富士見高原の秋      2002/10/31

 富士見高原は山梨県と長野県の県境にある。24軒あるペンション村は四季を通じて利用でき、 それぞれのオーナーさんが家庭的なもてなしをしてくれる。

 僕が選んだのは『ラクーン』。オーナーは荒井さん。 荒井→アライ→アライグマ→ラクーン(raccoon)という命名らしい。 食事は洋風家庭料理でとても美味しい。朝は大皿一杯に季節の果物が10種類くらい載って 出てくる。新鮮な牛乳もあり、とてもヘルシーだ。

 ラクーンにはホームページも有り、息子さんがせっせとメンテをされ、季節の行楽情報も満載。 出かける前に覗いて行くと、見所を逃すこともない。

 10月末となると、夜は零下に冷え込み、朝は霜柱も立っている。朝食前に、散歩をした。 車の窓ガラスも霜で凍っていた。

 イチョウはすっかり黄色くなり、風に落ち葉が舞い散る。秋の日のヴィオロンの…の詩、そのままだ。
 昔、武田信玄が甲州を支配した時、領地の枝城との連絡を素早くやるために甲府城を 中心に放射状に道を作らせた【信玄の棒道】のひとつはこの辺りを通っていた。

 紅葉とイチョウと霜、見事な調和に感嘆しながら朝食の待つペンションへ急いだ。

 ラクーンでは出発前に記念撮影をし、(同意があれば)写真がHP宿泊者名簿に掲載される。 (ちなみに今回は\8500/一泊二食)