黒沢湿原のサギ草 (3270回) 黒沢湿原(三好市池田町)でサギ草 が見頃だとTVニュースで見て行ってみた。 徳島道を走って約100km。湿原は標高500mほどの山の上にある。 湿原の傍まで車で行けるが、途中の山道はとても狭く、ガードレールのない場所も多くヒヤヒヤした。 湿原には、休憩所、茶店などがあり、湿原の中は木道 が整備されていた。 全体を歩くと約1時間ほどの広さ。展望台や野鳥観察小屋などもあった。 サギ草園には、白いサギ草が満開だった。 |
黒沢湿原の野草ー1 (3271回) 湿原には色々な草花が咲いていた。 キキョウ、鬼ユリ、ミソハギなども咲いていた。 湿原はもう秋に入ったようだ。 【みそはぎ】 ( 禊萩 ) 多年草 Lythrum anceps 【みそはぎ科みそはぎ属】 分布地は全国 8〜9月開花 赤紫の小花 花径1センチ程度で花は枝先に集団で咲く 日当たりの良い湿地や田のそばに生える お盆に仏花とする 茶花にも利用する 昔は身近に生えていたのか? 現代は湿原が失われた 草丈1Mまでで集団で生える 集団で咲くと華やかだ 栽培しても良い |
黒沢湿原の野草ー2 (3272回) 湿原の中でウツボグサ、オトギリソウ、オミナエシなどを見つけた 休憩所の裏にはコスモスが咲いていた。 【ウツボグサ】・紫蘇(しそ)科。 ・日当たりのいい草地に生える。 ・夏、紫色の唇状の花が咲く。 毛ばだった花穂のようすが、弓矢を入れる靫に似ていることから「靫草」。 「靫(うつぼ」とは武士が矢を入れて持ち歩いた用具のことで、長い竹かごで作り、 その外側を虎や熊、猿などの毛皮や鳥の羽で覆った。 ・別名「夏枯草(かこそう) 花のあと、葉は緑色なのに花穂だけがカサカサに茶色く枯れることから。 これを利尿などの薬用にする。 【おとぎりそう (弟切草)】 Hypericum erectum 多年草 【おとぎりそう科おとぎりそう属】 7〜9月咲き 日当たりの良い道端や草原に生える 全草を乾燥し煎液を傷等に利用した 花径1cmまで 日本の伝説では鷹飼いの名人がこの草を鷹の秘薬としていたが、弟が秘密をもらしたので怒って殺してしまった。 この時飛び散った血は葉にかかりしみが出来て赤くなった。 西洋でも民間薬や魔よけとして使用する。 蕾にも特徴があり縦縞がある また下の葉が赤くなることが多い この花が咲くと夏も深まった気持ちがする 草丈60cmまで |
黒沢湿原の野草ー3 (3273回) ガマの穂(ヒメガマ)は不思議な形だ。 子供だったら、チョコレート・キャンディを思い浮かべるだろうか? 東北のキリタンポにも似ている。 ヌスビトハギと言うのはちょっと可哀そうな命名。 ・夏にピンク色のつぶつぶの花が咲く。 ・秋に実がなるが、その形が ”盗人の忍び足の足跡”に似ており、 花が萩に似ているところから 「盗人萩」の名になった。 (お気の毒なネーミング・・・) 「盗人萩」の実の袋の数は2つ。 サングラスみたい♪ ・実(み)は毛が密生していて服につきやすい。 (セーターとかにひっつくと、 はがすのがたいへん♪)。 池には白、ピンク色のスイレンが咲いていた。 シオカラトンボや赤とんぼも飛び回っていた。 |
キイトトンボ (3274回) キイトトンボを見つけた。 以前、巾着田でも何種類かの糸トンボを見かけたが、湿原にきれいな水の環境が保たれている証拠だ。 【日本のイトトンボ】 日本にも多くのイトトンボが分布する。南にいくほど種類が多いが、本州の山地や北海道に分布するエゾイトトンボ Agrion lanceolatum など北方系の種類もいる。 キイトトンボ Ceriagrion melanurum は全身が黄色で判り易い。 他にもアオモンイトトンボ Ischnura senegalensis やアジアイトトンボ I. asiatica などは都市部でもよく見かけられる普通種である。 その一方、グンバイトンボ Platycnemis foliacea sasakii やコフキヒメイトトンボ Agriocnemis femina oryzae など環境汚染に敏感な種も多く、これらは開発などで生息地を減らしている。 |
チョウトンボ (3275回) 後ろ側の羽が大きく、蝶のようにヒラヒラと飛ぶチョウトンボを見つけた。 【チョウトンボ】(蝶蜻蛉Rhyothemis fuliginosa)はトンボ目・トンボ科のトンボの一種である。 翅は青紫色でつけ根から先端部にかけて黒く、強い金属光沢を持つ。 前翅は細長く、後翅は幅広い。腹部は細くて短い。腹長は20〜25mmほど。 出現期は6〜9月。羽化は6月中旬ごろから始まる。 朝鮮半島、中国に分布し、国内では本州、四国、九州にかけて分布する。 おもに平地から丘陵地にかけての植生豊かな池沼などで見られる。 チョウのようにひらひらと飛ぶのでこの和名がついている。 日本国外にも、近縁種が多数存在する。 |