旧吉野家住宅                2014/04/25              トップへ


青梅市にある吉野家住宅を見学した。
映画『のぼうの城』の舞台となった埼玉県行田市にある忍城
1590年(天正18年)、豊臣秀吉の関東平定の際、城主・成田氏長は小田原城にて籠城。従兄弟の成田長親を城代とし、家臣と農民ら3,000の兵が忍城に立てこもった。豊臣方の忍城攻めの総大将は石田三成で、大谷吉継、長束正家、真田昌幸、信繁父子らも加わった。
城方の智謀で三成の水攻めは失敗に終わるが、小田原城が先に落城したことにより開城し、家臣たちも諸方へ散った。

家臣の一人吉野織部之助は青梅の地へ逃れ、江戸時代初期の慶長16年(1611)に開発に着手し、元和2年(1616)にはほぼ区画割等が完了した。
この新町村の名主家は、開拓を始めた吉野織部之助から代々世襲明主として栄え、現在の吉野徳太郎に至り、
慶長18年10月に掘った井戸とともに、村造りの様子がうかがえる貴重な歴史的景観であります。
幕末期における上層クラスの民家の、完成された多室間取りの姿を十分に示しております。

現存する建物は江戸時代に一度焼失し、再建されたものらしいが、如何にも名主の住居にふさわしい風格がある。