多摩青梅七福神 2006/1/03
正月に七福神めぐりをする習慣は江戸時代に広まったらしい。
1 七福神めぐりとは
七福神(大黒天,恵比寿神,毘沙門天,寿老人,福禄寿,布袋尊,弁財天)を祀る寺社を巡拝することです。
2 七福神めぐりの楽しみ
・ 歩く楽しみ 都内の七福神めぐりのコースは,ほとんど徒歩で2時間前後のコースです。
単に歩くだけではなく,七つの寺社をめぐる歩く楽しみがあります。
・ 探検する楽しみ 知らない街を探検する楽しみがあります。
何かきっかけがなければ,なかなか知らない街を歩くことはありません。意外な発見がありますよ。
・ ご利益を楽しむ 七福神にお願いごとをしてください。
ご利益があるかどうかわかりませんが,それを期待する楽しみがあります。(^^;)
→http://www.asahi-net.or.jp/~uy7m-ssk/
◆ 各地の七福神検索
→http://www.kimura-product.co.jp/sitihuku/sitihuku.htm
ネットで検索してみると、全国各地に七福神がある。
日本橋七福神は一時間以内で回れる最短コースらしい。
僕は数年前に八王子七福神を、昨年は日野七福神を歩いたので、今年は青梅七福神を歩くことに決め、
思い立ったが吉日と、3日に「多摩青梅七福神巡り」を歩いてきた。
10:30 JR青梅駅をスタートし、
延命寺(大黒天、臨済宗)→宗健寺(毘沙門天、臨済宗)
→玉泉寺(弁財天、臨済宗)→清宝院(恵比須、真言宗)
→地蔵院(布袋尊、臨済宗)→明白院(福禄寿、曹洞宗)
→聞修院(寿老人、曹洞宗)→JR青梅駅へ戻る。
最初の寺で色紙を買い(\300)、朱印をもらう毎に\100。
八王子や日野では朱印:\300だったから、青梅は格安だ?
(延命寺・大黒天) (宗健寺・毘沙門天)
延命寺の庭には「福槌」という大きな石の槌が置かれていて、これを「持ち上げて、福を振り出して下さい」と。
(福槌) (玉泉寺・弁財天)
寺々には、かりん酒、甘茶、お茶などの接待があり、喉を潤してくれた。
玉泉寺から清宝院までは多摩川に沿っておよそ40分。清宝院の前の道に和菓子屋があり酒饅頭を蒸す蒸篭に湯気が上がっている。
真言宗のお寺で、ご詠歌?の歌声がスピーカーから流れている。境内では骨董市も開かれて珍しい仏様や七福神の置物が
並べられていた。
お参りの後、昼食を取っていたら小雪がちらちらと舞い降りてきた。
(清宝院・恵比須) 地蔵院(布袋尊)
地蔵院から明白院までは、細い田舎道を歩いて40分あまり。青梅街道に出てしばらく行くと明白院。
(明白院・福禄寿)
歩く人や車で回る人、様々だが皆さん七福神巡りを楽しんでいるようだった。
明白院を出て最後の聞修院へ向かう。青梅街道から小曾木街道に入り、青梅坂トンネルを通る。
きつい上り坂の頂上にあるトンネルを抜けると、道は当然下り坂に。帰りもこの坂を登るのか・・・
小雪がぱらつき風も吹いたが、そのうちに収まり青空が戻った。50分ほど歩いてやっと聞修院につく。
(聞修院・寿老人)
この寺の庭には、七福神の石像が七体揃っていた。 この寺だけでもよかったのか?
御朱印をもらい色紙は完成した。
青梅駅に戻ってきたのは午後4時前。
全部で5時間強、およそ13〜14kmは歩いたろうか。
正月の食べ過ぎ解消にちょうど良い運動だった。