早春茶会  於 転合庵        2006/2/25

表千家不白流霞会 早春茶会 に招かれて出かけた。  場所は、上野国立博物館の敷地内の転合庵。

転合庵は 「木造平屋建て、桧皮葺き(ひわだぶき)一部瓦葺き、席は2畳台目向切(むこうぎり)、 遠州(えんしゅう)好み。別に四畳半の席があります。」
→http://www.tnm.jp/jp/guide/useFacilities/index.html
西門から入ると、大きな池のある日本庭園になっていて、九条館、応挙館、六窓庵、転合庵、春草櫨などの 建物が点在している。
庭全体は遠州流の庭造りになっているようだ。

 

転合庵は、古い江戸時代の茶室を移築したようで、小さく狭い。鴨居の高さも低く、頭をぶつけそうになった。
(茶室とは本来そういうもののようだ)
お茶の心得があるわけではないので、正客の方の後に続いて入り、全て隣の方の真似を見よう見まね。

 

床の間には活花と掛け軸。寛永寺末寺の治龍というお坊さんの画だそうな。雪だるまと般若心経の一節が書かれているようだった。
お茶を美味しく頂き、20分ほどで終わった。

 

帰路、雨が降っていたが傘を片手にお庭を見学した。
古風で見事な石灯籠と都会の真ん中にこんな古木がと驚くような大木に感激した。

 

 

応挙館の床張付等には丸山応挙の墨画があるそうだ。   ↓ こちらは九条館

 

 

国立博物館の正面横に、江戸時代の大名家の黒門が移築保存されていた。
大名家の権威と財力の象徴だったのだろうか。