足利学校                                2007/05/14

あしかがフラワーパークを見た後、南へ30分ほど走って、県立つつじが岡公園へ行ってみた。
しかし残念なことに、つつじの見頃は過ぎていて、ほとんど花は見られなかった。
おまけに月曜日とあって、温室や野草展は休館日。  まあ、仕方が無いか・・・・
エントランスの噴水と、噴水を使った時計 が面白かった。

  

道を西へ戻って、足利市内へ。 50号線の随所に『足利学校』という標識が出ていて、観光に誘っていた。

どういう場所なのか予備知識は無かったのだが、江戸時代の建物が復元されていて立派なものだった。

  

  
(校門)       (孔子廟)

この学校の創建は、奈良時代説、平安時代(小野篁)説、室町時代(足利義兼)説などがあり、
15世紀には鎌倉にも知られ、16世紀フランシスコザビエルも言及し、学徒三千と言われていたそうだ。

  
(小野篁像)       (方丈)(学生の講義や学校行事に使用)

  
(衆寮の内部)       (入口で貰った「入学証)

入場料400円。 入口で「入学証」を貰った。 「卒業証書はありますか?」 と聞いたら、(当然)「ありません」との返事。

  

奈良・平安の時代から、京都から離れた坂東(関東)の地にこのような立派な学校があったというのは驚きだ。
また、孔子の学問を一生懸命学んだという雰囲気が伝わってくる施設だった。
御茶ノ水にあった 昌平坂学問所 もこのような伝統を引き継ぐものだったのだろうか?