多度津、丸亀城                2012/04/01               トップへ


多度津町(香川県)のホームページに、
三大イベント、「桜まつり」「凧上げ大会」は毎年4月の第1日曜日

とあるのを見て、何の疑いもなく張り切って 4/01(日)に出かけた。

凧上げ会場のサッカー場へ行く前に、 近くの桜の名所・桃陵公園 に寄ったが、まだ早咲きの桜が数本のみで祭の気配もない。
それでも、公園にはシートを敷いて宴会をしているグループも居たが・・・・

   

山の上から眺める多度津港の風景はまずまず。 早咲きの桜が迎えてくれた。

   

桃陵公園の傍に、中国風の大きな塔が立ち、大きな建物もあった。
少林寺拳法の禅林学園 だった。

   

JR多度津駅前にも、目立つようなオブジェ(碑)が立っていた。
半ばは自らの幸いとし、半ばは他人の幸せを」と書かれている。
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少林寺拳法(しょうりんじけんぽう)とは、
1947年に宗道臣が日本で創始した「人づくりの行」であり、
「護身錬鍛」「精神修養」「健康増進」の三徳を兼ね備える「身心一如」の修行法をとり
「技」と「教え」と「教育システム」を3本の柱としている。
技の特徴は、護身を旨とする拳法。教えの中心思想は「自己確立」と「自他共楽」。
また特に指導者育成機関として禅林学園(専門学校)を有している。
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中国の嵩山少林寺とは兄弟のような関係らしい。

時間もちょうど良し、と凧上げ会場へ向った。
途中の道では、色々な花が春を感じさせてくれた。

   

ところが凧上げ会場のサッカーグランドは無人!

帰って来てから町役場に電話で確認したら、今年は寒いので一週間遅らせると言う。
只今ホームページの改定中だと弁明。   のんびりしたお役所仕事に踊らされた・・・・・



      

凧は諦めて丸亀に戻り、城の見物をした。

丸亀城は、小高い丘の上にあり、石垣はとても立派だ。
ただ天守閣は3層で、石垣と比べると小さく見え、姫路城や大阪城などとは比べ物にならない。
お濠から天守閣までは、長いきつい坂を10分ほど歩いて登る。
天守閣の周りにはたくさんの桜の木があり、満開は見事だろうと想像できたが、
この日はまだ早咲きが数本咲いていただけで、ソメイヨシノの蕾は固かった。

   

天守閣に登ると、鉄砲や兜が展示されていた。
この城は、天正(信長の)時代に生駒氏によって建てられたそうだ。
その後、徳川時代になり、山崎氏、京極氏と城主は変わった。
現存の天守閣は1660年で国内最古の木造天守だ。

庭に立派な家紋入りの石造りのゴミ箱があった。
藩主を勤めた三家の家紋だろうか?

   

堀の外側の公園に、彫刻が置かれていた。
「日だまり」「丘に咲く」「かくれんぼ」と三体あったが、股を開いたポーズは、珍しいと思った。

ホテルで海鮮料理の店を教えてもらい、行く途中丸亀港に夕陽が沈んだ。

   

丸亀の町には「うちわ」の看板がそこここにあり、
夜には明かりの灯るウチワ・オブジェもある。
要するに、ウチワ生産日本一の町らしい。

城の前の石碑には
伊予竹に 土佐紙はりて 阿波ぐれば    讃岐うちわで 四国涼しい」 という戯れ歌が。

土産物屋にはウチワがならび、ウチワ作り体験も出来る。
丸亀のウチワは、江戸時代の下級武士の内職が発端だという。

   

街のあちらこちらを歩いたが、「とみや町」「通町」「浜町」などと呼ばれるアーケード商店街では、
 日曜日だと言うのに殆どの店がシャッターを閉めたままで、売り店舗の札の貼られた店もあった。
この町でも車社会に対応するため、大型店の進出・郊外化が始まっているのだろうか?