の分まで回ろうという気 持ちのある人は、1回分のまわる意味が濃くなりますね 2003/05/25 01:43
ゆっきー 回る事の意味、目的は、人、それぞれ、いろいろ有るのでしょうね。 2003/05/25 01:34
yoshippy わたしは、八十八番札所に一回だけ行きました〜^^ 2003/05/24 23:40
あすか 札の色に意味があるって初めて知りました・・奥深いですねお接待の精神・ ・ 2003/05/24 22:56
れんれん へぇ〜 知らないことばかり・・・ 札の色にも意味があったんですね。 2003/05/24 22:21
ぴーちゃん ホスピタルに通ずるものかしら・・・おもてなし・・・ 2003/05/24 21:07
まだみ 凄〜ぃ !札のに意味あるの知らなかった〜 2003/05/24 20:35 堂珍 札の色 にも意味があるんだねぇ〜 2003/05/24 20:20
ななか なんだかすごいですねぇ。私少し甘く考えていました。。。 2003/05/24 18:04
まり 私は今20 歳だから、今から始めたとしたら50回いく頃には70歳…先が長いっ !納め札の色、そんな風になっているんだね。面白い…。 2003/05/24 17:58

5/27 『遍路』とは何か(6) 【百万遍
 【百万遍】という言葉がある。(英語だと「メガ」ですね!)
 空海は四国の霊場で修行を行った。  ある真言を、ある場所へゆき、そこで一定の時間内に百万べん唱えるという修 行である。
 空海の唱えた【真言】がどういうものかは知らないが、「一定の時間」=7 日間(くらい)らしい。
 「百万遍」は「とてもたくさん」という意味ではなく、厳密に「百万回」の ことだ。  真言を1秒に1回唱えると仮定すると
 60x60x24(時間)x7(日)=604,800  となる。(約60 万回)
 7日間で百万遍唱えるためには、7日間不眠不休で1秒に1.7回ほど唱 える勘定になる。  どんなものかは知らないが、凡人には成し得ない大変難し い修行に違いない。
 京都には百万遍(知恩院)という地名がある。
 『百万遍という名は、元弘元年(1331)に疫病が大流行した折りに八世円空 上人が、後醍醐天皇の勅命により御所の紫宸殿に7日間籠もって念仏を百万遍唱 えたところ、疫病は治まったことから、後醍醐天皇より百万遍と云う寺号を賜っ たところからだと伝わります。』
 また、百万遍にちなんだ仏教行事は各地に残っている。
 「世附(よづく)の百万遍念仏」(神奈川県足柄上郡山北町)や無形民俗文化 財「皆沢の百万遍念仏」(群馬県桐生市梅田町)などがある。
 面白いのは、空海の時代のように「苦行して本当に百万遍唱える」という原 型を崩し、(どういう理屈かは知らないが)長い巨大な数珠を作り、それをグル グル回す(バケツリレー?)と百万遍を唱えたことと等価になると、簡略化・合 理化していることだ。
 そういえば東南アジア(ネパールなど)の国では、経文を書いた回し車(マニ車)を作り、それを一回転させるとお経を一回唱えることと同じとみなし、参拝客 は車をグルグル回してお祈りをする。
 回数が大切だが数えるという行為がなかなか大変。そこで、大きな枡に豆 をいれ一回唱える度に一個取り出し、枡が空になったら一周したと数える工夫も ある。今日は「一枡」唱えた、今日は頑張って「三枡」唱えたと整理する。
 いつの時代にも、頭の良い人がいて「合理化」を思いつくが、その結果は原 初の意図からどんどん離れていってしまうように思えてならない。
 スポーツ(マラソン、棒高跳び、野球、ゴルフなど)で、新しい道具の進歩 などもあって昔の記録が更新されているが、この場合は体を鍛えるという点で対 等だろう。  しかし空海(の時代)の百万遍を再現しようとする人、超えた人は いるのだろうか  空海は「浅知恵、誤魔化しは止めて、素手で戦わないか?」 と問いかけているのではないだろうか?
仔猫ママ ある宗教でも聞いたことあるな〜 2003/05/29 13:34
まだみ 凄いね〜百万遍唱えるなんて〜!! 2003/05/27 18:38
つがる 百万は大きいよo(*^ー^*)o 2003/05/27 16:17
MOCHA MATTARI マニ車は文字が一握りの層の持ち物でしかなかった時代の発明品でしょうね 。全員の啓発は難しいが、お布施なり寄付は欲しい・・・。四天王寺にも同じ様 な物が有ります。 2003/05/27 14:36
(0_0) うーん、空海上人はお生まれになった時から凡人とは違う次元にいらっしゃっ たそうですから(^^;) 2003/05/26 23:57
せなりん 絶対に私には、無理そうです〜!!!!! 2003/05/26 17:05
まり 7日で百万遍は凄いですねぇ!7日間がとても長く感じる!! 2003/05/26 15:00
あけのはちろく大特価中 そんなに唱えるんでつか・・・すごいでつよね。。 2003/05/26 10:34
ぴーちゃん 合理化の・・・私も見たことあります(テレビでですが・・・)お金を払え ばとか、これを買えば、極楽浄土っていうのもありますよね。人間、楽が好きで すね(笑) 2003/05/25 22:17
堂珍 百万って・・・。どんどん、空海が偉大な人に思えてくる・・・。 2003/05/25 21:47
雪ウサギ 百万遍ってホントに百万遍なんだね。今まで、たくさんっていう意味だと思 ってました! 2003/05/25 20:38
れんれん 7日間で百万遍唱えるなんて・・・想像できない。 2003/05/25 19:46
まどか ゴルフのクラブについては特に思いますね 飛距離の出るクラブで打ってる のだから飛ぶのは当たり前 それを喜んでいいのかなって 技術的なものは何も 変わってないのに・・・ 2003/05/25 18:26
ゆっきー 百万と言う数ですが、今は、金額では小型車が1台買える、回数では、1M Hz、大した事は無いが、これを、素で、数えると成ると、、、想像できません 。 2003/05/25 15:20
なおた〜ん 空海は過去の偉大な方 にこにこさん現在のどんな方か知りたいです。  2003/05/25 13:51

5/28 『遍路』とは何か(7) 【八十八ヶ寺
 遍路と言えば「八十八ヶ寺を巡拝する」と決まっているが、何事も鵜呑みに するのが嫌いな僕はいろいろと疑問を持ち、Webなどで調べてみた。
 【開 創】  弘仁6年(815)弘法大師が42歳の時に四国霊場を開創す るために、阿波の国(発心の道場)、土佐の国(修行の道場)、伊予の国(菩提 の道場)、讃岐の国(涅槃の道場)を廻り民衆救済を施しながら仏教を広められ 、八十八ヶ所の霊場を定められました。
 【いつから八十八ヶ寺?】  平安時代の「今昔物語」や西行法師の「山家 集」に四国霊場巡礼の記述がありますが、これは沙門によるもので八十八ヶ所の 記述はありません。八十八ヶ所の記述が落書きなどから見られるのは、室町時代 のうようです。  当時は主に僧侶の巡礼でしたが、次第に庶民に広がり室町時 代後期には定着していたようです。  しかし、訪れる人は少なく実際に発展し たのは江戸時代のようです。
 【八十八の由来】  八十八の数の由来について定説は無いようですが、幾 つかあげてみます。
 1 男の厄年42歳、女の厄年33歳、子供の厄年13歳を合計したもの。
 2 人間の煩悩88を表したもの。
 3 米の字を分解して八十八としたもの。
 4 常住在世の35仏と過去の53仏を合計したもの。
 5 欲界32、色界28、無色界28を合計したもの。
 6 弘法大師が唐からお釈迦様の遺跡八塔の土を持ち帰り10に分け元の8 つの土を合計したもの。
 7 6項の八塔の土を重ね合わせたもの。  以上、調べたページは〈巡礼 の歴史〉  →http://www.nbn.ne.jp/~club88/rekisi.htm
 【まだ疑問は残る】
 ・年の暮れに突かれる「除夜の鐘」は108の煩悩の数だけと聞いている。  例えば、浄土宗善照寺さんのHPにこんな記事がありました。  →http://www.zenshoji.or.jp/joya2002.html
 『新しい年を迎えるにあたって、1年間たまった煩悩の塊を剥ぎ落とし、清 らかな身で新年を迎えたいものです。煩悩の一つ一つを鐘の音とともに消し去る 、これが除夜の鐘です。  煩悩の種類には108種が有るそうで、これを一つ 一つ消し去るために108の鐘をつくわけです。
 煩悩の代表的な計算式は以下の通りです。
  6つの感覚器官  (眼、耳、鼻、舌、身、意)
× 6つの感受 (苦、楽、非苦非楽、好、悪、非好非悪)
× 3つの時間領域 (過去、現在、未来)   = 108煩悩   』
 煩悩の数(数え方)も、宗派によって異なるのか? (空海は真言宗)
 ・お寺にも必ず栄枯盛衰がある。長い歴史の中で、お寺の入れ替わりはなか ったのだろうか?
 ・八十八ヶ寺の中で、八十ヶ寺は真言宗。残りの八寺は「臨済宗(2)」「曹 洞宗」「天台宗(3)」「時宗」「単立」となっている。真言宗以外の寺がどうし て八十八ヶ寺に加入できたのか?  (特に天台宗は空海の宿敵・最澄の立てた 宗派だから、とても不思議な現象だ)
仔猫ママ ___φ(゚ー゚*)フムフム___φ(。_。*)カキカキ 2003/05/29 13:35
つがる ためになりましたo(*^ー^*)o 2003/05/28 08:43
堂珍 へぇ〜。そういう意味があるんだね。勉強になりました。 2003/05/27 17:57
MOCHA MATTARI 道路公団の族議員の煩悩は、とてもそんな数では済まぬかと・・・。(^_^;) 2003/05/27 14:39
れんれん へぇ〜勉強になります。_¢(0-0ヘ)メモメモ 2003/05/27 00:34
(0_0) 勉強になるな〜(^^)人間の煩悩に限りはありませんからね。 2003/05/26 23:59
センスナ 日本人の懐の深さというか、良いと思えるものは何でも受け売れてしまう浅 はかさというか、どちらでしょうかね 2003/05/26 23:58
あすか 108の煩悩と聞いてどんなものか?と考えるよりそんなにたくさんの種類 が有るんだ・・と感心して終わってしまう私。もう少し頭を使わないといけませ んね? 2003/05/26 17:00
まどか 空海も他の人例えば日蓮 親鸞など殆どの僧侶は初めに修業したのは比叡山 延暦寺と聞きました。そこから独自の宗派を立て布教したとか・・・ 2003/05/26 15:39
ぴーちゃん昔、108の煩悩を調べなさいというのがあって、調べたけれど忘れました・ ・・ 2003/05/26 15:11
まり 八十八と108って数字はこんなに色んな意味があるものなんですね!驚き ! 2003/05/26 15:03
雪ウサギ 除夜の鐘にもそういう言い伝えがあったんですね!一つ一つのことに意味が あるんですよねと改めて認識。 2003/05/26 10:46
あけのはちろく大特価中 八十八の数字と108の数字の意味。いろんなのかあるんでつね。 2003/05/26 10:36

5/29 『遍路』とは何か(8) 【真言
 お遍路をする時、各お寺では本堂と大師堂にお参りし、般若心経や「真言」 を唱えることになっている。
 この【真言】とは、お寺(ご本尊)毎に違っていて、例えば
 1番・霊山寺では   『のうまく さんまんだ ぼだなん ばく 』
 2番・極楽寺では   『おん あみりた ていせい からうん 』と唱える。  
これは私のような素人には、まるで暗号のようで、何のことかさっぱりわから ない。  司馬遼太郎氏の「空海の風景」ではこのように表現されている。
 『真言とは、やはり言語の一種であるには違いない。しかし、人間の言語 ではなく、原理化された存在(法身如来)たちがしゃべる言語である。(中略) 真言は、同時に咒(シュ)としての力を持つ』
 人間の言葉ではなく、法身如来(仏様)の言語なら、僕に判るはずはない。
 それでもこの真言を「1秒間に1.7回、7日間不眠不休で百万回繰り返し 唱える」ことは並大抵の努力で出来ることではない。
 以下、真言に関して僕のヤブニラミ的私見を書いてみる。(学問的根拠は一 切ありません)
 ヒントは5/23にかいた『 空海は【虚空蔵求聞持法】という秘法(インドに伝わる記憶術)を会得しようとした。(中略)その光 芒に照らし出せば八万四千といわれる経文を意のままに暗誦できるようになる』
 八万四千と言われる膨大な量のお経を、意のままに暗誦するという技術には 、何らかの【圧縮技術】が関係してはいないだろうか。
 現代では、膨大な量のデータ(画像、音声など)を圧縮・復元する技術(JPEG 、MPEGなど)が開発され、更なる改良が進められている。この技術によって、デ ジタルデータは元の容量の1/10或いは1/100に圧縮が可能となっている。  圧縮 前のデータは画像や音声として人間に認識可能であるが、圧縮してしまったデー タは唯の暗号としか見えない。復元して始めて意味を持つことになる。
 だから、仏の言語:真言を意味のある言葉・音として捉えようとすることは 無意味だ。  通信回線がデータを誤りなく正確に伝える(伝送)ように、真言 を正確に唱えることだけが重要だ。  (正確には発声・音も重要だが、それは 明日触れることにしよう)
 「音声圧縮技術?である真言」を用いることで、1秒間に1.7回ものお経 を唱えることが実現し、7日間で百万回を達成した・・これが空海の秘法だ!( この技術は、今は失われた)
 ◆ 雑談:
 ・今年の正月には「あけおめ。ことよろ」が大流行だった。Cafestaでも「 はつよろ」が流行った。  初めは、これ何?と思ったが、「あけおめことよろ 」=「明けましておめでとう。今年もよろしく」だった。 「はつよろ」=「お 初に。よろしく」。
 この圧縮(簡単化)の技法は、論理としてはずさんで、確定性には乏しいが 、両者が知ってさえいれば文字数を少なくする効果はある。 「ハマ」=横浜、 「ジョージ」=吉祥寺も同様だ。 (技術論では、「あけおめ」→〈頭取り〉、 「ハマ」→〈尻尾取り〉といえる)
 単純に言えば、真言も「あけおめ」と同じようなものではないだろうか。  (仏教関係者の方にぜひ聞いてみたいものだ)
 ・百人一首(カルタ取り)に【むすめふさほせ】という呪文?がある。
 む→村雨の   め→めぐり合いて   せ→瀬を速み
 と出だしの一文字で歌が確定する七首の歌のことだ。これを知っていて、こ れらの取り札が場のどこにあるかを最初に調べて頭に入れておく。そして、”む すめふさほせ”が出たら素早く札を取りに行けば勝てる。
 これも”記憶術”の一つで、31文字x七首をたった7文字で記憶する方 法ですね。  そう考えると、冒頭に上げた  『のうまく さんまんだ ぼだなん ばく 』  も、膨大な経文の記憶方法/つまり真言、というわけでしょうか。
よしぴぃ あけおめ、、チャットではいいけど、リアルでは使いたくないなぁ〜 2003/05/29 15:37 仔猫ママ ( ̄-  ̄ ) ンーむずかしい 2003/05/29 13:37
まだみ 攻略て、昔からあったのね〜♪ 2003/05/28 11:12
まどか 般若心経?は聞いたことがありますが・・・ 2003/05/27 18:51
まり 略語だけど意味が通じなかったり(笑)あけましておめでとうは略しないでちゃんと言いたいな(笑) 2003/05/27 18:34
堂珍 昔から略語あるんだね。でもちょっと難しい略語かと・・・・。 2003/05/27 17:59
あけのはちろく大特価中 昔から、略語ってしてたんでつね。。 2003/05/27 10:32
れんれん うんうん・・・面白い。。。またまた、_¢(0-0ヘ)メモメモ 2003/05/27 00:37
(0_0) サンスクリット語が原型になっているんじゃなかったでしたっけ?(むかーー し本で読んだ気が) 2003/05/27 00:05
ななか 何気に使ってる略語の考え方って昔からあるのですねぇ。 2003/05/26 20:36
あすか 不動明王慈救呪に「なうまくさんまんだ・ばざらざん・せんだん・まかろしゃ だ・そわたや・うん・たらたかんまん」って言うのがあったけどやっぱり「あけ おめ』と同じようなのかしらね?記憶方法にしても難しすぎ・・ 2003/05/26 17:16

5/30 『遍路』とは何か(9) 【咒(シュ)
 仏教には【咒(シュ)】というものがある。
 例えば般若心経にも、「是大神咒」「是大明咒是無上咒」「是無等等咒」「 咒即説」というような文言が出てくる。
 この「咒シュ」とはなにか。
 司馬遼太郎氏の「空海の風景」によれば
 『咒シュは言語である。しかし人語ではない。自然界が内蔵している言語であり 、密語の一種であり、人間がその密語をしゃべるとき、自然界の意思がひびきに応ずるごと くうごく。(中略) 小宇宙である人間が大宇宙にひたひたと化してゆくことも可 能であり、その化する場合の媒体として咒がある』。
 インドでは孔雀の鳴き声を模した「孔雀咒」というものがあるらしい。   孔雀咒を唱えることによって、孔雀の解毒性を我が身に移すことが出来、毒物か ら身を守ることが出来る と信じられていたそうだ。(孔雀は毒虫を平気で食べ る)
 咒には2種類があるが
「善咒」:人の病気を治したりする修行者のための護身の咒
「悪咒」:他人を呪い殺したりする咒
 釈迦は咒を嫌い、特に悪咒は禁止、善咒は黙認していたらしい。

 僕の私見:
 ニワトリは「コケコッコー」と鳴き、犬は「ワンワン」と吠える(日本語) 。
 しかし、欧米人はニワトリは「クックアドゥードルドゥー」、犬は「バウ バウ」だという。
 どちらも同じニワトリと犬で、日本も欧米も鳴き声は同じはずだ。  ニワ トリ/犬の鳴き声(自然語・密語)を人語で表すと「コケコッコー/ワンワン」と なる。
 物まね(声帯模写)の上手な人が、ニワトリの声を出すと、本物に聞こえ、 コケコッコーではない。
 だから、本来の咒シュは自然語そのもので、それを忠実に模写・発生するの が正しいやり方。 (これは、もはや文字などでは表せず、実際に先生から直接 聞いて覚えるしか方法がない。空海が危険な遣唐使となって唐に渡り、恵果和尚 から学ぼうとした理由はここにある)
 だから文字に書かれた「勤行次第(本)」などの”ふりがな”をみながら、 忠実に声を出しても、それはいわば「コケコッコー/ワンワン」といっているだ けで、本物のニワトリ/犬の鳴き声とは程遠い。  真言にしろ咒にしろ、修行を していない僕たちの唱える言葉(発声)は、実はニセモノでしかない。
(0_0) 思想のともなわないものは、どんなに真似ても力はでないという事でいいのか な? 2003/05/29 15:34
センスナ 音と表記が一致しなくても、日本人も他国人も同じ泣き声を模写しますよね 。口移しは間違いも多いから、文字が発達したのでしょうね。 2003/05/28 00:48
まどか ご僧侶から直接習うしかないのかな? 修行していない人が唱えても意味が ないの? 2003/05/27 18:55
まり そういえば国によって違うんだよね。新事実!新発見! 2003/05/27 18:37
堂珍 ニセモノ・・・そうなのかもね。 2003/05/27 18:01
MOCHA MATTARI 私は「お金」とか「儲かった」とかいう言葉を引き金に、大宇宙と一体化し た気分になれますが・・・。って、御免!俗人ゆえです。 2003/05/27 14:44
せなりん 修行すれば、本物になれるのですか? 2003/05/27 11:01
sobakasu 韓国語では、、、コキヨォ〜〜モンモン〜〜ですけど、、、、 2003/05/27 10:39
あけのはちろく大特価中 発音ってちゃんと耳で聞かないとできないんでつね。。 2003/05/27 10:34
ぴーちゃん う〜〜〜〜ん・・・考えてしまう・・・ 2003/05/27 10:33

2003/5/31 『遍路』とは何か(10) 【僕の宗教観
 僕は”いいかげんな宗教観(無宗教)な日本人”の一人です。
 結婚式は神前、毎年正月には神社へ初詣に行きますが、神社を選ぶ基準は 、近くて便利とか有名だからご利益がありそうだといった、およそ宗教心とは離 れた理由です。
 両親の葬式は仏式(浄土真宗大谷派)、彼岸とお盆にはお坊さんに家に来て もらってお経を読んでもらいます。が、日常のお勤めのようなことは特にしない ので、教義もお経もよく知りません。
 熱心なキリスト教徒の人が日曜日に教会に行ったり、アラブの人たちが毎日 メッカに向かってお祈りをするのを見ると、自分のいい加減さが恥ずかしくなり ます。  仏教にもいろいろな宗派があり、それぞれ教義が違っています。教義 を巡っての宗派同士の争いというのもあります。それなのに自分の宗派の教義も 知らないし、他の宗派の勉強もしたことがない、そのくせ、一応自分は浄土真宗 だと名乗るのは、考えてみれば実にいい加減なものです。
 「四国へお遍路に行こう」と発心?したのも、何かいいことがあるかもしれ ないという好奇心が主で、決して宗教心からではありません。宗教心が少しでも あれば、遍路とはお大師さん・空海の修行の跡を巡拝するとか、空海は真言密教 ということを知らないはずはありません。
 仏教をパソコンに例えると、  
 仏教=Windows/DosーV  キリスト教=Mac  のようなものでしょうか。  さらに、Dos−Vにもたくさんのメーカーがある、これは宗派に対応します。
 パソコンが欲しい→Win/Dos-Vに決めたとしても、次にはどのメーカーにす るかを慎重に選ぶはずです。  選択の基準はたくさん(価格、性能、デザイン 、知名度、お友達と一緒など)ありますが、周りの人やお店の助言を参考にして 「自分が決める」のが普通です。
 その点で、僕が浄土真宗ですというのは、何の勉強もなく単に「親がそうだ ったから」という理由ですから、考えてみれば情けない話です。(親のお古のPC を使っているようなもの?)
 お遍路=空海=真言密教とつながるので、他宗教、他宗派は本来「お門違い 」のはずです。  それなのに、種々雑多な動機、様々な宗教観の人たちも、一 度遍路の装束さえつければ、お遍路さんとして受け入れ、宗教・宗派に関わりな く「どうぞお大師さんの足跡に触れてみてください」と暖かく接待する、 八十 八ヶ寺と四国の皆さんの心の広さに感心する他はない。
(機種もメーカーも超越するスーパーOSのようなものだろうか?)
仔猫ママ 我が家もそんな感じですよ〜 2003/05/30 10:08
(0_0) うーん。でも、それが日本らしいといえば日本らしい所でもあり(^^)ウチ は浄土宗ですね。 2003/05/29 15:35
かるみあ 日本の宗教・・・有って無いようなもんですよね(^-^;) うちは取り合えず 仏教ですが・・・仏教の結婚式ってどんなだろう・・・?って、仏教で式は挙げ ませんがf(^_^; 2003/05/29 13:17
センスナ 一昔前の日本人には宗教心は無くても、道徳心はあったのにね 2003/05/28 23:12
ぺこぺこ 友達に、お寺なのにクリスマスを祝う子や、神社なのに家にお仏壇置いてる 子とかいます。 2003/05/28 16:17
MOCHA MATTARI こればっかりはねえ。生まれつき宗教的に真摯な人間ばかりに囲まれて、自 然に信仰心を身に付ける人たちとは同じではあり得ないかと・・・。 2003/05/28 15:08
きらら 私もどっちかと言うと無宗教者。 神様はキリストであれ、仏様であれ、皆 もとを正せば一緒って思ってる(笑) 2003/05/28 10:18
あけのはちろく大特価中 自分の家の宗派とか、全然わかんない。わかり易いせつめいでつね。勉強に なりまつ。 2003/05/28 08:20
ゆっきー 宗教ってなに??、多分自分の生きかたをセット出来ない人がパック旅行の 様に何とか教の宗教でセットされるから、自分で考えるより楽なんでしょうね、 其の点、日本人は器用だから、自分で自由につまみ食いしてしまうんじゃー無い のかな。 2003/05/28 01:05
れんれん 同じですよ。今日の日記なんか考えされられちゃった。どの宗教も素の素は 一緒では?と思うのだけど・・・ 2003/05/27 22:40
あすか 私も無宗教ですが・・結構宗教を持った人が多い事に最近きずきました。パ ソコンと宗教とてもわかりやすかったです♪ 2003/05/27 20:52
まどか 宗教って何でしょう? 考えさせられました 2003/05/27 18:58
まり うちは仏教だけど、キリスト教会の人と仲が良く、よくキリすと教会行ったり してます(笑)それにしてもパソコンを宗教に喩えるなんて…わかり易い説明です ね。 2003/05/27 18:40
堂珍 私も同じですよ。でも、今回の日記読んで色々勉強になったよ。ありがとう 。。。 2003/05/27 18:02
ぴーちゃん 私も、そうです。でも、その分、利点もあると思います。いろんな神様、仏 様を好きでいられるということ、特定に偏らずに見られるということ。他外国の ように宗教戦争みたいなのは、起こらないと思うから・・・ 2003/05/27 15:59
めい まさに日本では多種の宗教があって、困惑しちゃいますね。もちろん、自分 も無宗教で親の宗教でさえ、未だ知りません(^^;) 2003/05/27 15:09

6/01 『遍路』とは何か(11) 【お経
 (月末にCafestaリニューアルという知らせで、日記の先取り?先書き?を 始めたら、リニューアルは一週間延期だとか・・仕方が無い。止められない)
 仏教にはたくさんの仏様がおられ、たくさん(八万四千?)のお経がある。  (キリスト教にイエス・キリストの他にたくさんの聖人がおり、膨大な聖書 と賛美歌など、さらに関係文献があるのと似ている。)
 仏教のお経は、古代インドの梵語〈サンスクリット〉で書かれ、中国に伝わ り漢語に翻訳された。 しかし、日本に伝わった時、日本人は日本語訳を作らず 、漢語のまま音読みする方法をとったので普通の人はお経を読んでも意味を知る ことが難しい。
 「空海の風景」(司馬遼太郎著)にこんな文章があった(下巻p6)。
『「漢梵、タガウコト無クシテ悉ク心ニ受ク」  この恵果のことばは、空海 が記憶し、のちに弟子たちに語ったもので「真言付法纂要抄」にある。 (現代 語に訳すと)「漢語とあわせ、梵語によって経典を読む必要がある。漢語だけで 経典を読んでいるのは、たとえば女子などのための仮名書きのお経を読むだけで 事を済ますようなものだ」と。』
 空海は(どこで勉強したのか)梵語〈サンスクリット〉が分り、原典と漢訳 の両方を読み、さらに恵果和尚から咒(シュ)の発音も教えられ、完全な形で真 言密教を受け継いだ。 ( 八世紀頃の中国では、お経を漢語に訳するために、 サンスクリットの分るインド人や学識のある中国人をたくさん集めてチームにし て、国家の事業として翻訳作業をやらせた。
 日本には、これだけの投資をする資力や人材がなかった?のは残念なこと 。でも、日本書紀を編纂すると言った事業には随分と資力を使い情熱を燃やした ようですが。(古事記、日本書紀、日本続紀など)
 今回、司馬遼太郎氏の「空海の風景」を読み直して、改めて知ったことは 「お経には思想(世界観、宇宙論)が述べられている」ということだ。  さらに、聖書のように冒頭徹尾キリストのことが書かれ ているのとは違い、釈迦以降のたくさんの(仏教)思想家・グループの考え方が 、それぞれのお経になって残されているということだ。  お経全部を概括すれ ば、決して首尾一貫しているわけではなく、時代が新しくなるにつれて新しい考 え方(お経)が付け加えられている、別の言い方だと古いお経と新しいお経とが ごちゃ混ぜになっている。
(お経とは、物理学で例えると、ガリレオの「地動説」、ニュートンの「プ リンキピア」(万有引力の法則)、アインシュタインの「相対性原理」、経済学 の「国富論」が混ざっているようなものですね。)
 僕たちは、現代語訳の聖書を読み、(深い意味は別として)キリストはこう いうことを言い、こんなことをしたと知ることが出来るが、残念ながらお経を読 んで、このお経の考え方はこうなんだという理解の仕方が出来ない。  なぜ、 日本のお経がこうなったのかはよく分らない。お坊さんという特権階級が知識の 独占を狙ってわざと庶民にはわからないようにしたのかもしれない。知りたけれ ば私の講義を聴き聴講料を払いなさいということか?  奥義を口伝として、知 識の分散を嫌った日本独特の文化も影響しているだろうか。
 (もっとも、万有引力の法則や一般相対性理論などは、いくら易しく解説さ れても凡人には所詮理解の外だ。だから、本気で勉強するのは専門家(お坊さん )に任せて、エッセンス(さわり)だけの法話を聞きなさいという事かも知れな い)
【追記】
まどかさん<僕らが持つお経本にはふりがながついてますよ。
MOCHA MATTARIさん<おっしゃるとおり、聖書の旧約と新約とは、成立の事情 、時代が全く違いますね。
まだみ お経は理解しずらいでつね・・・奥が深いんでしょうね。 2003/06/01 10:12
MOCHA MATTARI ちょっと付足し:↓下の私の話、言語については、免罪符の販売華やかかり し頃のお話で、まさか誤解されないと思いますが、聖書の原典はヘブライ語です 。(←要らん事言い!) 2003/05/30 15:38
まり んだんだ、カフェリニューアル延期したよね。どうせなら土日に…。それはお いといて、お経、昔全部読むぞー!っていって呼んでみたのはいいけど、難しく て途中で断念(笑) 2003/05/30 15:25
仔猫ママ 前前夫と結婚していた時、ある宗教だったためお経みたいなの読んだな〜毎 日 2003/05/30 10:10
まどか お経にはふりがながついてるのでしょうか? 2003/05/29 18:55
ルナ☆ 私は小さいとき、お坊さんの説法を聞いて育った人だから、お経は少し読める よ。。。 2003/05/29 16:46
MOCHA MATTARI 聖書も似たようなものですが?旧約と新約の間には全く一貫性ありませんし 、中世まではラテン語のみで、庶民は宗教的規制だけを押し付けられていたよう です。 2003/05/29 16:38
あすか お経も仏教も難しい印象があって・・もう少し皆が理解できるような教えが 必要ですよね♪ 2003/05/29 16:04
(0_0) そうだと思いますよ(^^)でも、お経に書いてある事ってとっても深いので すが、思想の奥底にあるものはシンプルなものだと思います。キリスト教にして も教えはシンプルでも、その時代時代の権力者や聖職者がむずかしいものにして いた感がありますよね(^^)うーん、あんまりこういう事を考える機会も少な いので、にこにこさんのHPは貴重ですね。 2003/05/29 15:42
めい 確かにお経は聞いてても全く理解できず、睡魔を襲うだけのもの。でも、教会 での神父さんのお説教は時として胸に突き刺さります(海外ドラマ見ての話です ) 2003/05/29 14:44
静夜☆ミ おもちろそぉだなぁ〜♪ 2003/05/29 11:36
あけのはちろく大特価中 聖書は確かにわかりやすいでつね。 2003/05/29 10:52
ぺこぺこ うちで使っている経典は、上段が漢語で下段はひらがな(旧かなづかいです が)の歌みたいのが書いてあります。 2003/05/29 09:52 吉祥天 意味が わか らなくても 経本を見て 一言一句 間違わずに唱えてくださいね 2003/05/29 09:50
せなりん お経が読めないのは、日本では宗教改革が、なかったからでしょうか〜? 2003/05/29 06:44
ゆっきー なんだか、良く解らない方が在り難いのでしょう?。 2003/05/29 01:18
センスナ 意味よりも音を大事にしたのでしょうが、ひろさちや氏が経典の訳本のような ものを書いておられます。読み易いのでお勧めです。 2003/05/28 23:16
れんれん だから、お経って奥が深いんじゃないかなぁ〜〜 2003/05/28 22:26
くろくろ お経があまりにもわかりやすかったら、コワイかも? 2003/05/28 22:18
堂珍 お経の考えは理解しずらいですよね。 2003/05/28 20:32
ぴーちゃん 宗教=思想・・・根本は、自己哲学でしょう?おもしろいですよね。 2003/05/28 20:18

6/02 『遍路』とは何か(12) 【真言密教
 弘法大師・空海は遣唐使の留学生として唐に渡り、恵果和尚から「真言密教 」を受け継ぎ帰国し、これを完成させ日本に広めた。空海は真言密教こそ、最新 ・最高の仏教であると信じていた。
 仏教は釈迦が創始した。  釈迦はあくまでも理性を信じ、理性をもって自 己を宇宙に化せしめようとする思想の作業によって解脱の宗教を開いた。そして 、人間の幸福は欲望からの解脱にあるとし、多分に禁欲的であった。 さらに、 釈迦の仏教は修行によって死後の安楽を保障するもので、現世利益を保証するも のではなかった。 このため、生活に終われ修行もままならず、現世利益もない と落胆した庶民層は仏教を離れていった。
 釈迦の死後、仏教を受け継ぐ人々は、その思想を発展させ、新しい論理・世 界観を作っていった。そして、それらはそれぞれ○○経という名前で、中国、日 本へと伝わっていった。
 【華厳経】  一個の塵に全宇宙が宿るという不思議な世界把握はこの経からはじまっ たであろう。 一はすなわち一切であり、一切すなわち一である、ということも、西田幾多郎による絶対矛盾的自己同一ということの祖型であ り、また禅がしきりにとなえて日本の武道に影響を与えた静中動あり・動中静ありといったたぐいの思考法も、この経から出た。 この経においては、万物は相 互にその自己の中に一切の他者を含み、採り尽くし、相互に無限に関係しあい、 円融無碍に旋回しあっていると説かれている。  しかもこのような宇宙のすべ ての存在とそのうごきは毘櫨遮那仏の悟りの表現であり内容であるとしている。
(ホーキンスの「宇宙起源論」に通じるものがありますね)
 【大日経】  大日如来は無限なる宇宙の全てであるとともに、宇宙に存在する全てのものに 内在していると説かれる。 太陽にも内在し、昆虫にも内在し、舞い上がる塵のひとつひとつにも内在 し、あらゆるものに内在しつつ、しかも同時に宇宙にあまねく満ち満ちている超 越者であるとされる。
 大日如来は〈智慧〉と〈慈悲〉という二大要素でできあがっている。宇宙の原理を過酷な悪魔的なものとしてとらえず、絶対 の智慧と絶対の慈悲でとらえたところに、純粋密教を成立せしめた思索者の思想 的性格の温かみがわかるであろう。  宇宙は人間や万物に、釈迦が感じたよう な飢餓や老病苦死のみをあたえるのではなく、むしろかぎりなく聡明でかぎりな くいたわりぶかいものであると、この思想の創始者たちは考えた。
 (大日経のこの理論は、「素粒子論」や「複雑系の理論・カオス理論」を思 い起こせます。 マンデルブローのフラクタル図のように無限に続き繰り返す不思議な図形や、DNAの螺旋・遺伝子がわずかな 情報から人体のような複雑な個体を形成する過程は、この密教の宇宙の考察と驚 くほど似ています)
 宇宙の密なる内面から方法さえ会得すれば無限の利益を引き出すことが可能 だという密教的実践。
 空海の【真言密教】はこの〈大日経〉を中心としたものであった。(もう 一つ〈理趣経〉もある)  自然の理法を知り、それを動かす方法さえ会得すれ ば智慧の源泉である自然からかぎりなく利益を受けることが出来るーーこれが大日経・密教の思想で、これは現代の自然科学の思想と驚くほど似 ている。
 華厳経と大日経との関係は、ニュートンの万有引力の法則をアインシュタ インが一般相対性理論に拡張したのと似ています。これらの理論の認識から、人 工衛星や原子爆弾が生まれることになった。
(各お経の解説は「空海の風景」より)
【追記】 まどかさん<「法華経」については、後日触れる予定です。根本と 言う意味では、釈迦の教えを飛躍させた華厳経ではないでしょうか。このお経は 奈良時代にすでに伝わり、東大寺はそれを勉強・研究するために建てられていま す。  奈良仏教に飽き足らない最澄は、天台山へ行き法華経を承けたそうです から。
maa 耳にした事の無い「○○経」でした。 けれどもそれらに携わっている?方 々の名前は目にし,耳にした事の有るものです。(小・中の社会科にて?) 2003/06/02 22:40
堂珍 難しい・・・。でも何度か読んでるうちに分かってきたような。。。 2003/05/31 23:12
ぴーちゃん 日本に伝来した仏教は、以外に以外・・・な事を伝道していますよね・・・ 2003/05/31 15:29
ぺこぺこ 高野山に合宿行ったのを思い出します。 2003/05/30 19:34
静夜☆ミ 禁欲かぁ…無理クサイです。 2003/05/30 18:54
めい 難しすぎて理解できなかったです。何度か読み返しましたが (;^_^A 2003/05/30 16:23
MOCHA MATTARI 曼荼羅を眺めていると、こういう宇宙観を表している気がします。殊に砂絵 で描かれ、完成すれば消されてしまうと聞かされれば、尚更に。 2003/05/30 15:44
まり 難しいけど凄いですね。自然科学の思想に似ているなんて…。 2003/05/30 15:28
センスナ タイムトラベルが出来るならお釈迦様の話を直に聞きたいものです。世界の 経典は学校図書館にあるくらいの簡単なものですが読みました。私のは仏教が最 も納得ができました。 2003/05/30 01:37
(0_0) うーん、今日のは特にむずかしい(笑)なんだか試練を与えられてるような気 持ちになってきました(^^)私は化け学が入ってくると頭が拒否反応を示しま すので。 2003/05/30 01:03
ゆっきー 難しいですね、、うちのお寺さんも真言宗でした、真言密教とは、違うんで しょうね。 2003/05/30 00:44
れんれん 難しいかも・・・ 2003/05/29 22:44
雪ウサギ なかなか難しいお話しで、何度も読み返しました。50%くらいは理解でき たような・・・ 2003/05/29 20:09
まどか 多くの教えの根本は法華経なんですよね 2003/05/29 18:57

6/03 『遍路』とは何か(13) 【理趣教
 仏教でもキリスト教でも、お坊さんと言えば禁欲・一生不犯が頭に浮かぶ。  現代では、宗派の理論武装?によって、坊さんの妻帯は珍 しくないが、僕たち素人からみると、なんとなく”生臭坊主”という言葉が浮か び、あまり有難くない(能力が低いのでは?)と思ってしまう。
 つまり、性欲を断ち切り、厳しい修行することで人々を救う立派な僧にな れるのではないかとの先入観がある。
 ところが、お経の中にびっくりするような【理趣経】というのがある。
  妙適清浄の句、是菩薩の位なり
  欲箭清浄の句、是菩薩の位なり
  蝕 清浄の句、是菩薩の位なり
  愛縛清浄の句、是菩薩の位なり
 妙適:男女がsexをして恍惚の境に入ること  欲箭:男女が会い、互いに相手を欲し、欲するのあまり本能に向かって箭(ヤ)の ように気ぜわしく妙適の世界に入ろうとあがくこと   :男女が肉体を触れ合うこと  愛縛:男女が互いに四肢をもって離れがたく縛りあっていること  (本当は全部 で17条ある。)
 要するに、男女のsexは本質として清浄であり、とりもなおさずそのまま菩 薩の位である、という事(性愛の肯定、sexの薦め?)を説いたお経だ。
 空海はこのお経も真言密教の根本経典とした。
 インドの寺院に行くとこの愛縛を表した彫刻を数多く見ることができると言 う。  2千年も前の石の彫刻だから、生々しさは薄らいでいるにしても、その 内容は現代のポルノ以上かも知れない。ギリシャ・ローマの世界もなしえなかっ た性愛の賛美と直接的表現、それが毘櫨遮那仏の悟り(宇宙論)と一体になって 真言密教の世界を作り上げたのだ。
 空海のために弁護をしておくと、空海自身は性愛に溺れたり妻帯したわけ ではない。
しかし、根本経典に理趣経をおき、今も東寺においてこのお経を唱えている と言うことは、性を享受することもまた悟りへの道だと認めていることになる。  空海の仏教は釈迦と違って、現世を謳歌し、即身成仏することを目的として いる。 (こういうお説教なら、ぜひ聴いてみたいですね)
 ◆ 最近、政府は少子化対策として、「出会い・結婚・出産・子育ての奨励 策」を立法化しようとしている。まるで理趣経を国教にするようなものだ?
まり ほえ〜そりゃ驚き!面白いですねぇ。 2003/06/04 17:41
(0_0) 勉強になるわ(笑)そうか、良い事なんだ(^^) 2003/06/02 21:58 雪ウ サギ お経の中に性のことがかいてあったなんて・・・フムフム(~ヘ~;) 2003/06/01 13:34
堂珍 今まで、こんな風に読む事が無かったから勉強になるよ。 2003/05/31 23:10 あすか 元々お経は詳しくありませんが色んなものが有るんですね〜 2003/05/31 22:18
ルナ☆ この世には男と女しかいませんから、仲良くないとね。。笑 2003/05/31 21:36
まどか 都合のいいお経があったのね  ふふふ 2003/05/31 17:42
ぴーちゃん 男色の・・・というお坊さんもいらっしゃいません? 2003/05/31 15:31
仔猫ママ o(=^▽^=)oにゃはっ♪確かにこういうのは聞いてみたいね〜 2003/05/31 13:29
ぺこぺこ 勉強になるなあ・・・・ 2003/05/31 13:17
あけのはちろく大特価中 理趣経って、そんなのがあったんでつか。 2003/05/31 07:23
MOCHA MATTARI 神仏ならぬ生身の我々が唯一手にし得る「永遠」ですから敬意を払うべきか も。(o^^o) 2003/05/31 04:11
ゆっきー 私もSingleですが、別に自らの意志で一人で居るわけではない、全て事 の成り行き?私の様な方は沢山いらっしゃると思いますよ。 2003/05/31 00:32

6/04 『遍路』とは何か(14) 【法華経
  【まどか】 多くの教えの根本は法華経なんですよね 2003/05/29
 【法華経】は西北インドで成立した。
 作者は一人ではなかったが、その華麗な文体は統一されており、また釈迦の 本質を詩的に把握したという点でどの経もこれに及ばないであろう。釈迦の教説 として伝承されてきたものを下敷きにし、体系としては般若経の空観の原理を基 礎としている。
 【空観】を唯一の真理とし、それを中心に世界把握の体系を構築しているもので、見 ようによっては華厳経よりさらに進んだものである。  先行する〈般若経〉では、数学のいうゼロ(空)にこそ一切が充実していると見る。  そのゼロの観念が、法華経に発展したときには壮大なものとなり 、ゼロこそ宇宙そのものであり、極大なものであり、同時に極小のものである、という。そのおのおのの構造を説きつつ、仏陀をもって永遠の宗教的生命で あると賛美しする。(「空海の風景」より)
 〈最澄〉天台宗  最澄は空海と同じ時、遣唐使・請益僧(国家の派遣する正式の僧侶)とし て中国・唐に渡った。
 最澄は法華経の存在を知り、桓武天皇にこれを国家の宗教にすることを進言し、勅を受けて 唐の天台山(場所)に行き、法華経/天台宗を承ぐため遣唐使となった。(彼は 大日経の存在をよく知らなかったらしいが、帰路に越州を通った際に偶然、その 地で学んだ密教の一部も持ち帰った)
 (それ以前は、奈良六宗が権威を持ち、東大寺には大仏が作られていたが、聖武天皇の祈りも空しく、 聖武天皇の子供は死んでしまった。桓武天皇は聖武とは別系であり、奈良の僧侶 勢力を快く思っておらず、そのために全く新しい仏教を輸入したいと考え最澄の 提案を受け入れたらしい)
 空海は大日経/真言密教こそ、仏教の完成した形であると信じ、これを承けつごうと留学生の資格で同 じ遣唐使団に入り込んだ。最澄の目指す天台は密教の下だとの認識だった。そし て長安で恵果和尚(第七世法王)より伝を承け、密教第八世法王となった。恵果 和尚の弟子2000人を差し置いて、日本から行った私度僧の空海が正統を受けたと いうところに空海の凄さがある。
 両者はそれぞれ目的を達し帰国したが、その後国内で、天台宗(比叡山)と 真言密教との激しい戦い・主導権争いが始まる。
 最澄は空海よりも1年先に帰国し、天皇に成果を報告する。皮肉なことに、 最澄が持ち帰った天台宗〈法華経〉はあまり歓迎されず、おまけに持って帰った 【密教】に関心が集まった。 (最澄の持ち帰った密教は不完全なものであった )  遅れて帰国した空海は、自分の持ち帰った密教が完全なものであり、自分 は第八世法王の資格のあることを強調し、反撃と布教を開始した。
 最澄の比叡山(天台宗)に対抗して、空海は故郷・讃岐の多くの寺院を建て、高野山を開拓 しそこに壮大な宗教都市を作ろうとするが、かれの生存中には完成できなかった 。(後年、高野山の最盛期には堂塔2000を数えたという)  (現在の京都の東寺は、嵯峨天皇の指示により空海が真言密教を広めるための官寺となったもので、 空海はこ の寺を密教の研究道場とし、他宗派の出入りを一切禁じたと言うー他宗派の出入 りを禁じる措置は珍しいことだという。  また、最澄は自分が学んだ密教が不 完全なものだと知っていたので、空海に対して教えてくれと頼んだが、空海は教 えなかったという)
 はるか昔の空海ー最澄の争いを見るとき、明治になって欧米に最新科学を学 んだ次のような事例をつい思い起こす。
 日本の電気事情は関東が50ヘルツ、関西が60ヘルツとなっている。   これは関東がイギリスから発電機器を輸入したのに対し、関西はアメリカから輸 入したことに由来している。鉄道(線路)の広軌(私鉄系)、狭軌(JR系)にも 似たような事情がある。 受け入れる側、売り込む側双方の思惑が複雑に絡み合 った結果、このようになったもので、2種類あることはいろいろなところで余計 な苦労をする原因となっている。
 日本以外の国を見ると、東南アジアでも50ヘルツの国、60ヘルツの国と 別れてはいるが一国で2種類ともという国はない。あっちよりもこっちの方が少 し進んでいる?と、新しいものにすぐに飛びつき、取り込んでしまうというのが 我々日本人の特性なのだろうか?  或いは、根本の理論は二の次にして、実利 を重く見る習性はいつ頃からだろうと不思議に思う。 古代の仏教に対する期待 は、病気を治したり、家が繁栄したりという実利性に着目したもので、極楽往生 は付け足しのようなものだ。
 クリスマスやバレンタインの流行も、聖書や聖人はほったらかしで、プレゼ ントの交換やショウー/イベントの実利のみを追求していはしないだろうか。
 【一切が空】と観じた法華経の教理はどこへ行ってしまったのか?
まり 何だか不思議。日本の電気に関しては疑問に思ってたのでコレを見て解決した よ(笑) 2003/06/04 17:44
(0_0) うーん、でも悪い事ではないと思うけどな(^^)『楽しい楽しい天国がある から頑張りましょう』と改宗してキリシタンになった農民の人たちにとっては、 当時の仏教は何も救いにはならなかったのかもしれませんよ。働けど働けど我が 暮らし楽に・・・的に。あれ?ちょっとズレたかな?? 2003/06/02 22:04
ぺこぺこ どんな場にも勢力争いはつきものなのか・・・・欲にまみれた自分も反省で す。 2003/06/02 08:15
あけのはちろく大特価中 目先の楽しさや、利益ばかりになってしまってまつねぇ。日本人って・・・ 2003/06/02 07:18
まどか その頃から宗教者間の争いがあるのですね 悟りを開いた人には譲り合うと いう精神はなくなるのでしょうね 2003/06/01 23:33
ゆっきー 人の道を説くのが宗教なんですが、その宗教同士は排他的なんですねー、戦 争もするしね、宗教に共存共栄は無いのかな???。 2003/06/01 22:56
ルナ☆ 日本ほど、色々な宗教が混在しているので、外人の人は不思議だろうなぁ。 。。 2003/06/01 20:00
れんれん 空海ー最澄の争いを日本の電気事情にたとえるのは面白い!! 2003/06/01 18:22
ぴーちゃん レス中に固まっておりました(笑)再び・・・私、最澄と空海の争いを知っ たときに高僧であっても・・・そうなるのかと、ああ、人間なのだなぁ・・・と 思った。 2003/06/01 17:10

2003/6/05 『遍路』とは何か(15) 【三教指帰
【センスナ】 一昔前の日本人には宗教心は無くても、道徳心はあったのにね 2003/05/28
 空海は若いとき(19歳?)に興味深い【三教指帰】という戯曲を書いている 。  〈三教〉とは「仏教」「儒教」「道教」のことで、当時知られていた教え (宗教?)の中でどれが一番優れているかということを、比較考察したもので、 空海は「仏教が一番優れている」と結論する。
 仏教は六世紀(552年?)に日本に伝えられ、日本の土着の宗教(神道)と 激しい争いをする。  蘇我氏ー物部氏の争いは宗教戦争の一面を持ち、敗れた 物部氏は没落していった。  蘇我氏系の聖徳太子が仏教を信奉したのは有名だ し、その後天皇家は仏教を保護し奈良六宗が隆盛する。各地に国分寺・国分尼寺 が建てられたのもこのころだ。
 しかし神道は相変わらず天皇家の正式宗教であり、藤原氏によって伊勢神宮 が最高の神とされ、政治上の重大な事柄も神託によって決められていた。(天皇 家は現在でも神道だ)
 時代は下って徳川時代になって将軍家は「儒教」を中心とする政策を採った (『君、君たり。臣、臣たり。父、父たり。子、子たり』(孔子))ので、武士 、町人は争って儒教を勉強し、寺子屋でも論語を教えるほど儒教は国民の教養と なっていった。儒教・論語を正式には知らなくても、 「三歩下がって師の影を 踏まず」「男女七歳にして席を同じうせず」「義を見てせざるは勇なきなり」「 立志」「不惑」などの言葉は長屋に住む庶民(熊さん、八つぁん)でも知る言葉 となった。  江戸が終わり明治になってもこの儒教・論語の教養は市井に残り、 少なくとも戦前までは続いていたようだ。
 「親孝行」も儒教の考えで、中国の儒教ではこれが行き過ぎて「親が言うこ とには何が何でも逆らってはいけない」というところまで行ってしまったという 。  今はそうではないと思うが、古代、中世の中国では、父親が息子の嫁に興 味を持ち、一晩俺にやらせろというのに対して、黙って従うのが孝の道であった という。皇帝ですら息子を遠地へ出張させ、留守宅に入り込んで嫁を好きにした という。  ここまで行き過ぎると、儒教の道徳とは何かと疑うしかない。(孔 子自身はそんなことは言っていない)
 もっと凄まじい話もある。
 飢饉などで食料が無くなり、究極の選択として「親が残るか、子供を残すか」 という場合、日本では「姥捨て山」の話のように、先の短い親が犠牲となり子供 だけは生き残らせようという考え方が主流だ。
 ところが、中国の逸脱的?儒教の親孝行によると、「親の方が大切」となり 、生きながらえるために子供を食べる習慣があったという。ただ、さすがに自分 の子供をたべることは出来ないため、隣の人と子供を交換し、他人の子供を食べ て命を繋いだという。(「儒教の毒」村松瑛著)
 現在の日本は、国民総無宗教に近い。それが一概に悪いとは思わないが、「 仏教こそ最高の宗教」と信じて命がけで唐に渡った空海が知ったら、残念に思い 、また「俺の言ったとおり、やっぱり仏教の方が上だ」言うことだろう。
 現代の中国では、文革の頃儒教・孔子の人気は落ちましたが、いま改めて 見直されているようですね。経済発展で貧富の差が広がり、事なかれ主義の役人 が威張るといったマイナス面を立て直すために儒教の考えをもう一度利用しよう との考えのようです。
あけのはちろく大特価中 飢饉の時の選択、国によって考え方ちがったんでつね 2003/06/05 08:33
MOCHA MATTARI 538年説多いですが、「伝来」なんてのに正確な年号があるわけ無いので、 却下! 2003/06/04 11:47
ぴーちゃん 日本て、儒教の変な部分(本当の意味ではなくて)だけが、本当に今でも、 根強く残っていますよね・・・ 2003/06/04 07:05
センスナ 人間関係を穏やかにするためには礼節は大事だなとおもうこのごろです。 2003/06/04 00:10
れんれん 子供を食べるなんて・・・宗教も度を越すと・・・怖い。。。 2003/06/03 22:38
(0_0) 儒教。韓国の若い人たちはどの位のレベルで実行しているのかしら。日本人よ り道徳的っていいますよね。年上のものをうやまい〜〜。 2003/06/03 22:33
sakura その昔の儒教の教えって、、、、、、唖然、、、、、、、 2003/06/03 22:31
ちゃあ 儒教も 度をこさなければよいのではないかと。  2003/06/03 22:21
あすか 宗教は人それぞれだとおもいますが教えを理解して信仰してるんでしょうか ?宗教は難しい・・ 2003/06/03 17:55
まどか 何かにすがりたいという気持ちが強いのかな?その方が少しは楽になれるか ら。 2003/06/03 15:15
めい 儒教ってそんなむごい考えまで発展してたのにびっくりです。何の宗教にしろ 、最初の教えから勝手にレベルアップ(?)されるのが怖いと思いました・・・ 2003/06/03 14:32
sobakasu 宗教、、、、、、難しい話。。。。 2003/06/03 12:33
カヤッピ(南風) お子チャマを食べちゃうなんて・・・残酷!宗教は各自いろんな考えて信仰 してるから・・・σ(・_・)アタイむずかしいのわかんない!(*_*。)ぅるぅる〜。 2003/06/03 11:10
ルナ☆ 宗教の解釈は、凡夫だから、それぞれになってしまう。。。仕方ないけど。。 。 2003/06/03 10:11
ゆっきー 宗教に頼っちゃうのは楽ですからね、しかし、最後は何でも自己責任、神や 仏は、許しても警察は許さない。宗教は都合の良い時だけ、適度に利用しようね 。 2003/06/03 01:46

09:43
6/06 『遍路』とは何か(16) 【真言密教 立川流
 先日(6/3)の【理趣経】は男女の性愛を肯定する不思議なお経だが、この お経(の解釈)は僧侶にとっても、非僧侶(信者)にとっても悩ましく難しいも のになったようだ。
 空海は8-9世紀(平安初期)の人だが、平安末期12〜13世紀になって、 このお経が都合の良いように拡大解釈?され、怪しい教義、行為が流行し(真言 密教 立川流)、天台宗の流れを汲む文観という僧侶は後醍醐天皇を味方につけ て北条高時の呪殺を計ったりする。後醍醐天皇もその教義に傾倒し、皇后・女房 は20数人、産ませた子供は30人を超すという超精力人間だった。  文観を 異端として追放するする行動を起こしたのは真言宗の僧侶たちだった。
 真言立川流は、陰陽道が真言密教に混入し、陰陽男女の交わりを即身成仏 の秘術とするなど淫祠邪教の要素が多いとされているもの。
 【理趣経】は男女の性愛を肯定するが、それはあくまでも夫婦、恋人同士の 場合であって、いわゆる不倫の関係までが菩薩の位だというのではない。 (源 氏物語で、源氏は様々な不倫行為を行うが、それを罪だと認識している。ところ が、不倫も可と逸脱したのが立川流だったようだ) 密教とは何か →http://club.pep.ne.jp/~faucon/tibet/mikkyou.htm にこんな記事を見つけた・
 『加持祈祷の宗教と見られがちの真言・天台の密教だが、その本質はこの身 のまま現世で仏になる 「即身成仏」と、祈りによる救済が可能だとする点にあ る。もちろん、真言宗で日常的に読誦される「理趣経」では「妙適(性交)」を 「菩薩の境地」と表現しているが、性秘儀は「立川流」という異端を除けば、日 本の密教では取り入れられなかった。
  その後、仏教は性秘儀をタブー視しなくなった。ヨーガの瞑想法を実践す るうちに、肉体の特定の位置(チャクラ)に神経を集中し、そこに集まったエネ ルギー(プラーナ)を頭頂に導くことで、梵我一如(ぼんがいちにょ)に比すべ き悟りの境地が得られること、そうしたエネルギーを迅速に得るには、性秘儀に よって下半身のチャクラを熱することが効果的だ、ということが発見されたから である。ところが、異性と交わることは仏教の戒律と抵触する。そのため後期密 教においては、僧侶は戒律を守ると悟りが得られない、というジレンマに立たさ れることになる。』
   13世紀に書かれた『とはずがたり』(作者は二条という女性)という随筆?があるが、これについて  梅原猛 『百人一語』(新潮文庫)はこのように評論している。  →http://www2.justnet.ne.jp/~jingu/umehara.htm
もとより『源氏物語』においても男女の交わりは自由であり、犯してはならな い人を犯す場面も多い。 しかし登場人物たちはみなその罪の意識に悩み、それ 故(ゆえ)、死に至る人さえいる。 『とはずがたり』(13世紀)の世界には、 そういう苦悩煩悶(はんもん)というものがほとんどない。  真言密教の教え によれば、男女の愛には罪がない。むしろ男女の性の交わりこそ、最も端的な「 即身成仏」であると言うのであろう。後深草院は性助法親王と二条を前にしてこ の言葉を語った。二人の罪(不倫)を許そうとしてであろうが、それ以上にこの 言葉は日頃の院の信念を述べたものに違いない。(後深草院は密教・拡大解釈の 理趣経を信奉していたとの推測)  下線部はにこにこの注。
 昨日の儒教の例もそうでしたが、あるドグマ(宗教の教義)をとことん追 い詰めていくと、ふと迷い道に入ってしまい、とんでもない事柄も許されるよう な錯覚に陥ってしまう。 少し前のオ*ムの例もそうでしょうか。常識のチェッ クがいつも欠かせませんね。
 そういう意味では核爆弾や生物化学兵器、クローン人間などは科学技術の暴 走ではないだろうか?
ゆっきー 宗教は、常識の範囲内で、、ですね。 2003/06/06 01:36
まどか そう 科学者の傲慢なんです。 2003/06/05 15:29
あけのはちろく大特価中 常識って人によっても変わるし、時代によっても変わりまつね。いったい何 が本当なのか・・・ 2003/06/05 08:30
ぴーちゃん 常識というものも・・・人それぞれ異なる世の中ですもの・・・ 2003/06/05 07:58
センスナ なんにつけ欲深いのは人間の醜いところですね。その欲深さゆえに歪曲した 解釈をしてしまうのでしょうか。 2003/06/04 23:55
れんれん 宗教は難しく、踏み間違えたら怖い〜〜 2003/06/04 21:31
あすか 宗教は難しいし解釈によってとても恐いものもありますよね・・ここまで考 えられるにこにこさん尊敬してしまう♪ 2003/06/04 21:16
maa ここ数日間のものを読ませて頂きました。言葉に表すことは侭なら無いのです が,読み進める中彼との様々な事が過ぎりました。 いつも色んな事を教えて頂 き感謝しております。ありがとう♪ 2003/06/04 18:10
雪ウサギ にこにこさん、それにしても詳しすぎます!ホント、勉強になります! 2003/06/04 16:21
めい 男女の愛に罪は無いのは共感できるけれど、それにしても、後醍醐天皇は凄 かったんですね・・・(^^;) 2003/06/04 15:26
ぺこぺこ はて倫理とは何でありましょう・・・・ 2003/06/04 13:12

6/07 『遍路』とは何か(17) 【般若心経
 お遍路さんは【般若心経】を読むことになっています。
 このお経は、大概の人が名前は知っているとか、読んだことがあると言われ るでしょう。  わずか266文字という短いお経なので、比較的気軽に取り組 むことが出来ます。  日本に伝わっているのは、三蔵法師・玄奘がインドから 持ち帰り漢訳したものがベースだそうです。 →http://www2.inforyoma.or.jp/~chance/kannon/singyougaisetu.htm
 『 経典の名前の意味  
    『般若心経』というのはこの経典の略称で、正式には『摩訶般若波羅 蜜多心経(まかはんにゃはらみったしんぎょう)』といいます。もっと略して『 心経』と呼ぶ場合もあります。
 経題を分解して梵語の意味と比較すれば
「摩訶」は梵語のマハー:「大きい」の意味
「般若」はプラジュニヤー:「智慧」の意味
「波羅蜜多」はパーラミター:「彼岸に渡る」または「完成」という意味
「心」はフリダヤ:「心臓」ですが、転じて「心髄」または「心」の意味
「経」はスートラ:もちろん「経典」です
 つまり『摩訶般若波羅蜜多心経』で、“彼岸にある理想の世界へ渡るための 大いなる仏の智慧の心髄を説いている経典”の意味であり、“仏の大いなる智慧 の完成した心の経典”であるともいえます。 』
 漢訳の音読では素人には意味がよく分らないので、現代語訳もいくつかあ るようです。  「現代語訳の般若心経」 →http://www2.inforyoma.or.jp/~chance/kannon/singyouyaku.htm  「ひろさちや訳の般若心経」 →http://structure.cande.iwate-u.ac.jp/religion/hirohannya.htm  お経の最後に  『ギャ諦 ギャ諦。波羅ギャ諦。波羅僧ギャ諦。』と文言がありますが、ひろさちやさんはここを  『わかった、わかった、 ほとけのこころ。すっかりわかった、ほとけのこころ。』と訳しています。 こ れは分りやすいですね。  皆さんも多分知っている『色即是空、空即是色』の 言葉、これこそ、仏の心の真髄でしょうか。 「存在がすなわち空で、空がすなわち存在です」この真理が理解・納得できない限り、悟りは訪れない訳ですから、やっぱり 凡人には難しいのでしょうか?
ゆっきー 不謹慎と言われるかもしれませんが、先日、法事で和尚さんのお経を聞く機会 がありました。聞いてるうちに気持ちよくなるんですね。 2003/06/06 01:42
センスナ 全てはひとつでもいいかな 2003/06/06 00:13
(0_0) ギャーティ、ギャーティ。あ、こういう使い方はばちが当たるかな?ごめんな さ〜い(と仏様に^^) 2003/06/05 22:55
れんれん 『般若心経』ようやく、身近に感じられます。 2003/06/05 22:45 あすか 般若心経・・読む事は出来ても理解する事は難しいです〜 2003/06/05 22:37
あけのはちろく大特価中 凡人なんで難しいのかなぁ。 2003/06/05 20:05
reitomaguro 玄じょう・・・やっと知ってる人が出てきて嬉しい! 2003/06/05 18:24
カヤッピ(南風) なんかね〜チラシに入ってくることがあって・・・ソノチラシトイレに貼って・ ・・読んでたこと思い出しちゃったよ``r(^^;)ポリポリ 2003/06/05 17:33
せなりん☆ いつものことですが〜難しいですね〜! 私は凡人なのでw 2003/06/05 16:06
MOCHA MATTARI 私は「色即是空、空即是色」が理解出来る!と言い切られても怖い気がしま すが。(^_^;) 「他人(ひと)は他人、仏は仏、我は我」 2003/06/05 15:53
まどか 凡夫の身にはまだまだ解らないことばかり、死を迎えても解らないかもしれ ませんね。 2003/06/05 15:33
ルナ☆ 般若心経もインドから伝わったんですね。。。悟りの境地も凡夫の私には、 まだまだ難しいですね。。 2003/06/05 14:08
めい まだまだ無理です・・・愛もわからずに空など到底無理なようです 2003/06/05

6/08 『遍路』とは何か(18) 【一応結論を
 お遍路から帰ってから、「『遍路』とは何か」というテーマで、いろいろと 書いてきた。  仏教の教義やお経のあれこれについて堅苦しい話にお付き合い 戴いて恐縮でした。
 〈苦しい思いをしながら、重い荷を担いでなぜ歩くのか?〉(しかも時間も 経済も余計にかかるのに)。  『色即是空、空即是色』の言葉、「存在がすなわち空で、空がすなわち存在で す」を実感することが目的かもしれません。
 『ギャ諦 ギャ諦。波羅ギャ諦。波羅僧ギャ諦。』の文言、ひろさちやさん の訳のように  『わかった、わかった、ほとけのこころ。すっかりわかった、 ほとけのこころ。』となりたいわけですが、凡夫はそう簡単に「解かった」とは 言えません。
 旅から帰って図書館で偶然に「妖姫」(武市龍哉著)という本を読みまし た。  幻想小説です。この本の〈あとがき〉は、次のように書かれています。
『物質文明に支配される人間が、心ない生活に馴らされて、己の存在を直視 することをしなくなっていく。 魂を見据えないままに生活して闇にさ迷う、が 、そのことに気付こうとしない。せめて一時でも、狭き門を入って己の魂と対座 して欲しい。そうした思いを込めて、幻想小説を著したのです。』

 昨年暮れ(12/26)の日記に金谷治さんの本『荘子』から次の文を引用しま した。
 『素朴な自然に対立するものは、人間的な作為や技巧であり、またそれによ って積み上げられていく文化(或いは文明)である。 文化の進展によって人間 が幸福になるということは事実だとしても、逆に不幸もまた、それによって増幅 するということだ。あくせくと小細工を弄して、いろいろと新奇なものを作り出 して、それで人びとの射幸心をあおりたてる。  自分のしていることが本当に 人びとの幸福に役立っているのか、そのことを反省してみようともしない知識人 たち、私欲をとげるために、文化の名によって横暴な圧力を加える権力者たち、 そして、それに追随して盲目的に文化を礼賛する多くの人びと、すべて文化の発 達した社会に見られる現象である。  そんなことで世界が良くなるはずがない 。人びとは知恵をみがいてずる賢くなり、新しい利益を得るためには平気で人を 欺き、欲望は次々と起こって他人を顧みる余裕もない。  世の中が忙しく回転 して知識や欲望の遂げられていくことが、進歩であり幸福への道であると信じら れている。
 果たしてそれでよいのか。
 文化を作り上げて押し進める人間の知識と欲望に対して、老子は強く反対す る。【無知無欲】であれ、【無為】であれと、老子は主張する。自然に帰って本 来の自己を発見せよというのである。』
 歩くことは人間が自然に帰ることであり、文明を忘れることは煩悩を捨てるこ とに通じているように思う。 5/18の日記で四国には田舎が残っていると書いたが、都会(文明)を離れス ローライフに身をおき、文明とは何かを考え、身に付いた煩悩(文明の垢)を削 り落とすのに「お遍路ほど適したものはない」のかも知れない。  バスが一日 に三本しかなくても、コンビニがなくても、携帯の電波が届かなくても、死には しない。 雨が降れば雨具をつけて歩けばよい、雨に解けるわけではない。粗末 だが三度のご飯に満足し、お接待をありがたく思う。木々や草の元気を喜び、鳥や魚の生き様に思いを伸ばし、空を眺め雲を眺め、 同行二人の会話を楽しむとき、『色即是空、空即是色』が少しは身近に感じられ るだろう。

 ◆ 日記とは直接の関係はありませんが、Cafestaのリニューアル計画は見 事に?失敗。 1週間延期の時から、怪しいなとは思ってましたが、昨7日の混 乱はひどかったですね。50万人の会員を巻き込んでデバッグをするなんて、、 、CS(顧客満足)という言葉は知らない組織なんでしょうか?
あすか やっと復旧したと思ったら前と同じ・・無理しないで使いやすくしてくれたほ うがいいのに・・な〜んって思いました〜♪ 2003/06/09 05:59
カヤッピ(南風) 50万・・・本当にいるんやろきゃあ?(≧∇≦)ブハハハ 2003/06/09 00:28
センスナ しみじみと考えさせられました。ありがとうございました。日々、自分とい う存在を肯定したり否定したりの繰り返しです。早く楽になりたいものです。 2003/06/08 23:46
まどか お遍路さんって日本だけのものと思っていましたが、昨日のテレビでスペイ ンにもあることが分かりました。国が違ってもやっぱり同じ人間ですね 2003/06/08 23:21
ゆっきー お陰様で、いろいろと、考えさせて頂きまして有難う御座いました。一方、 この壮大なるDebugにもまいったなーー、何処ぞの、銀行じゃーないんだか らね。 2003/06/08 23:14
(0_0) お遍路さんについてたくさん知る事ができました♪ありがとうございました& おつかれサマでした。 2003/06/08 21:14
ルナ☆ 今度のリニューアルが怖い??こう思うのは私だけ?? 2003/06/08 19:45
優香☆ エライこっちゃでした☆ 2003/06/08 16:29
ぴーちゃん カフェも、このままで。良いと・・・私は・・・今、頭がボーっとしてまし て・・・キチンとしたレスが書けません(笑) 2003/06/08 15:24
reitomaguro 何だかガツンときます。確かに私、携帯の電波が届かないとイライラします。 すごい自分が視野の狭い生活をしているような… 2003/06/08 14:54
せなりん☆ デバッグも失敗したみたいですけどw 次回に期待いたしましょう〜♪できる のかな?w 2003/06/08 14:49
MOCHA MATTARI そう言えば一時、自然回帰が盛んに言われた時期がありましたが、もう飽き られたかな? 2003/06/08 11:38
ハッピーくりりん。。。 自然に帰って本来の自己を発見せよ>>>良い言葉ですね〜♪ 2003/06/08 10:24

6/11 土三寒六
 いつも詩を借りている【みんとさん】は、「あみあみ」が趣味だ。  『あ みぐるみコレクションVol.5(あみコレ5)』の案内を貰ったので、飯田橋の会 場へ行ってみた。 140人の作家の皆さんの作品約2000点が所狭しと並んでい る様子は圧巻でした。
 昼時、駅に近い讃岐うどんの店へ。壁に讃岐うどんの薀蓄が貼られている。 曰く、  ・讃岐うどんの真髄は「土三寒六」の塩加減にある。  
  土三:夏は塩1に、水3の割合    寒六:冬は塩1に、水6の割合
 ・讃岐うどんは奈良時代から。弘法大師・空海が唐から持ち帰ったとの伝説 もある。  ・昔は、丸いお団子のようなものだったが、江戸時代になって、現 在のような細長い麺になった。
 最近は、讃岐うどんのチェーン店が出来たり、紹介本が出版されたり、ちょ っとしたブームのようですね。  僕はうどん大好き人間なので、大歓迎です。  四国の本場では、老舗の親父さんが、お天気を見ながら今日はこれ位の塩加減 だろうと、腕によりをかける。今日打ったうどんは明日へ残さない。本当の職人 の味!  真夏の暑い日、外で働いて汗をかき、そんな時は塩味の濃いうどんが 殊の外旨く感じるだろう。 冷房の効いたオフィスで汗もかかない都会の人間に は、「土三寒六」の心遣いも無意味かもしれない。
ぜらにゅーむ だんだん自然とかけ離れてきている自分が恥ずかしい・・・。讃岐うどんは 最高です♪ 2003/06/14 22:51
ちゃあ 一度でよいから 讃岐に行っておうどんを食べてみたいです。 2003/06/14 22:28
ちゃあ なぜ 夏が土なのか 考え中・・・ 2003/06/14 22:27
ぴーちゃん 手打ちうどんは、美味しいですよ・・・ 2003/06/12 08:59
ゆっきー うどん、カレーうどん以外食べられなく成った?。 2003/06/12 01:05
堂珍 讃岐うどんは最高でつ(笑) 2003/06/11 23:35
くろくろ くろくろは、夏に邪道と言われても、カレー南蛮が大好物♪ 2003/06/11 23:31
maa 香川・愛媛でさぬきうどんを食し,その後も度々?口に致しますが,讃岐う どんを口にしたら他のうどんは・・・,口には出来ませぬ(笑) こしがあって美 味いのなんのって♪ 2003/06/11 22:33
あすか うどん美味しいですよね〜♪ 2003/06/11 22:05
めい めいも讃岐うどんの大ファンです♪最近は、あちらこちらでチープな値段で 食べる事ができて嬉しいです^^ 2003/06/11 20:40
モナ うどんて何入れても美味しいから大好き。 2003/06/11 18:21
natu 私もうどん派です♪ 2003/06/11 16:43
優香☆ うどんおいしいねー☆ 2003/06/11 16:19
ルナ☆ 沖縄にも最近、讃岐うどんのチェーン店のお店が出来たけど、ガラガラ。。 。やっぱり、沖縄の人はうどんをあまり食べないよ 2003/06/11 15:14
まどか カトキチの冷凍さぬきうどんって知ってる? 結構ね 美味しいと思うけど ・・・ 2003/06/11 15:13
久美 讃岐うどん最近また人気らしいね 2003/06/11 15:03
まり そう言われてみると、うどんを食べたくなってきた。そういえば昔は団子み たいな形だったって聞いた事あったな。 2003/06/11 14:10
hiropin 讃岐うどん。。。(@ ̄¬ ̄@)ジュルリ♪ 2003/06/11 14:09
カヤッピ(南風) あっ!お腹空いた〜 (^_^; アハハ…お昼は冷凍うどんにしよう〜 (^_^; アハハ… 2003/06/11 12:33
MOCHA MATTARI うどん大好物です。うどん+かやくご飯の「うどん定食」がお気に入り。関 東とか、無い所が多いそうですが。 2003/06/11 11:49
ちい!? たまに自宅で手打ちします。子供が喜んで踏んでくれますよ 2003/06/11 11:42
junko 讃岐うどん流行ってるよねぇ〜。あたしは本場のものはまだ食べたことない んだぁ〜 2003/06/11 11:15 たかこ 讃岐うどん♪ おいしいよね〜 2003/06/11 10:22
とっきい 本場の讃岐うどん、食べてみたいです(。・ρ・)ジュル ちなみに、、ロンドンで も讃岐うどんの乾麺が買えます^^値段の割には以外においしかったですよ♪ 2003/06/11 10:21
直美 讃岐うどん まじで 一回でも食べたいんだよねーーーーー 2003/06/11 09:48
ハッピーくりりん。。。 100円うどんって流行ってるよね 2003/06/11 09:29

6/12 弘法は筆を択ばず
 『その道の名人・達人と呼ばれる人は、道具や材料の善し悪しなどは問題に しない。下手な者が道具のせいにするのを戒めた言葉。  弘法大師は、筆の善 し悪しなど問題にせず、どんな筆でも常に立派な文字を書いたことから。  弘 法大師・空海は書にすぐれ、嵯峨天皇、橘逸勢とともに三筆と呼ばれた』(三省 堂、故事ことわざ辞典)
 この諺は皆さんもよく知っており、上の辞書の解説のとおりだと思われるで しょう。  ところが、「空海の風景」(司馬遼太郎著)に、驚くべき記述があ りました。
 『弘仁三年六月 空海は嵯峨の請いによって、狸毛の筆を作って献上した。真書用のもの一本、行書用のもの一本、草書用のもの一本、写書(写経 )用のもの一本、計四本である。(中略)  このときに添えた空海の文書に   「良工ハ先ヅソノ力ヲ利クシ、能書ハ必ズ好筆ヲ用フ」  とあり、さらに、文 字によって筆を変えねばならぬ、文字にはテン書、隷書、それに真、行、草、藁 の 筆を変えねばならぬとして、書における筆の重要性を説いている。(中略)  ついでながら狸毛の筆というのは、空海によってはじめて導入されたものであ ろう。 かつて明治期に黒坂勝美博士が正倉院に所蔵されている多くの筆をしら べたところ、羊毛の筆と兎毛の筆の二種類しかなく、狸毛はなかったという。  羊毛や兎毛の筆は穂先が柔らかくて南帖風ーたとえば王義之ーの文字を書くばあいにいいが、いかめしい北碑風ーたとえば顔真卿ーの文字を書くには、毛のこわい狸毛のほうがよかったのかもしれない』
   贈った空海も、贈られた嵯峨天皇も三筆と呼ばれたほどの書の名人同士 だ。  しかし、書体や書風を考え、最高の文字を書くには、やはり筆を択んだ ようだ。
 腕もないのに道具に凝るのは考え物ですが、やはり道具選びも大切というこ とでしょうか。  最初にあげた諺がいつ頃出来たのか知らないが、空海が聞い たらきっと苦笑いするでしょうね。
ちゃあ 私は 顔真卿の方がすきです。 2003/06/14 22:31
よーこ 最近は筆なんて使わないからな・・・。選ぶとしたら筆ペンだ! 2003/06/13 13:01
とっきい 弘法は筆の使い方も知る・・・か・・・ 2003/06/13 12:00
あけのはちろく大特価中 使い方にあった道具を選ぶって大切かなって思いまつ 2003/06/13 11:23
センスナ 何事も極めれば、その技術にふさわしい道具が必要になるということでしょ うかね。 2003/06/12 23:52
れんれん うんうん。筆で選びは大事なのですね♪(. .)φメモメモ 2003/06/12 22:19
reitomaguro 大方、その道の達人って使ってるものも特級品だもんね。その諺、私も前か らウソクサと思ってました(笑) 2003/06/12 22:00
堂珍 道具を選ぶのにも、慎重さが大切ですね。 2003/06/12 20:25
まどか 道具を使いこなせなくちゃね  ゴルフのクラブもどんどんでてくるけど  どれで打っても同じなんだもの (TロT) 2003/06/12 19:53
maa 私も小学六年間書道をしていたことがありまする(^-^*) 弘法も筆のあやまり というのは知っていましたが,「弘法は筆を選ばず」というのは初めて聞きまし た。 とても勉強させて頂いた貴重な一時でした♪ ありがとぉぅ (^-^*)  2003/06/12 19:52
まり でも道具を選ぶのは自分の能力(みたいな事)を選ぶのと同じって気もする。 2003/06/12 16:05
まり 道具のせいか、自分のせいかは場合によって違うかもね。どちらかとは言え ない…(汗) 2003/06/12 16:04
るな ん〜なんか難しい・・・ 2003/06/12 15:47
めい 例えは違うかもしれないけれど、私は今波乗りが上達しないのをはっきり言 ってボードのせいにしています(大汗) 2003/06/12 15:30
sakura わたしも選ぶのが正解だとおもいますね^^ 2003/06/12 13:56
ぺこぺこ そうねえ。道具選びは大切だと思います。 2003/06/12 12:33
hiropin "ノ(-________-;)ウゥーム・・・格好から入って、そのものに負けない実力を養えばい いのでは? 2003/06/12 10:25
せなりん☆ 弘法も筆のあやまり? のほうが、ほっとしますw 2003/06/12 09:54

6/13 弘法は筆を択ばず(続き)
 今朝Cafestaへログインできませんでしたね。不安定で困ったものです。
 甲府(塩山)へサクランボ狩りに行って、先ほど帰ってきました。今年は少 し甘みが足りないとの話でしたが、枝からとって食べるサクランボはやっぱり格 別ですね。佐藤錦の他にジャンボという大粒もありました。  −−−−−−− −−−−−−−−−−−−−−−−
 昨日の日記にこんなコメントを頂きました。
【堂珍】 道具を選ぶのにも、慎重さが大切ですね。
【めい】 例えは違うかもしれないけれど、私は今波乗りが上達しないのをは っきり言ってボードのせいにしています(大汗)
【sakura】 わたしも選ぶのが正解だとおもいますね^^
【ぺこぺこ】 そうねえ。道具選びは大切だと思います。
 皆さんのご意見はもっともですね。
 昨日引用した辞書の〈用例〉に、こんなことが書かれていました。
『書にかぎったことではなく、稽古事はすべてそうだと思う。いい道具を使 うと上達する。(中略) 弘法は筆を選ばずというのは誤りである。良寛でも宣 長でも、あるいは森鴎外でも、いい筆といい墨を使っていたことが書を見れば一 目でわかる。[山口瞳『礼儀作法入門』]』  そういう意味では、習い初めにも あるレベルのきちんとした道具に、金を惜しんではいけないと言えるでしょうか 。
 また、こんなご意見もありました。
【まり】 でも道具を選ぶのは自分の能力(みたいな事)を選ぶのと同じって気 もする。
【 hiropin】 "ノ(-________-;)ウゥーム・・・ 格好から入って、そのものに負けない 実力を養えばいいのでは?
 僕はゴルフを始めてから十数年になります。今使っているクラブは5代目 くらいです。 ゴルフのクラブはヘッドの素材、形、シャフトの素材など年々進 歩して新製品が発売されます。 自分の腕前を脇において、新しいクラブを買え ば思い通りに球が飛んで、スコアが良くなるような上手な宣伝がTVに流れます。  ショップの主人は、『にこにこさん、ゴルフは今や道具です。腕前じゃなく 道具が飛ばすんですよ!』と新製品を勧めます。  でも、最近ようやく分って きたことは、「魔法のようなクラブはなく、やはり腕前が基本」ということ。 悔やまれる失敗の99%は、腕前が悪いので道具のせいではないということです 。 まさに【まどか↓さん】の言われるとおりですね。
【まどか】 道具を使いこなせなくちゃね  ゴルフのクラブもどんどんでて くるけど、 どれで打っても同じなんだもの (TロT)
 ただ、腕前・実力に上・中・下があるとしたら、それぞれに適した道具と言 う概念はある。 プロの使う道具を下手なアマが使ってもうまくいかない。その 反対にアマにチューニングした道具はプロには合わないということ。  だから 、初心者に最高級の道具をと言うのは、〈ネコに小判〉かもしれないですね。
ちゃあ 今度一回 南アルプス市になった白根、櫛形のあたりで桜桃狩りをなさって みてください。おいしいですよ 2003/06/14 22:34
ゆっきー 道具が仕事をしてくれるって感じ結構ありますよ、パソコンも道具ですしね 。 2003/06/14 00:26
れんれん さくらんぼ美味しそう〜♪行ってみたいなぁ〜(^o^)丿 2003/06/13 23:02
たかこ さくらんぼ大好き〜♪ でも高いよねぇ〜 2003/06/13 22:42
ヴァイオレット さくらんぼ〜♪ やっぱ甲府でしょ。 アメリカンチェリーは嫌い。 2003/06/13 22:40
くろくろ テニスラケットは、選ぶべきだと思うわ。良い物は、軽くて振動に強いから 、疲れないわね。 2003/06/13 21:54
くろくろ サクランボはやっぱり、日本産がおいしい!アメリカンチェリーがおいしく なったと言っても、まだまだ大味だわね〜。 2003/06/13 21:51
なお さくらんぼは高いからアメリカンチェリーを買いましたぁ〜高級さくらんぼ 食べてみた〜い! 2003/06/13 21:05
夢美 朝確かにログイン出来ませんでした。友達からのメールで知ったんですけど ね 2003/06/13 20:43
サスケのママ ゴルフクラブ、私は4代目かな。今のが一番気に入っています。 2003/06/13 18:58
あすか ネコに小判納得です♪さくらんぼ美味しそう行ってみたいですね〜 2003/06/13 18:47
つがる 山形のサクランボ美味しいです。ここで通信販売のサクランボ購入注文して ますo(*^ー ^*)o 2003/06/13 17:14
まり サクランボ狩りいいなぁ!イチゴ狩りならした事あったけどね♪人と道具の関 係も複雑ですな☆ 2003/06/13 15:34
めい ボードのせいにしてたんですが、実は昨夜プロに相談したところ、やっぱり今 のボードを乗りこなさないと新しいのにしてもだめだそうです。やっぱり、練習 あるのみだそうです(^^;) 2003/06/13 15:10
まどか サクランボって美味しいのに高いんですよね 買ってきてもあっという間に なくなっちゃって・・・ 2003/06/13 14:31
あき♪ サクランボ狩りいいですね〜♪今年は出来るかなぁ。。。そうそう朝ログイ ン出来なかったね。困ったカフェです。 2003/06/13 14:21

6/14 弘法も筆の誤り
今日は、映画「マトリックス¥リローデッド」を見てきます。(朝1番なので 早出です) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【 せなりん☆】 弘法も筆のあやまり? のほうが、ほっとしますw
『その道の名人・達人と呼ばれる人にも、失敗はあることのたとえ。弘法大師 のような書の名人でも、ときには書き損じをすることがあるという意から。』( 三省堂 辞典)
 この種の諺はたくさん、世界中にあるようですね。
 〈類義〉
 ・釈迦にも経の読み違い ・知者にも千慮に一失あり  ・麒麟にも躓きあ り  ・猿も木から落ちる  ・河童の川流れ  ・上手の手から水が漏れる  ・ 孔子の倒れ
 〈英語〉  ・Offen a full dexterous smith forges a very weak knife.  (刀鍛冶の巨匠も、しばしばなまくら刀を作る)  ・Homer sometimes nods.  (偉大な詩人ホーマーでさえも、うっかりとしたへまをしでかす)
 人間はいくら立派な人でも、いくら注意をしても、失敗することがある。
 スペース・シャトルの事故、チェルノブイリの原発事故、ジュラシック・パ ークの事故(映画)など完璧だと思われるシステムにもヒューマン・エラーによ るシステム崩壊が起きることを証明しています。
 ちょっとした気の緩みから大きな事故が起きてしまう事が仕方のないことだ としたら、その後始末にどれだけの誠意ある努力が出来るかで、その人の器量が 計れる気がします。
 最近のCafestaの日記を読んでいて、盗んだバイクで死亡事故を起こしてし まい賠償金7000万円を言い渡された男性(成人・若者)の話や、職場での公金? 横領がバレて2年間タダ働きをして返済後に解雇された人の話などを見ました。  たしかモーパッサンの小説に、借りたダイアの首飾り?を盗まれて、何十年 もかかって弁済したお針子さんの話があったと思います(この首輪は実はニセモ ノだった!)。
 昨朝の新聞にも三人の若者が車の中で一酸化炭素の自殺をしたニュースが出 ていました。 (この人たちにどんな事情があったかは知りませんが、僕は自殺 を肯定する気はないし、数を頼まないと実行できないなんて、潔くないとしか思 えません)  最初に書いた7000万円の賠償を抱えた若者は、いっそ死んだ方が 楽だと考えるかもしれませんが、そういった安易な解決には走って欲しくないと 思いますがどうでしょうか。
なお 奇遇です!14日に観てきましたぁ〜〜〜〜 2003/06/15 02:34
ゆっきー 「死」を潔いとする精神は、如何なものか??? 2003/06/15 00:51
くろくろ 生きていることと、死ぬことを天秤にかけて、死が良いと選ぶなら、それも 自由かな。ふつう、動物は生を選ぶけど、人間はデリケートだからね。特に今の 時代は、幸せな人ばかりじゃないから、難しいと思うわ。 2003/06/14 23:04
カヤッピ(南風) してしまった事は取り返しがつかないから・・・その後どうするか!でも死 で償いは(`´メ) 2003/06/14 22:51
reitomaguro 無責任な人や、自分のことだけ精一杯考える人が多くなってきたのかな。すぐ 投げ出すのは考えものだよね。 2003/06/14 21:09
ぴーちゃん ↓書けませんが・・・それを日記に書くというのは、懺悔なのであろうか? しかし・・・違うような気がする・・・ 2003/06/14 20:26
ぴーちゃん ちょっと、公のことになってしまうから、私は、7000万の方のこと 2003/06/14 20:24
めるめる 本人は楽になったとしても残されたの者は辛い思いするかもしれない。。や れるだけのことはやらなくっちゃ。 2003/06/14 17:27
堂珍 失敗をしたとしても、その後の誠意なんだよね。失敗を恐れてはいけないの かな? 2003/06/14 17:09
れんれん そうですよね。立派な人でも失敗する。それをどうするかで人間性が出てく るのですよね。 2003/06/14 16:46
まどか 自殺願望の若者が多いのには驚いています しかもネット上で知合ったとか ・・・そんな簡単に死を選ばないで死ぬ前にもう1度生きることを考えて欲しい ですよね 答えをだすのが早すぎます 2003/06/14 16:27
ヴィヴィ 弘法は「応」っていう字の点を一つ忘れたのよね〜 あんなエライ人でも忘 れるのなら私が忘れて当然だぁ 2003/06/14 15:51
よーこ 自分で悪い事しといて死んだら終わりはないだろうと思います。ってか死ん でまで迷惑かけるのとちゃう?と思わないのかな?  マトリックスみた〜い! 2003/06/14 15:28
かるみあ 先日私もマトリックス リローデッド観ましたよ♪^^ 2003/06/14 15:19
夢美 マトリックス、私も見に行きたいです、・・でも無理かな〜・ 2003/06/14 15:07
まり 死んだ方が楽なのだろうか?罪を背負って死ぬのも辛い気が…。失敗は誰にで もあるよね。 2003/06/14 13:57
めい そうですね・・安易な解決はして欲しくないと思います。マトリックスの感 想、教えてくださいね^^ 2003/06/14 13:00
あけのはちろく大特価中 起こしてしまった事より、その後の行動が大事。楽になるのは簡単かもしれ ないけど、乗り越えた後に何か見つけられるかもしれない。と思いまつ。 2003/06/14 10:10

6/27 四六駢儷体
 【四六駢儷体】(ベンレイタイ):中国の六朝時代に多く使われた文体。四 字と六字の対句を用いるもの。
 中国では漢字の発達とともに、詩や文章の能力を非常に高く評価してきた。 立派な文章が書け、詩歌を作れる人が教養のある文化人として尊敬され、社会 的な高い地位を得ることが出来た。武人でもそのような教養は必要とされていた し、役人も勉強が欠かせなかった。  自国内がそうであるから、外国について も同じ見方をし、それの出来ない国は野蛮な国として軽蔑してきた。
 空海(弘法大師)が遣唐使に混じって唐の国へ行ったが、彼は正使の乗る第 1船に乗り、船は荒らしに流されて遥か南方・福州の海岸に漂着した。さっそく 、その地の役人の所へゆき、自分たちは遣唐使であると伝えたが、相手はみすぼ らしい船を見て信用しなかった。  その時、空海が正使の代筆となり、  「大 使ノ為ニ福州ノ観察使ニ与フルノ書、一首」を書いた。
 冒頭にいう、  「賀能、啓ス。高山、タン黙ナレドモ、禽獣、労ヲ告ゲズ シテ投帰シ、深水、モノ言ワザレドモ、魚竜、倦ムコトヲ憚ラズシテ遂ヒオモム ク・・・」  (禽獣が高い山を慕ってゆき、魚竜が深い水を求めて群れゆくよ うに、西や南の野蛮人たちでさえ、帝徳のさかんな土地に向かって道中の危険を かえりみずしてゆく。徳を慕うのあまり、生命のあぶなさを忘れるのである。」
 堂々とした【四六駢儷体】の漢文でしかも筆も立つ。この文章を見た役人 は腰を抜かすほどびっくりし、これだけの文章が書けるなら間違いなく文明国の 使者だと認め、長安の都に問い合わせる使者を送ったという。
 「○○の恩は、山よりも高く、海よりも深い」というような、多少誇張した (大げさな)表現、しかも山と海を対句にするという技巧が【四六駢儷体】の特 徴だ。 空海は若かったが、この駢儷体文を自由自在に書く勉強をしていたよう だ。
 【四六駢儷体】そのものは、今はほとんど使われないが、僕たちの身の回り にはこの駢儷体の片鱗がたくさん残っている。
 「ウサギ追いしかの山、小鮒釣りしかの川」
 「祇園精舎の鐘の音 諸行無常の響きあり    沙羅双樹の花の色 盛者 必滅の理をあらわす」〈平家物語〉も対句の典型ですね。
 「玉骨はたとひ南山の苔に埋むるとも    霊魄は常に北ケツの天に臨ま んと思ふ・・」〈太平記〉  (演説上手と言われる)議員さんや社長さんの挨 拶はこれをうまく利用しているようですね。
ヴァイオレット 大学の講義を思い出します。理解してなかったかも^^;; 2003/06/28 22:29
堂珍 σ(・_・") ゴメンチャイ難しいでつ・・・。 2003/06/28 19:40
とっきい maaさんのように私も広辞苑で「四六駢儷体」を調べました(爆)古き時代の 偉人の計り知れない努力が今の日本の一部を作っていると思うととても感慨深い ものがありますね。やはり知能は磨くべきか… 2003/06/28 11:27
ゆっきー つい、引き込まれてしまう、文体なんですね、納得させられちゃうんですね 。 2003/06/27 23:20
めい ベンレンタイ 初耳でした・・・ちょっと疲れ気味のあたまには難しかった です(汗) 2003/06/27 22:58
れんれん 難しくて、頭がついていけないです。 2003/06/27 22:02
まるこ 難しすぎて、まるこのおつむではついてゆけませ〜ん(>__2003/06/27 20:48
よーこ タイトルがマジで読めませんでした・・・もっとお勉強します 2003/06/27 18:43
maa 何度も何度も読み返していた本日の私です。何度も読み返すものの現在の我 脳では思考力が欠けてしまっている為中々理解出来ませんでした。・・・今,国 語辞書を広げた所,「駢儷体(べんれいたい)」というのがあり,「四六駢儷体 (しろくべんれいたい)」というのが記載されているだけでした。で,「四六駢 儷体」のページを読んだ所理解出来た今し方の私でした(笑) 「四六」とついた ものではよく「四六時中(二十四時間中)」という言葉を使いますが,この「四 六駢儷体」というのは,漢文の一体という事ですので,学生の頃漢文とかを習っ ていますので,多分その頃耳にした事なのかもしれませんが,初めて耳にした様 な気もしました(笑)  四字と六字の句をならべ,対句(ついく)を多く用いる 美文体という事ですね。 また一つお勉強させて頂いた一時でした♪ ありがと ぉぅ 2003/06/27 17:08
まどか 四字熟語はよく見かけますがこのベンレイタイは殆どありませんね 2003/06/27 16:14
サスケのママ ベンレイタイ・・・読めませんね。 2003/06/27 13:44
みずき その昔、日本も漢詩が出来ないと出世出来なかった時代もあったしねぇ。 2003/06/27 13:20
チェリオ 最後の何行かの文章はなんとなく、日本の和歌に似てますね〜上句・下句み たいな。普通の文章よりリズムがあって読みやすいと思いました。 2003/06/27 12:59
まみどん 難しい〜っ!!普段、雑誌しか読んでいない自分を反省(汗) 2003/06/27 11:59
reitomaguro 今はメールでちゃっちゃと書いてとかだから、そういう風流な教養に疎いよね え。 2003/06/27 11:50 コートニー 難しいです。。。 2003/06/27 09:59
まだみ 難しい・・・奥が深い・・・(゜▽ ゜)〜゜ぽけぇぇ〜♪ 2003/06/27 09:07
あけのはちろく大特価中 ベンレイタイ。読めなかったでつ 2003/06/27 08:07
あすか いつもにこにこさんの日記勉強になります・・覚える事が出来ないのがチョ ット悔しい♪ 2003/06/27 05:41
じゅん姫1号☆ む、難しいお話ですねぇ。。。 2003/06/27 01:47
ぷち ( ゜Д゜)ポカーン ・・・難しい話だ・・・。ギブです。笑 2003/06/27 00:55
静夜☆ミ 奥深い…。 2003/06/27 00:54
カヤッピ(南風) コメント・・・~(>_アウ-!(¨* )あのぉ…簡単な時に・・・しますね``r(^^;)ポ リポリ 2003/06/26 23:43
miu (・0・。) ほほーっ(・_・ゞ−☆日記に“〆(^∇゜*)カキコ♪ありがとう♪(#^ ー゜)v 2003/06/26 21:48
ぴーちゃん ベンレイタイ・・・下まで読んで行くと、何て読むのか忘れてしまう・・・ 2003/06/26 21:44


          ◆ 準備偏     ◆ お遍路(1) 【阿波の国・発願の道場】  ◆ お遍路(2) 【土佐の国・修行の道場】
          ◆ お遍路(3) 【伊予の国・菩提の道場)】  ◆ お遍路(4) 【讃岐の国・涅槃の道場/結願】  ◆ 『遍路』とは何か?

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