とげぬき地蔵と六義園                2013/05/05              トップへ


《おばあちゃんの原宿?》で有名な巣鴨とげぬき地蔵を訪れた。
JR巣鴨の駅前、白山通りには、「もてなしの街すがも」の石碑も立ち、観光客大歓迎の姿勢だ。
駅のすぐ近くに「六地蔵」の寺もある。
江戸時代から地蔵を祀る六つの寺があり、この寺は六番目の地蔵さまだそうな。

    

商店街にはいろいろな土産物の店もあり、みな小奇麗で活気に溢れていた。「塩大福」が名物のようだ。

    

「とげぬき地蔵尊」の名で親しまれるこのお寺、正式には曹洞宗萬頂山高岩寺といいます。
ご本尊は「とげぬき地蔵」として霊験あらたかな延命地蔵菩薩です。
この寺は、「4の付く日がご利益がある」ことになっているから、前日ならもっと混雑していたのだろうか?

    

境内にある「聖観世音菩薩像」に水をかけ、自分の悪いところを洗うと治るという信仰あり、
菩薩像の前には長い行列が出来ていた。(一時間待ち??)
道端では猿回しが滑稽な演技を。 「鴨の国から来た すがもんのお尻」という奇妙なオブジェもあった。

    

六義園

JR巣鴨駅の南へ行くと、都立公園・六義園がある。
ここは柳沢吉保の別邸で、明治時代には岩崎弥太郎が貰い受けた。
柳沢吉保の家系は武田信玄の武将だが、家康の家臣となり、将軍綱吉の小姓となった吉保は綱吉に寵愛され、
側用人となり最後は大老にまで登りつめた。

    

園内には、宣春亭、心泉亭、滝見茶屋、吹上茶屋、つつじ茶屋などの建物も残っている。
沢山のツツジがあったが、残念なことに花の時期を少し過ぎていた。

2007年秋に、 ライトアップされた紅葉を見に来たことがあり、初夏の緑とは違った趣を楽しんだ。


    

俗説によれば、側室の染子はかつて綱吉の愛妾であり、綱吉から吉保に下された拝領妻であるという。
一説に吉里は綱吉の隠し子であるとも言われる。

    

将軍綱吉が柳沢邸を58回も訪れたのは、染子を下げ渡した後も密会を続けたからだという(俗説に沿った?)推定で,
吉保と染子の恋を語る「灼恋」(諸田玲子著)という小説が出来上がったようだ。


http://www2s.biglobe.ne.jp/~kitanok/dokusho3/shakuren.html