大賀蓮 府中市修景池 と 町田市薬師池                     2007/7/16   7/24

【大賀蓮】
昭和26年3月、千葉検見川東京大学グランド地下より発見された3粒の蓮の実は、
蓮の権威者大賀一郎博士に依り、約2000年前のものと鑑定され、
その年の5月発芽し、翌年7月18日見事に開花した。

この「大賀蓮」はその後、各地に移植されているが、
東京都府中市にある修景池でも見られると聞いて出かけてみた。  修景池の傍に大賀博士の銅像と記念碑がある。
大賀博士は、昭和22年から亡くなられるまで20数年間、府中市に住んでおられたようだ。

修景池には、大賀蓮の他にも23種類の蓮が植えられていた。
ただ全部が一時に咲くわけではないので、見たのは数種類だけ。

  

噴水もある、大きな池の中に、径3m〜5mほどの小さい囲いがたくさん作られていて、
その囲いの中にそれぞれ違う種類の蓮が植えられていた。
囲いには、蓮の種類を示す立て札があった。

  

  

  

  

舞妃蓮、酔妃蓮(孫文蓮)、美中心、藤壷蓮、漁山紅蓮、一天四海、ミセス・スローカム、大酒錦、白君子小蓮、原始蓮、天竺斑蓮、清月蓮、桜蓮、
などなどの種類があるようだったが、咲いていないものが多かったのは残念。

  

埼玉県の「古代蓮の里」でも、30種類近い世界の蓮を見ることが出来る。
2000年も眠っていた種から発芽する 蓮の生命力には驚くばかりだ。

◆ 24日に、やはり「大賀蓮」があるという薬師池公園に出かけてみた。
ここは大きな池全体に蓮が植えられていたが、不思議なことに背丈が2m以上と高かった。
葉っぱも高く背伸びし、花は負けじと背を伸ばしていた。池の縁に立つ人間よりも高いところ。
不服を言うのも大人気ないが、鑑賞や写真を撮るには向いていない。
どうしてこんなに背が高いのか、謎のまま・・・・・