ブログ日記(復刻版)    2018 Novmber        トップへ

01 2018-10 自薦句 (5816) 一日一句互選 10月活動実績 (5817)
13 朝日新聞(茨城版)に入選 (5829) 洞峰公園 (5830)
16 【斎藤信義 一句鑑賞】 (5832)
25 みらい俳句会 (5840)


11/25 みらい俳句会 (5840)

 木の香佳き五右衛門風呂や時雨宿   (6点)
   ⇒ 旅に来て檜の湯船時雨宿

 古民家の不便また良し小春風    (2点)

 消しゴムで消せぬ言葉や秋寒し    (4点)



11/16 【斎藤信義 一句鑑賞】 (5832)

  牡蠣の鍋箸の起源はいつの頃

これから牡蠣のシーズンであるが、私は牡蠣が苦手になって久しい。
何故ぞうなったか?27才で東京から広島へ赴任し挨拶回り中特産の「牡蠣料理」責めにあった所為です。
それはともかく、鍋と箸の取り合わせは特別のものではないが、「箸の起源」と言う措辞に食手が動いて抽いた。

箸について深く考えた事はないが、食事の時に箸を使うか、指を使うか、フオーク・ナイフかは気になっていたので一寸調べてみた。世界の30%が箸、40%が指、残りがフオークトナイフだという統計に目を瞠った。
日本で使われ出したのは聖徳太子の頃、仏教伝来と関係があるらしい。(出土品)これ以上は割愛するので、興味が湧いた方は調べるとよい。

掲句は、牡蠣鍋をつつきながら手に持っている箸に興味が湧いたと言う単純な発想なのだが、
身の回りには多くの謎があると言う示唆が面白い。作品としては凡作だが気になる作であった。
北野和良 斎藤先生、拙句に着目して頂き光栄です。
箸の起源を調べると、『聖徳太子が遣唐使を送るに際し、野蛮な国からと思われないように、使節に箸を使う練習をさせた』との説もあるようで、この頃中国では箸を使っている(自分たちはそではない)ことを認識していたようです。

また『6000年前の縄文時代の遺跡からも棒状の漆器が発見されており、これが日本最古の箸であると東京藝術大学の三田村有純教授は著書「お箸の秘密」で主張している。』とありました。
挙句に対して、「牡蠣鍋や」と切れ字を入れた方が形が整うとのご意見もあり、有意義な討論が出来ました。
ただ、牡蠣鍋は現代では味噌仕立てが多いですが、古代に味噌はなく塩味だったのではないかと推察します。
牡蠣⇒箸⇒縄文弥生時代と思いを巡らすならば、牡蠣の鍋の方が相応しいとも思いました。
いずれにしても「たかが箸されど箸」の好奇心から生まれた句が思い出深い句となりました。 感謝申し上げます。

11/15 洞峰公園 (5830)

冬日和に誘われてつくば洞峰公園へ。紅葉は半ば。
公園のレストランは休業。少し離れた町のイタリアンでパスタ??ランチ。

11/14 朝日新聞(茨城版)に入選 (5829)

  曼珠沙華模す縄文の火焔土器

11/02 一日一句互選 10月活動実績 (5817)

【被選句数 高位者】

直美   49句
和    47句
真波   45句
祐    39句
寛昭   39句
千秋   38句
果連   38句

【トリプル選】

直美    10/09、10/10、10/11、10/21、10/27
和     10/18、10/23、10/29、10/31
千秋    10/09、10/13、10/22
真波    10/01、10/08、10/13
直     10/02、10/19、10/25
美音    10/03、10/22、10/30

玉有良   10/11、10/22、10/28
寛昭    10/20、10/24、10/29


11/01 2018-10 自薦句 (5816)

2018-10 自薦句 1.弁慶は消防団長村芝居
 2.野菊挿す枡花色の笠間焼
  3.吉原の遊女の墓や実むらさき
   4.それぞれの貌(かお)に自信の薩摩芋
    5.山装ふ子らの声無き過疎の村

6.山里の光を蜜に柿すだれ (斎藤 信義 一句鑑賞)
 7.花芒雲を気ままに描く筆
 8.毬栗や親へ教師へ反抗期
 9.崖に座す臼杵大仏虫時雨
  10.星流る翼竜は今ジェット機に

11.けん玉の技ひとつ増え秋うらら
 12.ごろごろと回す石臼走り蕎麦
  13.鵙高音オセロの世界チャンピオン
   14.稲妻を刃紋に籠めし刀鍛冶
    15.カラヤンを聴かせて醸す今年酒



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