利尻・礼文を心ゆくまでハイキング                  2005/7/18-21


数年前に北海道をレンタカーで回ったが、稚内まで行っただけで島には行けなかった。
利尻・礼文島の自然は素晴らしいと聞いているので、ぜひ行きたいと思っていた。

利尻・礼文島は夏の今頃が花の見頃らしい。
この時期を外すと、殺風景なだけの離島に過ぎない?
ツアー料金は今の時期2週間ほどは目の玉が飛び出るほど高く、時期を過ぎるととたんに安い。
せっかく行くのならと高い料金覚悟でツアーを申し込んだ。

往復はゆっくりの3泊4日。 羽田発11:05、余裕の出発。
 【18日】:→紋別空港→宗谷丘陵→稚内泊

紋別空港にツアーガイドの村中さん(男)が待っていて、すぐにバスに乗り込み出発する。宗谷岬まで約3時間の距離。
紋別港を右に見ながら進み、興部(オコッペ)を過ぎ、枝差で休憩し、頓別を経て宗谷岬に。

 

宗谷岬は4年ほど前に来たことがあったので、記憶も新しい。アルメリア(ハナカンザシ)の花畑が見事。
岬見物の後は宗谷丘陵を通り稚内の宿へ。丘陵では放牧の牛がのーんびり。水平線の向こうにサハリンがチラッと見えたような気もする。

 

稚内の宿は民宿風だったが、夕食にカニが一杯付いていて感激、おぉー北海道だ!!

 【19日】:→礼文島(ストコン岬、スカイ岬、ウニ・イクラ丼昼食、礼文林道、桃岩展望台ハイキング) →利尻島(グラスボート海底探勝)、 泊まり

朝4:30起床、食事は5:10〜、5:50にはバスで稚内港へ向かい、フェリーで礼文島へ向かう。こんなに早く出発するツアーは珍しい。
心配した天候は薄曇、途中の船上から利尻富士を見ることが出来た。ラッキーだ。早起きは三文の得?
 

利尻島に着いてすぐにバスに乗り、スカイ岬、ストコン岬などを見学。北海道らしい風景に感激する。
 

待望のウニ・イクラ丼昼食に舌鼓を打った後、桃岩と礼文林道のハイキングへ。合わせて2時間以上歩いたろうか。
たくさんの花を見て写真も撮ったが、これは別項で紹介しよう。
 

ハイキングを終わると港に戻りフェリーで利尻島へ移動する。 沓形港に上陸、バスで見返し台展望台へ。
雲が出ていて利尻富士の頂上がなかなか 姿を見せてくれない。
 

バスで鬼脇へ。グラスボートに乗り、海底の探勝をする。 昆布もウニも今は養殖をする時代だという。
 今夜の宿は鴛泊港の近くのホテル。海鮮の料理が美味しかった。

 【20日】:利尻島(姫沼探勝路ミニハイク、漁船でウニ剥き体験)→稚内→猿払温泉(ホタテづくし膳)泊

午前中、甘露水ーポン山ー姫沼ハイキングに出かける。あいにく小雨、合羽を着て覚悟して歩き始める。甘露水は天然の湧き水で 美味しい。ペットボトルに満たして山を目指す。登りといっても数百mの程度だが、息が切れる。足元が濡れているので、滑らないように 気をつけて歩く。
周囲の森が新鮮な空気を供給してくれている。四国遍路の山道を思い出したりする。
11時前に姫沼到着。周囲20分ほどの小さな沼だが、真ん中の中洲にたくさんの水鳥が休んでいる。ウミネコだろうか?
 
 

昼食を食べた後、近くの写真家・松井久幸さんの喫茶店でコーヒーを飲みながら写真を見る。 『さいはての花』という本を買い、サインをしてもらった。
昨日も行った鬼脇でウニ剥きの体験(\500)、剥きたてのウニは少ししょっぱい味だった。
オタトマリ沼、仙法志御崎公園ではゴマアザラシに餌をやる(\100)。利尻昆布を土産に買って、島を後にし、稚内へ。
稚内駅、北の始発駅、線路はここから始まるのだ。 海鮮市場で安いカニを勧められ思わず買い込む。
 

猿払温泉は道の駅。 ホタテづくし膳は天然ホタテを贅沢に食べさせてくれた。

 【21日】:→原生花園めぐり→紋別空港→羽田空港

ホタテを土産に買い出発。ベニア原生花園、オムサロ原生花園を見学する。   ハマナスが見頃だった。
 

昼に紋別空港に到着、カニ・イクラ弁当を食べ飛行機の到着を待つ。小さな空港で、僕たちの便が出発すれば空港は閉まるらしい。
4日間、ハイキング主体の旅はとても楽しかった。 花は今の時期だけでなく、別の月には別の花が見られるという。機会があれば 又訪れてみたい場所だ。