富士総合火力演習 (陸上自衛隊)                   2007/08/26

毎年、夏に行われる陸上自衛隊の富士総合火力演習(第49回)の切符を友人から貰い見学に行ってきた(御殿場、稲畑地区)。
今年一月に庁から省へ昇格し、秋の国会ではテロ対策特別措置法の延長問題を抱えて、
話題の絶えない自衛隊が、一般国民へ理解を求めるための一大イベント。
内閣改造の前日、小池防衛大臣も最後の公式行事として参加していた。

陸自の持つ様々な装備と隊員の訓練ぶりが 実射をともなって披露された。

 

F-2戦闘機の地上爆撃 ↓ 

 

戦車、装甲戦闘車、自走りゅう弾砲、対戦車ヘリなど、普段は映画やニュースでしか見られない装備を、目の前に見るのは珍しくもあり、
また砲弾発射の音の大きさは花火の比ではなかった。

 

 

何キロも離れた山の目標地点に着弾させる正確さには感心した。
砲弾を富士山型に空中で爆発させるという技は、タイミングの正確さが必要だそうな。↓

 

 

しかし、こういった装備や厳しい訓練の成果が何時実際に役に立つのか? と考えると複雑な思いだった。
役に立つときなど永久に来て欲しくないというのが本音。
また、先日の沖縄でのボーイング機炎上で分かったように、ハイテク機でも、人災?で思いもかけぬ事故を起こすのだから、
完璧な装備、訓練などというのはあり得ないと思うと、華々しい演習もどこか危うげに見えた。

 

話は飛ぶが、観覧席での飲酒、喫煙は禁止だったが、写真撮影は自由。
目の前でどのような演習が行われるのかという予備知識がなかったので、
レンズをどちらへ向けるのか、どのような広さで撮れば良いのかと迷った。
撃たれた砲弾が数秒たってから着弾し発火する瞬間を捉えるのはとても難しいものだと実感した。
花火のようにバルブで撮るのとは大違い。

会場には飲み物、食べ物の他、みやげ物の店も作られていて、 戦闘迷彩服や陸海空の帽子、Tシャツなども売っていた。
缶入りの携帯食料なども売っていたので、缶入りのパンを買って帰った。



あずき入り、おいも入り、コーヒー味の3種入り(1600円)。   賞味期限は1年間。
味はまずまずで、かなり高カロリーに作ってあるようだった。