新町御嶽神社                2014/04/25              トップへ


青梅市新町にある新町御嶽神社にお参りした。(旧吉野家住宅のすぐ傍)

【由緒】 新町村を開いた吉野織部之助正清が、開村に際して大和国吉野金峰山の蔵王権現を勧請し、村の鎮守としたことに始まる。
明和7年(1770)幕府より朱印領3石を賜る。
明治の神仏分離に際し、社号を御嶽神社と改める。明治6年(1873)村社に列格。
大正2年(1913)富士大神社を合祀。昭和46年(1971)社殿を改築する。

      

境内社の塩竈神社は明治19年(1886) 奥州の鹽竈神社から御分霊を勧請したものである。
当時、この地方をはじめ、埼玉県内にまで講員が広がったという。
水神社は昭和50年(1975)旧本殿に水波能売神及び氏子地内10ヶ所の井戸の井戸神を祀ったもの。
また、天神社は昭和61年(1986)太宰府天満宮より勧請したものである。

      

【例祭】 5月5日

        

【メモ】 大きな鳥居をくぐると広い境内。その先に権現造の社殿があり、向かって右側に塩竈神社、天神社などが建つ。
かつて、塩竈神社はかなり広く信仰を集めていたようだ。社殿の前には御本社の鹽竈神社から送られた鹽竈桜が植えられている。

      

御祭神の広国押武金日命は安閑天皇のこと。神仏習合時代、金峰山の蔵王権現と同一視されていたため、
神仏分離以後、各地の蔵王権現が広国押武金日命(安閑天皇)を御祭神としたという。

      

真新しい神楽殿や例祭で担ぐ御神輿もたくさん飾られており、裕福な神社だという印象を受けた。