浜離宮恩賜庭園                    2006/3/15

新橋・汐留の傍に〈浜離宮恩賜庭園〉がある。
徳川将軍家の鷹狩場から、六代家宣の時、将軍家別邸となり〈浜御殿〉と呼ばれた。
明治維新後は皇室の〈浜離宮〉となったが、1945年に東京都に下賜され一般に公開されるようになった。 (入園料300円)(特別名勝・特別史跡)

菜の花が咲いているというので行ってみた。   JR新橋駅からシオサイト(汐留)を抜けて、ぶらぶら歩いて15分ほどの場所だ。

 

 

広いお花畑は一面の菜の花で埋まっていた。   水仙もあり、その向こうに梅林があった。

 

 

江戸時代に植えられた〈300年松〉↑という銘木もある。 全体に典型的な日本庭園の趣。
菜の花畑を振り返ると汐留のビル群が背景にあり、不思議なコントラストを見せていた。

 

 

梅の花と水仙の花が咲き競い、匂い競っている。

 

東京湾に面した海辺にあるので、カモメなども飛んでいる。
対岸にはレジャーボートも停泊していて、その向こうにはレインボーブリッジが遠望できる。
まさに都心のオアシスだ。

 

〈可美真手命〉(ニギハヤの命の皇子)の銅像は明治天皇の銀婚式を祝い建てられたそうだ。
徳川の歴代将軍はここで鷹狩を楽しんだようだ。 鷹を使って鴨を捕まえる。
鴨は鴨鍋になったのだろうか? (殺した鴨を供養する供養塔も建っている)

 

桜の大きな木もあった。月末には見頃を迎えるだろう。
四季折々の花を楽しめるよう庭園管理が行われているそうだから、 また行ってみようと思っている。