寒中の華やぎ                2010/01/25               トップへ


今年、大寒の日(1/20)は東京でも20度、沖縄・石垣島では27度と記録的な暖かさとなった。
しかし全般には寒中のこの時期は、お天気は良くても花も少なくで歩く楽しみは少ない。
新聞やTVニュースを見て、いそいそと出かけてみた。

◆ 京王百草園    1/09

京王線百草園駅から歩いて10分ほど。園の手前の急坂は何度来ても息が切れるほどだ。

蝋梅 が満開。とても良い香りがする花だ。

  

紅梅も咲き始めていた。

  

この時期には珍しい、寒咲きアヤメが一群れ。

ここには芭蕉句碑 が置かれていた。      春もやや  けしき調ふ  月と梅

  

日本水仙もたくさん咲き、太陽の光を楽しんでいるようだった。     しばらくは  花の上(モト)なる  月夜かな

  

山茶花 はそろそろ終わるころか?  『葷酒 山門に入らず』 これは禅寺から移設したのだろうか?

  



◆ 吾妻山公園の菜の花      1/16

TVニュースを見てこの場所を知って、出掛けてみた。
八王子から相模線で芽ヶ崎 へ。そこから東海道線に乗り換えると3駅程。
吾妻山は二宮駅からすぐの所にあった。

  

ただ、136mの山だが、一気に登るのに300段ほどの石段を登っていく。かなりきつい。
途中、浅間神社を通る。 赤い実をいっぱい付けたクロガネモチ の大木も。

  

頂上の近くは広い芝生の広場。  その横に菜の花畑が広がっていた。

  

眼の下には相模湾が見え、とても良い景色だった。

  

桜の木も多いので、お花見にも絶好の場所だ。   桜の時期にもう一度来てみよう。

  



◆ 鎌倉・鶴岡八幡宮 神苑の冬牡丹     1/23

友達に誘われて、鎌倉・鶴岡八幡宮 神苑の冬牡丹 を見に行った。
鎌倉駅から歩いて10分ほど。段葛の道を歩いてゆくと、八幡様の鳥居に出る。
そこから右手に入ったっところが神苑・牡丹園 だった(入場料500円)。
約100品種、1000株が植えられているという。 藁で作った雪囲い の中で、白、赤、ピンクの牡丹が可憐に咲いていた。

  

◆ 左↑の写真の「大銀杏」が、3月11日の夜、強風で倒れてしまった!!!
神社の関係者と学者先生の相談の結果、根元から8m程を切り出し、もう一度植えた。無事に根付くといいが・・・

  

【冬牡丹、寒牡丹】
・花は牡丹と同じだが、特別な管理をすることで 冬の間に咲かせることができるそうだ。
二季咲き性の牡丹を使い、春に作られる予定の花芽を摘んで、 秋にできるつぼみを冬に開花させることで可能になる。
でも地温等のコントロールがかなり難しそうです。

  

  

冬牡丹は、鎌倉の他に、上野東照宮 も有名。

  

早くも梅が咲き始めていた。 咲き始めの梅の花は、とても良い香りで遠くからでも感じられる。

梅の花は、平安時代に日本に 伝えられ、平安貴族の間で庭に梅を植えるのが流行したという。
大宰府天満宮に流された菅原道真公が、都を懐かしんで歌った歌は有名だ。

こち吹かば 匂いおこせよ 梅の花     主なしとて 春な忘れそ

大宰府にある「飛梅」は白梅だ。 そして全国のあちらこちらにこの飛梅の子孫が植えられている。
→ 羽根木公園(09-02)