花の寺 常泉寺
2008/3/22
小田急江ノ島線・高座渋谷駅の近くに花の寺 常泉寺へ出かけた。
ミツマタの花がたくさん咲いていると TVニュースに誘われた。
駅から歩いて 7分ほど。道から山門へ通じる参道の両脇に、ミツマタがびっしりと植えられていた。
寺域(境内)はそれほど広大という訳ではなく、本堂もこじんまりした曹洞宗の寺だった。
「かながわ名所百選 花の寺」 という石碑も建っていたから、県内では親しまれた寺のようだ。
しかし庭には、花木や草花が所狭しと植えられ、花好きの人たちがたくさん来ており、ベンチでお弁当という人も居た。
姫立金花 や 岩うちわ などは、山野草で平地では珍しい。
お寺の人たちは、かなりの花好きの人達のようだ。
不老門 という石碑を見た。 これにお願いすれば、歳を取らないのだろうか?
富貴草 は初めて見る花だ。 菊咲きイチゲ も珍しい。
ほうき桃の花 が咲き始めていた。
貝母(バイモ) も初めて見る花だ。
満開の緋寒桜 には、ヒヨドリが花の蜜を吸いに来ていた。
庭には、写真のほかにも、アセビ、ハナニラ、雪ヤナギ、土佐ミズキ、丹頂草、アヤメ、薄紅肥後スミレ、猫ヤナギ、
カタクリ、黄梅 などなどが咲いていた。
このお寺の、もう一つの特徴は、たくさんの地蔵様、道祖神、河童の像 が置いてあることだ。
数えたわけではないが、数十体〜百体以上あるのかも知れない。
十六羅漢さま や 仏足石、大きな福狸、水琴窟 などもあった。
「縁結び菩薩」(東京芸術大学院文化保存学教授 薮内佐斗司先生作)にお参りする人も多いのだろう。
道祖神(和合神?)は信州の安曇野などでよく見かけるが、これだけたくさんを一ケ所に集めたのは珍しい。
河童の像 も石や陶器、大小さまざまあって、ユーモラスな姿で目を楽しませてくれた。
えんじゅ(槐) という形の面白い木があった。夏に花が咲き、秋にそら豆のような実が成るらしい。
その季節に、もう一度来て見ようと思う。