桜ヶ丘公園散歩                2014/10/27              トップへ




聖蹟桜ヶ丘公園へ行ってみた。この公園は駅から歩くと40分くらいの小高い丘にある。
駅からのバスもあったので今日はそれを利用した。駅前にはいろいろな彫刻やジブリのポストがあった。

    

落ち葉を踏みながら公園の中へと入った。

    

小ぶりのダリア園には見事な花。

    

    

さらに奥へ向かうと、朴の木の実を食べに来る小鳥を狙って望遠レンズを並べている人たちがいた。

    

高き屋にのぼりて見れば煙(けぶり)立つ民のかまどはにぎはひにけり(新古707)(仁徳天皇御製として伝わった歌という。)
明治天皇は古代の天皇にならい、桜ヶ丘の地へ兎狩り、鮎捕りなどで4回行幸されたという。
1884年(明治17年)の臨幸の際、狩場を跋渉したとき、谷間から鶯の一声が聞こえそぞろに心を動かし、
春深き山の林にきこゆなり今日を待ちけむ鶯の声」と詠んだ。
皇后(昭憲皇太后)は「春もまだ寒きみやまの鶯はみゆきまちてや鳴きはじめけむ
   「兎とる網にも雪のかかる日にぬれしみけしを思ひこそやれ」と詠み、これら3首の碑が建てられたものである。

    

碑材は小豆島産の花崗岩、文字は田中光顕の揮毫にかかる。

明治天皇の行幸を記念して昭和5年に作られた建物は、昭和初期の建物とは思えないほど斬新な意匠で、多摩市の有形文化財です。
五賢堂には、岩倉具視・木戸孝允・大久保利通・西郷隆盛・三条実美の胸像があるそうです。