大菩薩ラインの秋      2001/11/7

 紅葉を探して国道411号大菩薩ラインを走ってきた。
 この道は青梅街道から奥多摩湖を通り、山梨県丹波(タバ)村ー柳沢峠を経由し 塩山市に抜ける。昔、小河内ダムを建設したときに資材運搬のために整備されたという。(今回、私は山梨県側から東京へ抜ける道筋を選んだ)

 塩山市側から20分も走ると雲峰寺があり、小説「大菩薩峠」で有名な中里介山記念館がある。
 このあたりですでに標高は1000mを超える。曲がりくねった山道をどんどん上っていくと 柳沢峠だ。標高約1500m、市営の駐車場がありここから三窪高原へのハイキングが出来る。

 駐車場に車を置いて、山道を登る。約1.5km、標高差は200mほど(1700m)。頂上からは、眼下の甲府盆地や南アルプスが良く見える。 残念ながら富士山は雲に隠されていたが、見えたらすばらしい景色だ。1700mともなると、もう霜柱が立っており 紅葉も峠を越えていた。
 峠を過ぎると丹波(タバ)山村、さらに下りながら谷川沿いに走ると、全山が黄色に染まり、紅葉した木々が彩を添える すばらしい景色が展開を始める。

 キラキラと輝くような紅葉が日の光を浴びて、空の青と絶妙のコントラストだ。2車線の細い道だが 思わず車を止めて見とれたくなる。
 
 紅葉のラインを過ぎるとやがて奥多摩湖、小河内ダム。帰りは青梅街道から八王子へ。

 走行約170km。写真3本。   一度行かれることをお勧めします。

 高尾山の秋     2001/10/26

 京王線の駅に貼られた高尾山のポスターに釣られて登ってきた。
 お目当ては『サラシナショウマ』の白い花。
 自宅から近いくせに、最近はあまり登っていない。ケーブルカーに乗るのは止めて 下から歩いて登る。今日は1号路から登り、3号路で降りることにした。
 
 手ごろな易しい山だから、幼稚園の子供たちも保母さんに連れられて元気良く登っている。 負けるものかと張り切るが、すぐに息が切れ年を知らされてしまう。

 山頂から3号路で下り始める頃、木陰にたくさんの「ミヤマシキミ」の実を見つけた。 この実はアルカロイドを含み有毒だ。   お目当ての『サラシナショウマ』はほとんど下りきった辺りの道のそばに優しげに咲いていた。