ミニ遍路 #83(一宮寺)                2011/06/30               トップへ




鳴門のアパートにもようやく落ち着き、街の様子なども分かり、日常の生活はペースが定まってきた。
そろそろ遍路を歩きたいと思ったが、梅雨はなかなか明けてくれない。
それでも数日は晴れるとの予報を見て、高松での用事もあることだからと出かけることにた。

第83番一宮寺 から第86番志度寺までの一泊二日と決めて高松へ出た。
朝高松に着き、所用を済ませてから、琴平電鉄で一宮駅へ向かう。

  

駅から15分ほど歩くと、一宮寺。

  

境内は静かで、遍路でお参りする人もちらりほらり。梅雨時はやはり少ないのだろう。

  

本道の前に、「東日本大震災による犠牲者供養」(五流尊龍院實道)と書かれた丸い石が備えられていた。
この方は88個の石にこれを書き、各寺に納められているのだろうか(重いことだ)。
お御籤は唐笠と洒落ているようだ。

  

お参りを済ませて高まる市内へ向けて歩きだす。小一時間歩き、昼食はうどんを。
セルフうどん店では、鉢に盛ってもらったうどんを温めるのも、トッピングを選ぶのも全部自分でやるのが面白い。

  

昼食の後一時間ほど歩いて、栗林公園へ。江戸時代の藩主の庭園とあって、さすがに見事な庭園だ。
この四国では、白鷺、青鷺を良く見かける。じっとしている時はまるで彫刻かと間違うほどだ。

  

園内の土産物、名産品店には竹細工がたくさん置いてあった。
歩いて汗を掻いたので、ソルト・ジェラード(塩味)、いちじくドリンク、オリーブサイダーで喉を潤した。

  

栗林公園を出て、一時間ほど歩いて高松市内に戻り、予定のホテルにチェックイン。
4時間ほど歩いただけだが、しばらくぶりということもあってか、足の裏が痛くなっていた。
シャワーを浴びひと眠りしてから、海鮮居酒屋へ夕食に。
鱧の天ぷら、カツオのたたき、シマアジの刺身、地ビールなどどれも嬉しいご馳走だった。

  

食事の後で、駅ビルへ入り、カフェを見つけて仕上げの珈琲を。サイフォンでドリップするのが珍しい。



ホテルに帰ってTVの天気予報を見ると、明日は雨になるという! (傘も持ってこなかったのに)
朝起きて窓の外を見ると、かなり本格的な雨だった。
こんな日に歩くのは無理だと判断し、予定は中止して、駅までタクシーを使いJRで鳴門に戻った。

今回は一寺しかお参り出来なかったが、臨機応変に予定を変更しながら行動するのも鳴門へ越してきた動機だ。
次の機会を見て、#84以降へ挑戦しよう。

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