国立新美術館と西麻布散歩                2007/1/26

1月21日にオープンしたばかり 国立新美術館 を見に行った。
都営大江戸線・六本木駅から乃木坂方面へ歩いて5,6分の場所。
通りには、商店街の人たちが作った「新美術館」の旗が下がっている。お客さんの増えるのを期待しているようだ。

 

美術館のお客さんはかなりいて、皆さん新しい美術館とはどういうものか興味津々。
いくつかの催しが行われていて、メイン展示は有料、その他に無料展示もあった。
無料の部は、「日本の表現力」と「黒川紀章展」の二つ。
僕は新聞で見た河口洋一郎氏の作品のある「日本の表現力」を中心に見ることにした。

 

 

美術館の中では、展示内容の写真撮影は禁止。残念だが、仕方がない。
日本のメディア芸術 1950-2006」 ではアート、エンターティンメント、アニメーション、マンガに別けて、
10年毎にそれぞれの時代の主な作品を展示してあり、とても懐かしかった。

 

表現の源流」 では、マンガ、アニメーション、ロボット、フィギュア、ゲームの分類で
縄文土器や江戸時代、明治時代のカラクリや遊び道具などの実物も展示されとても興味深いものだった。
未来への可能性」 では、かんじる、つながる、うごく、かたちとしかけなどのテーマで
メディア芸術祭の歴代受賞者や新進気鋭のアーティスト達がメディア芸術の未来を予感させる作品を出展していた。
これらの作品の一部は”触れることで動いたり、色が変わる”などが特徴なので、触ることも自由だった。

 

美術館のロビーは広く、お茶を飲みながら休憩するスペースも十分にあった。
館員の人たち、案内の人たちも仕事が始まったばかりでまだ慣れていないせいか、緊張しているようだったが
一方ではとても親切だった。この親切がいつまでも続けば良いのだが・・・・

美術館の外に出ると、六本木ヒルズや建設中のミッドタウン・ビル、隣接する政策研究所大学院大学などが見える。
政策研究所では政治家の卵たちが勉強しているのだろうか?

 

新美術館を離れ、西麻布の町をぶらつくことにした。まずは青山墓地を目指す。
六本木ヒルズはどこから見ても巨大なビルだ。

 

西麻布の辺りには洒落たビルがある。ビルの合間にあるラーメン屋には席待ちの人がたくさんいた。
きっと味で評判の店なのだろう。

 

青山墓地の入口には、古い建物の花屋さんがあった。店の人もきっとお年寄りなのだろうか?
代が変わればなくなりそうな建物だ。 墓地にある公衆トイレも古い建物。

 

 

西麻布を過ぎ、青山から六本木通りに出て、渋谷方面へぶらぶら歩く。

  

落ち着いた町並みの中に、珍しく真っ赤に塗った店があった。ピザなども食べさせるらしかった。