武蔵五日市七福神                2010/01/03               トップへ


今年は「武蔵五日市七福神」を歩いた。  JR五日市駅から歩き始めて、

正光寺:弁財天 → 大悲願寺:大黒天 → 下町地蔵堂:恵比寿天 → 上町地蔵堂:毘沙門天

→ 玉林寺:福禄寿 → 光厳寺:布袋尊 → 徳雲院:寿老人
  (およそ3時間)

回り終わって、十里木の近くのスパ瀬音の湯 で食事、休憩してバスで駅に戻った。

     

五日市街道を歩いて約10分。 正光寺:弁財天 では、ユズ湯の接待があった。

  

大悲願寺:大黒天 へは、きつい坂を上ってゆく。

  

この寺の境内には、たくさんの石の仏像が置かれ、四国八十八ケ所になぞらえられている。
この寺だけで、四国遍路が結願するという有難いお寺だ。

  

一旦駅前に戻り、今度は檜原街道を西へ歩く。街道は商店街になっているが、正月で休んでいる店が多かった。
市の公園の片隅には、注連縄をつけた「市神様」の石が置かれていた。
下町地蔵堂:恵比寿天 と 上町地蔵堂:毘沙門天 は七福神の時だけ恵比寿さまが祀られるようだ。

     

道を秋川の方へ下ると、玉林寺:福禄寿。 山門の前に巨大な石の仁王様。

  

境内にガリガリに痩せた仏さま?の石像があった。住職に尋ねると、山で修業した後のお釈迦様だそうな。

  

再び檜原街道に戻ると、木材を扱う店や酒蔵などが目に付いた。

  

街道を外れて、秋川を渡り 光厳寺:布袋尊 へ。この寺への坂道もきつかった。

  

この辺りは「ところ芋(山芋?)」が自生しているようで、江戸時代の飢饉の時に近隣の村が芋をめぐって争ったようだ。
時の名主が、「芋は天の恵みだから、自分たちだけで独占するものではない」と諭したという記録があるようだ(文化財)。

     

光厳寺を後にすると、三島神社。 「あと一ヶ寺」という看板に勇気づけられて十里木を目指す。
橋の下には、秋川の清らかな流れが。

     

最後の 徳雲院:寿老人 は禅宗の寺だ。
入口の石の門柱に書かれた、「槐安禅窟」 とはどういう意味だろうか?

  

境内に蝋梅の枝が置かれていた。もう花の咲く季節なのだ。

  

七福神を回り終え、茶の接待を受けて、「瀬音の湯」 へ向かう。最近建てられたスパのようだ。
道の駅のような物産販売所もあり、「足湯」 を楽しむ人もいた。

     

遅い昼食を取り、休憩した。(スパに入ろうと思ったが、これも長い行列の順番待ちで諦めた)。

     

バスを待ち、駅前に戻り、カフェで一服。  風もなく穏やかな天候で、気持ちの良いぶらぶら歩きだった。
七福神のご利益で、今年も健康に過ごせますように!  (色紙:300円、朱印:各寺:200円)

武蔵五日市七福神は、歴史は浅いようだ。街起こしの為に始め、市民の皆さんがボランティアで盛り上げているようだ。
各寺の七福神も昔からあったのではなく、行事に協力して新たに祀ったように見えた。
そのせいか、あまり商売気がないようにも見え、お札やお守りを押し売りするような雰囲気はなかった。