都立水元公園 はなしょうぶ祭り       2005/6/05

 TVで堀切菖蒲園のニュースが流れた。 葛飾区、この辺りは江戸時代から花菖蒲の栽培が盛んだったらしい。
 地図で調べたら、同じ葛飾区に都立水元公園というのもあり、やはりハナショウブ祭りをやっている。  堀切よりも水元の方が広々としていそうだと、こちらに決めた。
 葛飾区は遠い。電車で上野に着き、昼食にパスタを食べ、常磐線で金町下車、バスで公園へ。

 荒川に近いので、公園にも大きな堀?池?がある。公園前の堀ではたくさんの釣り人が糸を垂らしていた。シマアジが釣れていた。
 日曜日、祭りのイベントがあるらしく、賑やかな音楽や笑い声が響いてくる。
 この公園は柵もなく出入り自由(無料)だ。親子連れもたくさん、屋台も出ていて、お祭り気分だ。
 広場に舞台が作られ、昔娘さんたちがフラダンスを披露していた。

 広い公園で、昭和記念公園に匹敵するだろうか? ハナショウブが植えられている場所を目指す。
 たんぼのような湿地にたくさんのハナショウブが栽培されていた。 花にはそれぞれ名前が付いているらしく、 立派な看板がつけられている。100種類ほどあるというから、一つ一つ見ていたらキリがない。
花菖蒲(アヤメ、ハナショウブ、カキツバタ)には三大系統があるらしい。

江戸系:江戸堀切に集められ発達した仲間。
 雨や風に強く、葉は剣を立てたようにすっきりと伸び、さわやかな印象。  爪咲き、玉咲きなど変わった花の形もあり、色彩豊富。
肥後系:熊本では鉢に咲かせ座敷に並べて鑑賞する流儀。
 全体に力強く堂々とした風格があり、華やかな雰囲気。  蕾から花開くまでの間に花の表情が変わっていくものもある。
伊勢系:伊勢松坂地方で独自に発達した仲間。
 花びらがおだやかに垂れ下がり、優美で繊細な風情。  色彩も淡くほのかなものが多く、花の表情が時間とともに微妙に移り変わるものもある。

 

 

 

 

 

アヤメ、ハナショウブ、カキツバタの見分け方を解説した看板もあったが、 素人にはやっぱりよく分からない・・・
アヤメは乾地に咲き、色は白か紫、黄色はハナショウブと覚えればいいだろうか。
赤紫、紫、白、絞りはカキツバタ、ハナショウブの双方にある。