嵐山・嵯峨野 京都・花灯路          2005/3/13

(二日目)
・京都・二条城(世界文化遺産) 梅園
桃山文化の粋が結集されている二条城は、 慶長8年(1603)徳川家康が、京都御所の守護と将軍上洛の際の宿所として造営し、
その後、寛永3年(1626)三代将軍家光が後水尾天皇を迎えるために大改修が行われ大体いまの体裁を整えました。
http://www.digimake.co.jp/webtown/nakagyou/nijyou/nijyou.html

 
江戸時代の歴史を担う二条城は、とても見ごたえがあった。
勅使や将軍など偉い人と、それ以外の人の居場所は段が違い、遠く離れて謁見?する様子が珍しい。
建物の天井が高いのも庶民とは大違い。 椅子やテーブルも置いてあったが、いつ頃からのものだろうか。

 

・嵐山・嵯峨野 散策
嵐山とは一般に大堰川にかかる渡月橋を中心にした地域をいう。
京都を代表するイメージを創りあげている渡月橋周辺の景色は四季それぞれに趣のある美しさをつくる。
「落柿社」:江戸時代の俳人・向井去来の草庵跡である。  かれは芭蕉門下(蕉門)十哲の一人であった。
芭蕉は、元禄4年(1691)ここを訪ね嵯峨日記を書いている、ここに来ると今も茅葺き屋根の庵があり、
土間の荒壁に蓑と笠がかけられ、「主の在・不在」をしめす名残りが留められているのも印象的である。
http://www.kyotokanko.co.jp/shiseki/map.html

 

嵐山・嵯峨野は思ったよりは狭い地域という印象だ。
昼食の後、渡月橋から梅林、竹林を通り、野宮神社へ、常寂光院、落柿舎、二尊院まで足を伸ばし、清涼寺を回って帰ってきた。
昔に比べると人家も増えてしまい、歴史のスポットだけではないので、 過去の情緒や趣を感じることは難しいのかもしれない。
電車には時間があったので、桜餅で一服、お土産の千枚漬けや聖護院を買う。
 

・嵐電(路面電車)で北野白梅町へ移動
・北野天満宮  梅園

当宮は菅原道真公をお祀りした神社の宗祀であり、 国を鎮め守る神として平安時代中期多治比文子らによって北野の右近馬場に菅原道真公の御霊をお祀りしたのが始まりとされています。
菅公は「和魂漢才」の精神を以って学問に勤しまれ、幼少の頃より文才を表し、朝廷の官吏として活躍されました。
http://www.kitanotenmangu.or.jp/top.html

北野天満宮の梅はさすがに見事だった。 合格、縁結びには関係ないとお御籤は買わなかった。

 

・金閣寺  方丈特別公開見学
   http://www.shokoku-ji.or.jp/kinkakuji/
金閣寺を見学していたら、突然雪が降ってきた。 はじめは粉雪だったが、次第に大粒になりボタン雪に変わった。
おみやげ物屋で雨宿り。 舞妓さんの人形や京扇子などを堪能した。


(夜) ・舞妓踊りを見ながら 京料理の夕食
舞妓さん(17歳)が食事に席に来て、踊りを披露。 いろいろ質問にも答えてくれ、最後に一緒に記念撮影。

・「京都花灯路」見物 (東山地区があんどんで照らされる)
「花灯路」という言葉は耳新しい。 実は3年前に始まった行事だという。 冬場の観光イベントとして創始されたのだろう。
知恩院から清水寺までの道に灯篭が置かれ夜道を照らしてくれている。  円山公園では、アマチュアの琴、三味線、尺八の合奏披露もやっていた。

 

ねねの道、一年坂、二年坂、産寧坂と歩いて清水寺を目指す。 たくさんの人が灯篭の風景を楽しんでいる。
清水寺もライトアップしてあり夜間拝観もできるが、時間が無いので門前で引き返した。