埋蔵文化財総合センター、埴輪                2012/01/29               トップへ


埴輪を  

埋蔵文化財総合センターで埴輪を作る体験が出来ると聞き、応募した。(1/29日曜日)
埴輪には、円筒、家形、武人、鳥などの形があるが、大部分は円筒型
高さ45cm、直径22cm程のものが多いそうだ。

今回の体験では、実物の約1/3、高さ15cm程のものを焼物粘土を使って作成した。
1kg(実費300円)の粘土に砂を混ぜて良く練り込み、ひも状に伸ばしたものを積み重ねながら円筒形にする。
上側を少し広げた形に整え、三本のタガを回し、穴を2ケ所に開けた。

粘土は軟らかく、上に積み上げていく内に、下側が自分の重みで変形して歪になってしまうので、
それを直しながら作るのがとても難しかった。

出来上がった埴輪模型は一月ほど自然乾燥させ、(3/10)焼き上げる予定だ。

埋蔵文化財総合センター 

徳島県立埋蔵文化財総合センターは、埋蔵文化財を保存し、かつ、その活用を図り、
県民文化の向上に資するため、埋蔵文化財保護の拠点として設置されています。

続・発掘へんろ』展は、平成21年度から5カ年計画で、四国内の埋蔵文化財センター5団体が、これまでの発掘調査で得られた出土品を中心に、四国の歴史を時代毎に紹介する展示会です。
3回目となる今年度は古墳時代の副葬品や生活道具などを取り上げて、地域性や交流を考えます。

四国各地で発掘調査された古墳時代の遺跡・出土品についての巡回展示。
関連事業として、アワコウコ楽公開講座(ミニシンポジウム、調査成果報告会)、おもしろ古代体験、古墳巡りウォーキングを開催します。

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建物の前の広場に、大きな銅鐸のオブジェが立っているのが印象的だ。
また、すぐ傍の小山は古墳の一つで、石積みの玄室がガラス戸で覆われ中が見えるように展示されていた。

展示室はそれほど広くはないが、徳島県の古代遺跡の分布状況や発掘された遺跡などがぎっしりと並べられていた。

   

   

   

現代の感覚では、四国は文化の遅れた田舎、と解釈し大都会とは格段の差があると思う。
しかし展示された古代遺跡・遺物を見る限りでは、畿内・中国・九州などと肩を並べるようだ。
瀬戸内海を挟んで周囲の地方と盛んな文化交流があったように、
また住んでいた古代人の数も本州・九州に引けを取らなかったように感じられた。

その点では、関東の遺跡の方がいかにもヤマト王権から辺境の地という雰囲気だと思った。